〈座談会 師弟誓願の大行進〉3 儀典部の皆さまの奮闘に心から感謝 創価の宗教改革は時代の要請 2017年11月23日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉3 儀典部の皆さまの奮闘に心から感謝 創価宗教改革は時代の要請 2017年11月23日

巧妙化する「詐欺」に厳重注意
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
五郎部儀典部長
志賀男子部長
御本尊に追善回向していくならば、妙法の偉大な功徳力により、故人は必ず成仏できる――この確信のままに、各地で開かれる追善勤行法要(9月、奈良・大和郡山文化会館で)

 原田 11月30日は「儀典部の日」です。1991年(平成3年)の同日、儀典部が発足したことに由来します。以来26年。皆さまの尽力により、創価宗教改革を大きく進めてくることができました。陰に陽にわたる日夜の奮闘に、心から感謝いたします。

 長谷川 世界宗教として、さらなる飛翔を期す創価学会にとって、儀典部の使命は、ますます重要です。「友人葬」などでの誠実で真心こもる姿が、どれほど信頼を広げているか。

 五郎部 葬送の多様化が進む現代社会で、「友人葬」や「家族葬」を望む傾向は年々、増加しています。

 長谷川 まさしく、学会が執り行う「友人葬」は、“時代の最先端”といっても過言ではないでしょう。

 原田 仏教には、葬儀に僧侶が出席しなければならないという教義はありません。現に、釈尊は、“私の葬儀は在家に任せて、僧は修行に専念せよ”と言い残されました。日蓮大聖人も、「今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時・題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり」(御書712ページ)と、題目の功力こそが、成仏の因になると御断言です。学会の「友人葬」は、仏法の本義に則った葬儀なのです。

 五郎部 「一生成仏」――その根本は、どこまでも今世における自身の信心の実践にあります。亡くなってから、僧侶が成仏・不成仏を決めるのではありません。そんなことは、御書のどこにもありません。

 志賀 “僧侶が祈念しないと故人は地獄に堕ちる”などという日蓮正宗日顕宗)の坊主の“脅し文句”が、いかに仏法に違背するものであるかは明白です。

 原田 学会が、この四半世紀の間、推進してきた真心の「友人葬」は、形式化した葬式仏教を変革し、日本の封建的な宗教風土を大きく変えてきたのです。

儀礼的香典は不要

 五郎部 「友人葬」で大切なのが、「随方毘尼」の法理です。葬儀の形式は、共同体で異なります。仏教の本義にたがわぬ限り、各地の文化・習慣、時代の変化に従うべきという随方毘尼の法理のままに、地域の実情に応じて、友人葬に取り組むことが重要です。

 永石 友人葬は今、妙法への仏縁を結ぶ、学会理解の舞台にもなっています。実際、友人葬に参列した方から、「すがすがしい葬儀で感動しました」「明るく荘厳でした。これが本来の葬儀だと思いました。私の時も、ぜひお願いしたい」などの声が聞かれます。

 志賀 「導師の方の勤行が大変に立派で驚いた」という感想もあります。

 原田 「声仏事を為す」(同708ページ)です。儀典部の指針にも、「慈悲と確信あふれる仏の声で 一、創価正義の大賢者たれ! 一、常楽我浄の生命の宝塔たれ! 一、広布拡大の全権大使たれ!」と、「声」の大切さが示されています。朗々たる題目の音声で、仏事を遂行する皆さまへの感謝は尽きません。

 長谷川 御書には、「題目を唱え奉る音は十方世界にとずかずと云う所なし、我等が小音なれども、題目の大音に入れて唱え奉る間、一大三千界にいたらざる所なし」(808ページ)と仰せです。池田先生は、「生者が正しい信仰をもって、その成仏を願い、唱題していくならば、それが死者の生命に感応し、苦を抜き、楽を与えることができる。南無妙法蓮華経は宇宙の根本法であり、全宇宙に通じていく」と綴られています。真剣な唱題こそが、最高の追善となります。私たちは日々の勤行・唱題を通じ、故人の追善を懇ろに行っていきましょう。

 原田 ここで確認ですが、友人葬を執り行う場合、「会員からの儀礼的な意味での香典は必要ない」というのが、基本的な考え方です。この点を多くの方が理解していくことで、創価宗教改革が、より進んでいくと確信しています。

 長谷川 また、小規模な葬儀や近親者のみの「家族葬」、火葬のみの「直葬」の場合、家族・親族の代表が導師を務めても問題はありません。よく寄せられる質問ですので、この点も確認させていただきます。

 五郎部 間もなく28日には、邪宗門の権威の鉄鎖を断ち切った「魂の独立記念日」を迎えます。今後も私たち儀典部は、「広布拡大の全権大使」との自覚を胸に、地域に人間主義の連帯を広げていく決意です。

油断、過信を排す

 原田 年の瀬が近づいてきました。何かと慌ただしい時期だからこそ、事件や事故に巻き込まれないよう気を付けていきたい。

 永石 特に、「詐欺」には注意です。「私は大丈夫」と油断していると、思わぬ被害を受けるのが、「詐欺」です。皆で声を掛け合い、撃退しましょう。

 志賀 詐欺の手口は年々、巧妙になっています。「劇場型」といって、「身内を名乗る者」や「警察」「弁護士」などが次々と登場し、お金をだまし取ろうとすることもあります。

