今こそ「対話の選択」を 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」 2020年1月19日

今こそ「対話の選択」を 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」 2020年1月19日

  • 「1・26」SGI発足45周年

 【写真の説明】大空に向かって、ヤシの木が勢いよく伸びる。1995年(平成7年)1月、池田大作先生が学術講演や世界青年平和文化祭などの諸行事に出席するため、アメリカのハワイへ。その合間を縫って、撮影した。
 戦火の地から平和の潮流を――先生は60年前、日米開戦の地・ハワイに、世界広布の第一歩を刻んだ。
 同地のあいさつの言葉「アロハ」には、「人類愛」「寛容」「敬意」などの意味が込められている。それは、生命尊厳を説く仏法の精神に通じる。
 今月26日、SGI創価学会インタナショナル)の発足から45周年を迎える。生命尊厳の哲学が輝く“平和の新時代”を、私たちの対話で開こう。
 

池田先生の言葉

 平和は
 彼方にあるのではない。
 自分のいるその場所に、
 信頼と友情の世界を
 築き上げるのだ。
 その輪の広がるところに、
 世界のへいわがあるのだ。
 
 一方的に話すのは
 対話ではない。
 まず、相手を尊敬し、
 耳を傾けることだ。
 聞く、話す、また聞く。
 その胸襟を開いた応答が
 「思い込み」や「先入観」という
 心の壁を破っていく。
 相手も人間、
 こちらも人間である。
 そこに
 なんの差別もないと知れば、
 心と心が通い、信頼が生まれる。
 
 創価学会は、どこまでも、
 民衆の幸福と
 世界の平和のために、
 現実社会の変革に
 挑戦しゆく使命を貫く。
 そこに、
 「人間のための宗教」の
 精髄があるからだ。
 それは、
 仏教の根本精神でもある。
 仏教は、本来、
 自分一人が覚って、
 それで満足して終わる
 宗教ではない。
 「人々の幸福のために行動する」
 ――この実践があってこそ、
 真の覚りといえる。
 
 「暴力」か「対話」か――。
 世界の各地では、
 今なお熾烈な紛争が続き、
 憎悪と暴力の連鎖が続いている。
 だからこそ、
 私たちは「対話」を
 決して手放してはならない。
 断固たる「対話の選択」こそ、
 「平和の選択」となり、
 必ずや人類の
 「生への選択」に通じていくと、
 私は信じている。
 
 人が人を殺戮することのない、
 平和と不戦の世界を創っていく――
 それが、私たち創価の悲願だ。
 SGIの使命である。