〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年6月1日

〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年6月1日

太陽の心で今日も前進!
 

 今月6日は、先師・牧口常三郎先生の生誕の日。今年は148周年となる。
 わが学会の無上の誇りは平和の殉教の先師を創立の父と仰ぎ、正義の志を烈々と受け継いでいることだ。
 前後して女子部(4日)と婦人部(10日)の記念日が続き、学会家族の希望あふれる月間が展開される。
 若き日から女性の教育に尽くし、何より母たちの幸福を願って死身弘法された先生も、笑顔で見守ってくださっているに違いない。
 御本仏は、「日蓮は此の法門を申し候へば他人にはにず多くの人に見て候へ」(御書1418ページ)と言われた。
 大聖人が大難を恐れず貫かれた「立正安国の対話」を現代に蘇らせ、まさに「多くの人」に会っていかれたのが、牧口先生である。
 「健康のためには活動が第一」と、足取り軽やかな先生であった。戦時下で交通事情の厳しい中、九州へも幾たびとなく向かわれた。その途次には兵庫へ訪問を重ね、一人また一人と仏縁を結ばれている。草創の神戸の支部も、先師が手づくりで築かれたのである。
 先生は「菩薩行をせねば仏にはなれぬ」と教えられた。立正安国に挑む我らの菩薩行は、どこまでも偉大な先師と共に仏の道を歩むのだ。
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 大聖人は、伴侶を失い、信仰のゆえに人から怨まれながらも、毅然と広宣流布に生き抜く女性を「さながら不軽菩薩の如し」(同1419ページ)と讃えられた。さらに法華経の記別である「一切衆生喜見仏(一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏)」とは、貴女にこそふさわしい名前であるとまで仰せである。
 これは、そのまま創価の母、華陽の乙女へのご賞讃と拝されてならない。
 68年前、アジアで戦乱が打ち続く中、平和への誓いと祈りを込めて、婦人部、女子部は結成された。
 来る日も来る日も、創価の女性は民衆の大地を勇み走って、どの人にも仏の生命があると「不軽の対話」を勇敢に誠実に重ねてきた。
 どんな苦労にも負けず、どんな宿命も打開できると、「煩悩即菩提」の勇気の光を明々と放っている。
 そして今や、まさしく世界中が喜んで仰ぎ見る「幸と平和のスクラム」が輝き広がっているのだ。
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 わが後継の高等部は結成55周年を迎える(7日)。正義の走者たちが成長する「従藍而青」の晴れ姿を、牧口先生も、どれほどお喜びか。
 先生は「年齢はどうあれ、一日一日、進歩する人が、青年である」と強調された。
 さあ、今日も、太陽の心で若々しく前進だ! 
 人と会い、友と語り、境涯を開きながら「立正安国」即「福運安穏」の勝利劇を!