〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉57 「躍進月間」――宝の未来部と共に成長 皆が広布誓った地涌の菩薩 2019年7月29日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉57 「躍進月間」――宝の未来部と共に成長 皆が広布誓った地涌の菩薩 2019年7月29日

家庭で心通う親子の会話を
〈出席者〉
原田会長
山口未来本部長
飛田女性未来本部長
尾身女子副未来部長(女子中等部長兼任)
富田少年部長
未来部の一人一人は学会の宝であり、人類社会の希望――「正義の走者」の晴れ舞台は、全世界に限りなく広がっている(3月、アルゼンチンの未来部研修会)

 富田 「未来部躍進月間」がスタートしました(8月31日まで)。未来部と共に成長する、充実の夏にしていきたいと思います。

 飛田 大変うれしいことに、月間に先立ち、池田先生が未来部のためにつづられたエッセー集が2冊、発刊されました。少年少女部員に贈った『希望の虹――世界の偉人を語る』と、中・高等部員に寄せた『未来の翼――世界が君を待っている』です。

 原田 『未来の翼』では、「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(御書1360ページ)との御文を通して、先生が「私たちは、大聖人に直結して、共に広宣流布を誓い合う『地涌の菩薩』です。そして今、世界広布の大いなる飛躍の時を選び、人類の平和と幸福のために共に生まれ出たのです」とつづられています。

 尾身 あらためて未来部メンバー一人一人の計り知れない使命の大きさについて教えていただきました。

 原田 この夏、先生のご期待を胸に、宝の未来部を温かく激励し、全力で育成していきましょう。

 富田 躍進月間では、「創価ファミリー大会」が各地でにぎやかに行われています。

 山口 創価家族が一体となって準備や運営に当たってくださっています。ご尽力いただいている方々に心より感謝を申し上げます。

 尾身 未来部員による合唱の披露や、親子リレー体験発表。司会や、勤行の導師、役員を未来部員が務めるなど、毎年、いろいろな工夫を凝らして開催されています。

 飛田 ファミリー大会は未来部の成長の契機になると同時に、お子さんやお孫さんがすくすくと創価の庭で育っている姿に触れる機会であり、家族の方々にも大きく喜びが広がっています。また、後継のメンバーの頼もしい姿は地域の同志にとっても希望の存在です。

 原田 日本だけでなく、SGI各国を訪れるたびに、それぞれの国の信心の後継者である未来部メンバーの生き生きとした姿に出会います。先生が世界広布の旅路の中でまかれた種が、大きく花開いているのです。

 山口 先日も、アメリカとブラジルの未来部の代表が参加した合同研修会が、アメリ創価大学で開かれました。また、各国で未来部の会合が行われ、聖教新聞にも、連日のようにメンバーの弾ける笑顔が躍っています。

 尾身 日本でも、この夏、代表メンバーが参加し研修会を開催します。皆が、信心の原点、生涯の友情を築いていくことができるよう、有意義な研修会にしてまいります。

わが家の信心継承

 山口 夏休みは、子どもたちが家庭で過ごす時間も増えます。この時期だからこそ、親子で心を通わせる会話を大切にしていきたいですね。

 飛田 将来の夢や、今悩んでいること、学校やクラブでの出来事など、家族という近しい間柄でも、案外知らないものです。思春期のお子さんであればなおさらです。

 原田 普段、仕事や生活に追われ、なかなか家族と向き合う時間をもてない方も多いかと思います。親の方から「子どもとの会話」を心掛けていきましょう。

 飛田 親子の会話が増えると、子育てへの不安も減っていくそうです。会話することで、子どもの見えない部分が減り、心配も少なくなるからです。

 原田 創価の庭にあっては、わが家が、どうして入会したのか、どのような信仰体験を家族が積んできたのか。そういった語り合いが、信心の継承にもつながります。

 尾身 「少年少女きぼう新聞」8月号では、未来部員が家族に、わが家の“広布史”をインタビューして、新聞や絵日記にまとめるという楽しい企画が掲載されています。

 富田 「先生は何十年も、わが家をふくめて、本当にたくさんの人たちをはげましてきたんだなと実感しました」との未来部メンバーの声が印象的でした。

 飛田 今の未来部には、曽祖父母から信心を始めた“学会4世”というメンバーもいます。そのようなメンバーにとって、わが家の信心の歴史が家族の口から語られることで、先生や学会の存在が身近に感じられるようになると思います。

 原田 先生はかつて「親の信心は、必ず子に伝わる。たとえ、時間がかかっても、回り道を重ねても、絶対に伝わる。飾る必要はない。失敗を恐れなくてよい。信念を曲げず、自ら決めた道を朗らかに進む。その親の生き方こそ、子に贈る『最上の宝』なのだ」と指導されました。どうか、ご家族の皆さんは日常の会話の中で、自らの思いを率直な言葉で語っていただきたいと思います。

創大の魅力を体感

 山口 8月3・4日には、創価大学創価女子短期大学で「オープンキャンパス」が行われます。

 富田 「体験授業」や「入試問題 傾向と対策」「歓迎フェスティバル」など、充実した企画がたくさん予定されています。

 山口 現役学生に「なぜ創大を選びましたか」と聞くと、「オープンキャンパスが決め手になった」との回答が多いというのも納得できます。

 原田 創価大学は2014年には文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」事業に採択されました。現在、年間約700人の留学生を受け入れるなどキャンパスの国際化が進み、21年の創立50周年へ、ますます発展を遂げています。ぜひ、実際に足を運び、充実した教育環境や、学生の熱気を感じていただければと思います。