〈池田先生と共に 新時代を築く〉 人間の中へ! 励ましの光を 2019年11月5日

〈池田先生と共に 新時代を築く〉 人間の中へ! 励ましの光を 2019年11月5日

 
 

 青年ほど、強いものはない。青年ほど、頼もしいものはない。
 地涌の青年が一人立ち上がれば、正義の勝利の旭日は決然と昇るのだ。
 太陽の仏法のスクラムを拡大しゆく11・5「男子部の日」おめでとう! 皆の成長こそ、私の喜びだ。
 恩師に誓った広布の精鋭10万人の結集を成し遂げたのは、1961年。舞台は国立競技場であった。そのスタジアムが生まれ変わり明年、東京オリンピックパラリンピックのメイン会場となる。平和の祭典とともに、創価の若き世界市民も、新しい勝利の歴史を刻むのだ。
 今、男子部は、皆が「前進」、皆が「人材」との心意気で先駆している。「創価班の日」記念の総会、「牙城会」の師弟厳護総会、そして各方面の男子部大会が開かれる。いずこでも新しい力が躍動し、青年が青年を呼ぶ感動のドラマが生まれている。
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 11・12「女子部の日」も、妻と心から祝福したい。「白蓮グループ」の前進のなんと清々しいことか。御義口伝には「我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり」(御書716ページ)と説かれる。
 華陽の乙女は、一人ももれなく、最も尊貴なる妙法蓮華経の当体である。
 苦悩渦巻く社会にあって凜と胸を張り、希望と友情の花園を明るく朗らかに広げてほしい。
 そこにこそ、「幸福の光」「平和の文化の光」が輝きわたるからだ。
 戸田先生は教えられた。
 「世界の広宣流布と言っても、その根本は一対一の対話と座談会以外にはない。生活に根を張り、社会に信頼を広げ、民衆の中に飛び込んでいくのだ」
 人間の中へ――一人と会い、一人を心から励ます。共に信心の歓喜に燃えて立ち上がる。ここに変わらざる広布拡大の方程式がある。
 思えば、牧口先生は、軍部政府による弾圧にも怯まず、一人の青年の両親への弘教のために、福島県へ足を運ばれた。
 中核となる金の人材を見出し、育てよ――これが、今年、殉教75年となる牧口先生の師子吼であった。
 先師の魂魄が留められた福島の宝友たちは、私が大阪事件で戦っている時も、いわきを中心に大奮闘してくれた。永遠に忘れ得ぬ共戦譜である。
 今も、福島をはじめ、台風や大雨に被災された各地で、わが同志は復興へ懸命に献身してくれている。
 御本仏・日蓮大聖人が、「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」(同329ページ)と、全てを御照覧であられるに違いない。
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 我ら創価家族には、青年が育っている。青年が続いている。ゆえに恐れるものは何もない。
 青春の無限の旭光とともに、一日また一日を勝ち抜き、未来を照らしゆくのだ。