 永石 “医療費が戻る”と持ち掛け、ATMに誘導し、お金をだまし取る「還付金詐欺」も増えています。ATMで還付金が戻ることなど絶対にありません。

 原田 いずれも、対処法は、慌てずに、「本人」や「関係公共機関」に確認をすることです。一人で判断せず、家族など相談できる人に、話をしてみることが防止につながります。

 永石 高齢の方がいる家庭は、特に声を掛け合い、「不審な電話はすぐに切る」や、「家族だけの合言葉」を作っておくなど、具体的な対策を、どうかお願いします。

 原田 「自分だけは平気」との過信を排し、祈りを根本に、絶対無事故の日々を送ってまいりたい。

11・18「創価学会創立の日」記念 世界広布新時代第28回本部幹部会 SGI総会から(要旨

11・18「創価学会創立の日」記念 世界広布新時代第28回本部幹部会 SGI総会から(要旨) 活動体験 タイ創価学会 ソムサック・リキットジャリヤーノン 議長 2017年11月20日

社会に広がる人間主義への共感
団結固く 皆が青年の気概で

 

 一、私の師弟の原点は1988年、池田先生がタイを訪問してくださった時です。初めて目の当たりにした先生の行動は、驚きと感動の連続でした。
 船着き場で古雑誌を売っている少女、屋台のおじさん、ホテルの従業員など、ほほ笑みの国のタイの人々を、さらに笑顔へと変えていかれる先生。私は生涯、先生と共に、タイ社会に幸せを広げようと心から決意しました。
 当時は、旅行会社で空港の手続き補助業務に従事し、連日、深夜まで働いていましたが、時間をこじ開け、学会活動にも一歩も引かずに取り組みました。
 88年に続き、先生は92年、94年とタイを訪問し、その都度、プーミポン国王(当時)と会見されました。国民の深い尊敬を集める国王が先生に寄せられる信頼に、私たちタイのメンバーがどれほど勇気づけられたか計り知れません。
 タイ社会に加速度的に学会理解が広がる中、98年に思いがけなくも議長の任命をいただきました。“タイはどこまでも仲良く。そして仏教有縁の国だから、しっかり教学を”との、先生から頂いた指針を胸に、同志の激励に奔走しました。
 一、先生の励ましによって、会員数は着実に増え、組織も発展していきました。しかし私は、大きな問題点に気付きました。それは、婦人部員はどんどん増えているのに、壮年部員が増えていなかったのです(笑い)。何もかも婦人部員に頼り切っていてはいけない――壮年部は発心しました。
 2007年、先生の入信60周年の「8・24」に、壮年部1万人を結集する総会を企画しました。当時の部員数は1万4000人。目標が高すぎると当初は反対の声もありましたが、全壮年部員の団結の祈りと執念の家庭訪問で見事に目標を突破。総会を大成功させることができました(拍手)。
 実は会場の外には、結集に奔走してくれた数千人の婦人部員が控えていました。「をとこのしわざはめのちからなり」(御書975ページ)――この御聖訓を、この時ほど、かみ締めたことはありません。
 きょうは栄光の「11・18」を記念する本部幹部会です。広布の一切を支えておられる世界中の婦人部の皆さまに、この場をお借りして心から感謝申し上げます(拍手)。
 ともあれ、総会の成功で勢いに乗った壮年部は、10年に部員2万人を達成。その後は、ブロックを中心とした月1回の小さな単位の会合を活動のリズムに、地道な訪問激励、膝詰めの対話に全力で取り組みました。この取り組みが功を奏し、各地で壮年が続々と立ち上がり、15年、タイ壮年部は待望の部員5万人を達成することができました(拍手)。
 一、さらに本年は、タイ創価学会の本部で「法華経――平和と共生のメッセージ」展を開催。社会に日蓮仏法への理解を大きく広げることができました。
 5月3日の開幕式には、ウィーラ文化大臣も出席。テレビ・ラジオ・新聞等の取材も相次ぎ、期間中50回以上も報道されました。
 メンバーは、「一人一人が尊極の仏の生命を持っている」という法華経のメッセージを一人でも多くの人に伝えたいと、多数の友人を誘って来場。近隣の学校からも89校の2万2000人の児童・生徒が観賞するなど好評を博し、57日間の会期で12万5000人が来場するという大成功を勝ち取ることができました(拍手)。
 中でも仏教国のわが国にあって、タイ仏教の僧侶が数多く観賞したことは、大きな意義を持っています。
 とりわけバンコク市内の僧侶学校の教師が、生徒の僧侶と所化300人以上を引き連れて見学に来た時は圧巻でした。権威のある僧侶大学の学長補佐も観賞。全ての展示を熱心に見学し、芳名録には「池田博士は崇高な理想に生涯をささげる重要な模範である」と署名しました。
 このように、タイの各界から寄せられる池田先生への尊敬、創価学会への理解と信頼も年を追うごとに深まっています。
 先生には、1991年にタイ王冠勲章勲一等が贈られたのをはじめ、2000年にサイアム大学、06年にメージョー大学、そして13年にはタイ最高峰のタマサート大学から名誉博士号が授与されました。さらに15年には、タイ国民の尊敬を集めるシリントーン王女が創価大学を公式訪問。教育についての特別講演をされています。
 日本とタイ修好130周年の本年は、プーミポン前国王の遺徳をしのぶ写真展が日本で開催されましたが、タイ政府はその会場に創価大学を指名しました。創立者の池田先生と国王が、心通う交流を重ねてこられたからです。5月に行われた同展の開幕式には、タイのタナサック副首相とウィーラ文化大臣も出席し、両国の友好の輪が、さらに大きく広がりました。
 一、タイ創価学会の会員数は現在、17万人を突破しました(拍手)。次の目標である青年部員5万人の達成を目指し、現在は各部一体で座談会の充実に取り組んでいます。
 毎月、地区で4人の新来者の参加を目標とし、家庭訪問、仏法対話の勢いは、ますます加速しています。
 まずは明年の3・16「広宣流布記念の日」60周年を目指し、青年こそが主役、また全員が青年の気概で進んでいきます。
 先生・奥さま、本当にありがとうございます。タイは団結と師弟不二で、必ず勝利をお届けします(拍手)。

