人材を育てる人が真の人材 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」 2019年11月24日

人材を育てる人が真の人材 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」 2019年11月24日

 【写真の説明】見上げると、赤や黄に色づいた広葉樹が陽光に照らされていた。その向こうには、送電塔がそびえ立つ。それはまるで、自然と人間の営みが織り成す一幅の名画のよう――。2004年(平成16年)12月、池田大作先生が東京・八王子市内でカメラに収めた。
 創価学会は、老若男女の違いも社会的地位も問わず、皆で仏法哲学を学び、切磋琢磨する“人間教育の場”である。第2代会長・戸田城聖先生は、学会を「校舎なき総合大学」と表現した。
 明年の学会のテーマは「前進・人材の年」。さあ、“皆が前進”“皆が人材”を合言葉に、互いに励まし合いながら、心新たに出発しよう。

池田先生の言葉

 個人も、団体も、国家も、
 どれだけ人材を見つけ、
 どれだけ人材を育てたか
 ――それで
 歴史の真価が決まる。
 民衆のため、社会のため、
 人間のために貢献する
 指導者を育てゆくことだ。
 これが
 世界平和の波動を広げる。
 これが
 創価学会の実践である。

 人材とは人格の人である。
 人への思いやり、包容力、
 自分を律する精神の力、
 正義への信念と意志等々、
 人格の輝きこそ、
 人間として最も大事だ。
 それには、
 精神闘争が必要である。
 自分の弱さに挑み、
 苦労に苦労を重ねて、
 自己の精神を
 磨き上げていくことだ。

 自分が偉くなるのでなく、
 人を偉くする。
 幸福にする。
 その人が
 本当に偉い人である。
 先輩は後輩を守ることだ。
 後輩に
 尽くしていくことだ。
 後輩を
 自分以上の大人材に
 していくことである。

 「一人」が大事である。
 本物の「一人」が立てば、
 「万人」の
 勝利と幸福につながる。
 人数が
 多いかどうかではない。
 一人でも、二人でも、
 真剣な人がいれば、
 全体に大きな波動を
 起こすことができるのだ。
 目の前の「一人」、
 自分が縁した「一人」を、
 全力で励まし、
 伸ばしゆくことだ。

 人間の一切の力、
 可能性を
 引き出していくカギは、
 ひとえに信心にある。
 「信心」の二字には、
 すべてが
 納まっているのだ。
 ゆえに人材の根本要件は、
 一言すれば、
 強盛な信心に
 立つことに尽きる。