〈声〉 2018年4月11日

〈声〉 2018年4月11日

 
香港、モナコと並んで“世界新三大夜景”に選ばれている長崎市の夜景。稲佐山からの眺めは人々を魅了する(長崎市)=長崎支局
原点を忘れずに 誓願の人生歩む

 神戸市西区 新田八重子 (主婦 56歳)
 小説『新・人間革命』「誓願」の章が、「第1回関西青年平和文化祭」の歴史から始まり、喜びと感謝でいっぱいです。
 あの日、私は白蓮グループとして文化祭に参加しました。
 文化祭の前日、雨でぬれた長居陸上競技場の椅子を拭きながら、心を込めて唱題を。帰宅した後も、翌日の晴天と無事故、大成功を祈りました。
 そして、うれしいことに、前日の雨がうそのように晴れ渡ったのです。
 当日、競技場周辺にある、出演者の待機場所で役員に就きました。遠くから聞こえてくる歓声を背に、文化祭の大成功を胸中で祈りながらの任務でした。このことは、私の青年部時代の原点となっています。後日、重い映写機を持ち、文化祭の映像を見せながら折伏に挑戦したことも良い思い出です。
 現在、神戸西総区の婦人部として思い切り広布に走ることができるのも、青年部時代の薫陶のおかげです。報恩の心を燃やして、同志と共に前進します。

病を乗り越えて 優しい孫に育つ

 愛知県瀬戸市 三江美智子 (主婦 79歳)
 私の孫は、小学6年生の時、「急性小脳失調症」という病を患いました。急に体が動かなくなり、歩くこともできず、一時は、どうなってしまうのかと、とても心配でした。
 しかし、学会の皆さんからの励ましと、医師の懸命な治療のおかげで、健康な体を取り戻すことができました。
 その後、孫は関西創価高校に入学。ダンス部で体を鍛え、体力もつきました。そして今春、無事に卒業することができたのです。
 本人も、「学園に行って良かった」とうれしそうに語っていました。孫から話を聞いていると、人を思いやる優しさ、心の温かさが自然と伝わってきます。全ては学園の皆さまの教育のたまものと感謝の気持ちでいっぱいです。4月2日には、晴れて創価大学に入学することができました。
 私には、6人の孫がいますが、皆が、それぞれの地域で学会の皆さんにお世話になっています。
 今、創価の青年たちの連帯は世界各国に広がっています。海外に行ったことのない私ですが、世界の青年の皆さんの成長を祈り、日々の唱題目標を決めて実践しています。さらに、御書の全編拝読を決意し、現在、3回目に挑戦中です。

復興への勇気と 笑顔くれた演奏

 熊本市西区 松元和香子 (71歳)
 震災から間もなく2年を迎える熊本は、各地で建設のつち音が響くようになりました。
 復興のシンボルとして修復工事が進む熊本城が満開の桜に包まれた先月31日、近くにある熊本市民会館で音楽隊・創価グロリア吹奏楽団による「希望の絆」コンサートが開催され、友人と共に鑑賞しました。
 コンサート中、客席に向かって、「指揮を執りたい人はいますか?」と声が掛かり、観客が指揮者となって演奏するコーナーも。小学生や中高生、果ては来賓までが指揮を執り、皆で大拍手を送りました。
 歌謡曲メドレーでは、音楽隊員自らが扮装しての楽しいダンスなど、爆笑のうちに時間がたちました。自分も学生時代に吹奏楽部に所属していたことがあるという友人は、「笑い過ぎて涙が出たわ。想像していた以上に楽しくて、元気をもらった。演奏も素晴らしかった。ありがとう」との声を寄せてくれました。
 団員の方々は学生であったり、サラリーマンであったり、日々の練習時間を確保することも大変だと思います。
 その中で、被災地の人々を力づけたい、励ましを送りたいと懸命に努力しておられる音楽隊の皆さんのことを、学会員として心から誇らしく感じました。
 私たちは、皆さんから元気と勇気、命を揺さぶられるような感動をもらいました。創価グロリア吹奏楽団の皆さん、本当にありがとうございました。

「フリー研修」で 師弟の精神学ぶ

 静岡県沼津市 義村智司 (パート 72歳)
 学会伝統の「春季フリー研修」に参加し、妻と2人で“創価源流の地”下田牧口記念会館を訪問しました。同会館は、牧口先生の殉教から60年の節目に完成。敷地内には「牧口常三郎先生 法難頌徳之碑」が建立されています。
 1943年(昭和18年)7月6日。折伏で訪れていた須崎の地で同行を求められた牧口先生は、下田署まで4・7キロの道のりを歩かれました。その道中で、下田牧口記念会館周辺を通られたそうです。そして、高齢の身でありながら折伏や座談会等、生涯、青年の信心で戦われた姿を担当者から聞きました。
 2階にある展示室では、牧口先生の銅像が私たちを迎えてくれ、創価三代の会長に流れる学会精神、師弟不二の魂を学ぶことができました。研修を通し、あらためて、師弟有縁の地で広布にまい進できる喜びを感じるとともに、私自身、生涯青年の心で信心を貫いていくことを決意しました。

出演者の輝く姿 決意新たに出発

 千葉県松戸市 藤谷正江 (主婦)
 総千葉の創価青年大会が今月1日、盛大に行われ、感動の中で観賞しました。
 出演者の皆さんは、どれほど祈り、折伏に挑戦し、一回一回の練習を重ねてこられたことでしょう。千葉の歌「旭日遙かに」を一緒に歌い、涙が溢れました。
 会場の「千葉ポートアリーナ」は、1991年(平成3年)11月、池田先生が出席した「千葉文化友好祭」が開催された場所です。
 当時、私は鼓笛隊として出演。経済苦と闘いながら、学業と鼓笛隊の両立にも挑戦しました。第2次宗門事件の渦中、何としても学会理解を広げたいと、友好祭の前夜、友人に人生初の聖教購読を推進。大歓喜の中、先生に演技を見ていただけたことが原点です。
 あれから27年。再びこの地に集えたことに感激もひとしおです。師への誓願を胸に、これからも、使命を果たしていきます。

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 ファクスは 03(3225)9139 メールは koeran@seikyo-np.jp
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