白雪を冠した伯耆富士

〈声〉 2017年5月31日

 

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 本紙で勇気得て夫を入会に導く

 

 神戸市垂水区 中村タツ子 (自営 81歳)
 晴れやかな5月3日、81歳の夫を入会に導くことができました。
 35年前にも、夫は入会を決意したのですが、あと一歩、踏み出すことができませんでした。それでも、“いつか、夫も入会する時が来るに違いない”と信じ、ひたすら唱題に励んできました。
 年齢を重ね、私も夫も病気をした時もありましたが、転重軽受で全て守られてきました。
 夫は毎朝、起きると私のためにトーストを用意し、ゆで卵の殻をむいて手渡してくれます。御本尊に感謝の題目を唱えながら、“こんな優しい夫に、もっと幸せになってもらいたい”と、夫の入会をいっそう強く祈るようになりました。
 そんなある日、本紙を読んでいると、高齢の壮年が奥さんの誕生祝いに入会したという「声」が掲載されていました。勇気を頂き、今こそ夫に信心のことをきちんと話そうと決意。
 「地区の皆さんのように、活発に活動はできないけれど、私と共に御本尊に祈ろう。一緒に信心しよう」と話すと、「うん」と言ってくれたではありませんか。本当にこんな日が来るなんて、うれしくてなりません。
 唱題で私たちを応援してくださった地区の皆さんにお礼を申し上げます。

 
師の励まし胸に壮年5勇士達成

 

 愛媛県今治市 檜垣正 (会社員 64歳)
 昨年1月に支部長の任命を受け、思うように活動できない時期もありましたが、周囲の方に支えていただきながら、現在は思いっきり活動に打ち込んでいます。その第一歩として、「壮年ブロック5勇士」となる支部65人の結集を目指し、支部の皆さんと力を合わせて取り組みました。
 結集の活動が思うように進まず、悩んでいた時でした。本紙連載の小説『新・人間革命』が、1980年(昭和55年)の反転攻勢の歴史に差し掛かろうとしていました。この年の1月、四国の友が客船「さんふらわあ7」号に乗って、池田先生がいらっしゃる横浜に向かった話もその一つです。同年5月、四国の友が再び同じ船に乗り、横浜に向かった折には、私も参加し、初めて先生とお会いしました。宗門の仕打ちに耐えながら、歯を食いしばって学会を守り抜いた同志一人一人を温かく包み込むように激励される光景は、今も胸に焼き付いています。
 私は先生の姿を思い起こし、「5勇士」結集へ向け真剣に祈り、活動にまい進しました。壮年部が一丸となってくださり、婦人部の方々の応援も頂いた結果、68人の壮年部員が一堂に。5月14日に「5勇士」を達成し、先生との出会いの日である5月20日を飾ることができたのです。
 広布史に残る舞台に居合わせた喜びと使命を胸に抱き、地域広布に全力で取り組んでまいります。

 

 “学校演奏会”で地元貢献を誓う

 

 岐阜県海津市 吉村稔 (73歳)
 地元で5月16日、民音主催の「学校コンサート」が開催されました。現在、児童の登下校を見守るボランティアを務めている私も鑑賞させてもらいました。
 当日は、芸術部員のデュオグループが「僕が君から借りたもの」を子どもたちと一緒に歌ってくれました。また、同デュオはウガンダ共和国の親善大使でもあり、同国の発展を願って作曲した歌も披露。児童はじめ保護者ら約650人は最高に盛り上がりました。
 定年退職後、見守りボランティアの活動を立ち上げてから13年になります。一昨年、顔面から悪性リンパ腫が見つかり、活動を続けることが危ぶまれた時もありました。しかし、“子どもたちの笑顔を見たい”と、執念を燃やして唱題。治療も功を奏し、今年の3月、主治医から「悪性リンパ腫はもう見つかりません」と言われるほど、改善することができました。
 生き永らえることができたわが命は、私だけのものではありません。広く地域のため、未来を担う子どもたちのために、この命をもっと使おうと、芸術部員の歌を通して、改めて決意することができました。

 

亡夫に思い込め歓喜の弘教報告

 

 大阪府摂津市 三浦邦子 (主婦 75歳)
 夫が亡くなり、あっという間に1年が過ぎましたが、初めの3カ月は、寂しさで心が押しつぶされそうになりました。
 しかし、同志の方々に励まされ、少しずつ元気を取り戻してきました。11月からは仏法対話に挑戦できるようになり、4月8日には友人へ弘教を実らせることができました。先日は、夫の墓前にうれしい報告をすることができたのです。
 わが家で最初に信心を始めたのは夫でした。学会に無理解だった私を、強盛な祈りで入会に導いてくれました。その後、3人の子も入会。「結婚したい人がいるの」と長女が連れてきた友人に、夫と2人で熱く仏法を語ったのも懐かしい思い出です。
 その長女夫婦も、今では共に広布の庭で活躍。長男、次男、孫も含めて、一族全員がそろって信心に励めることが何よりの喜びであり、誇りです。私自身も御本尊に守られ、何不自由なく暮らしています。
 信心という最高の財産を残してくれた夫に、感謝の思いでいっぱいです。これからも、報恩の思いを込めて、全ての広布の活動に率先して頑張ります。

 
〈はがきで一言〉 聡明に健康管理

 

 5月10日付本紙の社説で、“聡明に休養を取り、疲れをためない工夫を”との提言がありました。先日も、身近な壮年の方が仕事中に体調を崩され、救急車で運ばれました。幸い大事には至りませんでしたが、体調管理の重要性をいっそう感じます。今の時期は、気温差が激しく、疲れやストレスがたまりやすい季節です。池田先生は「大事なのは、『疲れをためない』ことです。これは、すべての病気の予防に通じる」と語っています。広布のために、健康勝利の実証を示していけるよう、日々、活動と体調管理に取り組んでまいります。
 〈東京・大田区 吉嶋和夫(70) パート〉