〈座談会 栄光の峰をめざして〉56 異体同心の団結で連続勝利を 世界宗教として更なる雄飛 2017年9月4日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉56 異体同心の団結で連続勝利を 世界宗教として更なる雄飛 2017年9月4日

万代の広布へ「創価学会会憲」を制定
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
全世界の同志が、異体同心の団結で、広宣流布を推進!(2日、横浜市鶴見区の神奈川池田記念講堂で開催された本部幹部会には、研修会で来日した55カ国・地域280人のSGIの友の姿も)

 原田 2日、横浜市の神奈川池田記念講堂で本部幹部会を盛大に開催することができました。神奈川をはじめとする婦人部の皆さまの祈りに包まれる中、午前中の雨も上がり、素晴らしい晴天に恵まれました。

 伊藤 SGI青年研修会、全国学生部大会の意義を込めて行われた本部幹部会では、戸田先生の「原水爆禁止宣言」60周年の記念映像が上映されました。

 竹岡 タイトルは、「立正安国の師子吼は永遠」。戸田先生の烈々たる師子吼と、その遺志を受け継ぎ、師の構想の一切を実現してきた池田先生の師弟の姿が描かれています。

 伊藤 ほかにも、SGIの青年リーダーの活動体験の発表や、新任の男女学生部長による抱負など、清新な息吹あふれる幹部会でした。7日から始まる中継行事(会場と時間は各県・区で決定)を楽しみにしていただければと思います。

“日々”“生涯”発心

 長谷川 今、各地で、青年を先頭に、明年の「11・18」広宣流布大誓堂完成5周年を目指した、世帯増・部員増への折伏の大波が起きています。

 原田 まずは本年の「11・18」、そして明年の「1・2」――池田先生の卒寿の誕生日を祝賀すべく、VODの活用、聖教新聞の拡大とともに、友人参加の座談会を推進し、皆で「体験」を語りながら、歓喜の弘教を展開していきたい。

 永石 併せて、申し込みが始まった教学部任用試験(仏法入門)での地区2人以上の合格者の輩出を目指し、会友受験にも全力で取り組んでいきたいですね。

 原田 具体的な拡大の実証を示してこそ、本物の弟子です。リーダー率先で、学会の素晴らしさ、池田先生の偉大さを語り、後半戦も連続勝利の歴史を開いていこうではないですか。

 竹岡 池田先生は先日、“胸を張って、勇敢に、誠実に、栄光の歴史を勝ち開いていってもらいたい”と言われました。

 長谷川 御聖訓には「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(御書1361ページ)とあります。私たちは、この仰せ通り、「日々発心」「生涯発心」で前進していきましょう。

御遺命実現へ前進

 原田 さて、このたび、池田先生に、報告申し上げ、了解をいただき、創価学会の根本規範に当たる“会の憲法”ともいうべき「創価学会会憲」が、最高指導会議ならびに参議会の諮問を経て、総務会にて可決・制定されました。

 伊藤 会憲は、前文と15条からなる本文で構成されています。

 原田 前文は、「三代会長」の広宣流布における偉大な事績を通して、世界に広がる創価学会の不変の規範として、「三代会長」の指導および精神を、永遠に創価学会の根幹とすることを確認し、創価学会の宗教的独自性を明確にするものとなっています。

 長谷川 本文には、創価学会の名称、教義、目的、三代会長、広宣流布大誓堂、名誉会長、会長など、創価学会の根幹をなす世界共通の事項とともに、世界教団の運営に関する事項や、会憲が根本規範・最高法規であること等が明記されています。

 原田 改めて言うまでもなく、世界広布の全ての礎を築いてくださったのは、池田先生です。

 永石 先生は、第3代会長に就任直後の1960年(昭和35年)10月、初の海外指導に出発されました。以来、妙法の種を全世界に蒔き続けてこられ、今や192カ国・地域にまで、広布は伸展しています。

 長谷川 その成り立ちを振り返ると、各国・地域の組織は、学会の地区や支部として発足し、発展してきたものであり、創価学会はもともと、各国・地域の団体や会員から構成される世界教団であったということができます。

 原田 その学会が、未来と世界に向かって、さらなる発展を遂げるためには、三代会長の指導・精神を根幹に、それを正しく継承し、発展させていくことが不可欠です。

 長谷川 そして、そのためには、創価学会の根本的な規範を明文化し、創価学会総本部が世界各国を指導する世界教団としての体制を構築していくことが、必要となってきます。

 原田 そこで、三代会長の指導を根幹とし、池田先生が築かれた総本部を中心とする世界教団としての統一的なルールを、このほど、「創価学会会憲」として制定したのです。

 長谷川 この会憲については、SGI常任理事会ならびにSGI理事会でも、参加者の全会一致で承認されています。

 原田 私たちは、池田先生の指導のもと、世界広布新時代を迎えた2013年(平成25年)以降、広宣流布大誓堂の落慶日蓮大聖人の仏法の本義に基づいた教義条項や三代会長の指導・精神を根幹とする会則前文の改正、創価学会勤行要典の制定など、学会の未来と世界を見据え、世界宗教にふさわしい創価学会の宗教的独自性の確立に取り組んできました。

 竹岡 今回の会憲の制定により、創価学会世界宗教へと雄飛する体制は、より強固なものとなったのですね。

 永石 小説『新・人間革命』第24巻「母の詩」の章には、「『創価学会仏』たる根本条件は、広宣流布への異体同心の団結にある」と綴られています。

 原田 私たちは、どこまでも、広宣流布の永遠の師匠である池田先生の指導を根本に、「一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし」(御書816ページ)との仰せを胸に刻み、全世界の異体同心の団結をもって、御本仏の御遺命である世界広宣流布を断行していきたい。その決意も深く、さらに広布の前進を加速させていこうではありませんか。