青年部のページ〉 尊い使命に生きる新入会の友が躍動(6面から続く) 2018年9月18日

青年部のページ〉 尊い使命に生きる新入会の友が躍動(6面から続く) 2018年9月18日

 
紹介者の前田さん㊧と仲良く前進する金塚さん㊥と、一昨年入会した藤元優弥さん
富山・池田圏 男子部本部長 金塚祐樹さん(2011年入会)

●人生の目標を持てる喜び

 金塚祐樹さんが学会の会館を初めて訪れたのは2011年の夏。職場の先輩である前田隆志さん(富山王者県、男子部県書記長)から創価青年大会に誘われて、「前田さんからの誘いなら」と、渋々一緒に参加した。それ以来、一緒に働いている前田さんが、日々、生き生きとしている姿を見るたびに、「これは創価学会と何か関係あるのか」とひそかに気になっていた。
 その後、10月には、支部の青年部総会があり、前田さんから、今度は「一緒にバンド演奏をしてほしい」と連絡が来た。人から頼りにされることが新鮮でもあり、承諾した。それから本番までの2週間。毎日、会館に楽器を持ち込んでは演奏の練習を。練習が終わると、一緒にお題目をあげ、御書を学んだ。忙しいながらも毎日が充実していて、練習に行くのが楽しみになっていった。
 ただ、途中、前田さんから入会を誘われたが、「自分がやりたいと思ったらやる」と断った。練習を重ねながら、会館で会う男子部の先輩たちの人柄にも触れ、「自分もこんな男になりたい」と思うように。そして、再び、前田さんから「一緒に信心をやろう」と言われ、前田さんを信じて入会を決意。同年10月23日に学会員となった。
 創価班大学校へ入校した時は、入会に反対だった父親へ勇気の対話に挑戦し、活動に対して理解してもらえるようになった。地区リーダー、副部長、部長を歴任。昨年の9月に本部長の任命を受け、「メンバーが成長する姿を見ることが活動の原動力」だと、部員の励ましに全力を尽くしている。紹介者の前田さんいわく「金塚さんは素直な性格で、もともと責任感が強かったのですが、信心をし始めて物事に対する真剣さが一層増しました」と。
 活動に率先して、これまで4世帯の弘教も実らせている。好きな御金言は、「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書254ページ)だという金塚さん。メンバーと共に、地域や社会で信頼される人にと奮闘している。
 「学会に入って一番よかったことは、“人を励ませる”自分になれたこと。そして、人を励まし抜いていくという人生の目標を持つことができたことです。池田先生と一緒に戦った軌跡を一人でも多くのメンバーと残すため、栄光の11・18を目指してさらなる拡大に挑戦していきます」
 金塚さんの胸中には広布への誓願が燃え上がっている。

北海道・千歳国際圏 男子部部長 久保彰彦さん(2012年入会)

●最高の生き方を語り抜く

 「この仏法はみんなが幸せになれる」――。初めて参加した学会の会合で聞いたこの言葉が、久保彰彦さんの人生を大きく変えた。
 久保さんは高校卒業後、転職を繰り返し、ギャンブルにものめり込んでいた。24歳の時、現在の妻である、元同級生の真彩さん(副白ゆり長)と再会。真彩さんから「太鼓の演奏をするから見に来てほしい」と誘われ、参加したのは学会の会合だった。そこで「必ず幸せになれる」との言葉を聞いた時、「なんでそんなこと言い切れるのか」と納得できなかったが、その時は聞き流した。
 当時、7度目の転職先もわずか1カ月ほどで「自分には合わない」と見切りをつけ、また転職を考え始めていた。そのことを、真彩さんに話すと、環境のせいにして逃げようとしている姿勢を厳しく指摘された。真剣に自分のことを心配してくれていることが伝わってくるからこそ、その一言一言が胸に刺さり、“このままじゃダメなのか”と、初めてこれまでの生き方を振り返った。
 その時、以前、学会の会合で「幸せになれる」と聞いたことを、ふと思い出した。“いいものならやってみようかな”と軽い気持ちで、真彩さんに「学会に入りたい」と伝えた。
 それから、毎晩、真彩さんの家で勤行を実践するように。そこにはいつも、壮年部や男子部の同志も来てくれた。およそ2週間、通い続けた久保さん。家族も承諾してくれ、晴れて2012年6月7日に入会することができた。
 “やるからには、言われたことを全部やろう”と決め、牙城会大学校へ入校し、小説『人間革命』を読み始め、毎日の唱題目標も決めて取り組んだ。折伏にも挑戦したが、なかなかうまく話せず、悔しい思いをしたこともあった。しかし、いつもそばに同志がいてくれ、励まし続けてくれた。“この人たちの期待に応えたい”と腹が決まった時、職場の同僚2人を入会に導くことができた。
 久保さんの成長を一番近くで見てきた真彩さんは「最近では、御書の一節や池田先生の言葉が会話によく出てきて、悔しいですが、私の方が教わっているくらいです(笑い)」と目を細める。
 昨年、部長になった久保さんの胸には今、折伏への情熱が燃えている。
 「人のことなど考えていなかった私が、人に感謝し、人の幸せを祈れるようになれたのは、池田先生に最高の生き方を教えていただいたからです。広布に生き抜けば必ず幸せになれる。この確信を胸に、目の前の一人一人に仏法を語り抜いていきます