11・18「創価学会創立の日」記念 世界広布新時代第28回本部幹部会 SGI総会から(要旨) 竹岡光城 青年部長 2017年11月20日

11・18「創価学会創立の日」記念 世界広布新時代第28回本部幹部会 SGI総会から(要旨) 竹岡光城 青年部長 2017年11月20日

「3・16」60周年へ 誓いの陣列築く
 

 一、青年部は、池田先生から、万感の期待と激励を日々、頂戴しながら、この後半戦も全力で戦い抜き、「世界広布新時代 青年拡大の年」の総仕上げの勝利へ、力強く前進しています。
 男子部は2万8000の弘教を達成。女子部も各地で拡大のエピソードが誕生し、意気軒高です。青年一人一人の勝利の姿こそが、厳然と指揮を執り、最大の応援をしてくださる先生への報恩であると、全力で戦い抜いていきます。
 一、明年、青年部は、師匠につくっていただいた青年拡大の勢いを、さらに加速すべく、伝統の全国男子部幹部会、女子部ロマン総会、学生部の結成記念総会を、拡大と人材育成の決勝点として、盛大に開催していきます。
 そして明年は、「3・16」から60周年という大きな節目を迎えます。
 「創価学会は、宗教界の王者である!」――この戸田先生の大師子吼から60星霜。池田先生の不惜身命の大闘争によって、創価の連帯は192カ国・地域へと広がり、世界の識者や指導者が、池田先生の人間主義の哲学を求め、創価学会を称賛する時代が到来しました。
 かつて池田先生は、「3・16」の意義について語ってくださいました。
 「この日を、広宣流布への記念の節にしていこう。青々とした麦のような青年の季節たる3月に、師のもとに青年部が大結集したことに、不思議な意義があるんだよ」と。
 この言葉のまま、まさに不惜身命で世界広布を進め、「3・16」の精神を永遠ならしめたのが、師匠・池田先生の大闘争です。
 そして弟子たる後継の青年部には、時代が変わろうとも、広布拡大の結果をもって、新たな「3・16」の歴史を打ち立てゆく使命と責任があります。ゆえに、60周年を迎えるこの時に、拡大に走り抜いた世界の池田門下が集い、新時代の後継の誓いを固めたい――青年部として、こう決意しました。
 そして、その決意を池田先生にご報告し、明年の3月に、世界各国の池田門下の青年が集い、後継を誓い合う「世界青年部総会」を開催することが、このたび決定しました(拍手)。
 この式典は、全国の会館をリアルタイムの同時中継で結び、一人でも多くの池田門下の青年が師匠のもと、後継と前進を誓う場としていきます。
 一、60年前の「3・16」の式典は、広宣流布の未来像を描いた広布の模擬試験であり、6000人の青年が集い、戸田先生から池田先生へ後継の印綬が託された儀式でありました。
 であるならば、明年の「3・16」の総会は、池田先生の大闘争の結果としての世界広布の実現を示す儀式であり、師匠のもとに何十万人もの世界の池田門下が連なる、池田先生から世界の青年への広布後継の儀式としていきたいと決意しています。
 そして、青年部として、この「3・16」を断じて、6万人の弘教拡大の勝利の実証を持って迎え、われわれ池田門下の青年部の戦いで、歴史に残る「3・16」を必ずや築き上げていきます。
 池田先生は、教えてくださいました。
 「壁を破り、決然と一人立つ青年が一切を変える」と。
 池田先生の示された、この精神こそが、あらゆる人生の坂を乗り越え、時代の壁を打ち破る力であることを確信し、青年部は一人一人が新時代の青年拡大の金字塔を力強く打ち立てていきます。
 そして、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)との御聖訓のままに、池田門下の力を満天下に示す拡大の戦いを、本日から全力で開始していきます(拍手)。

本部幹部会で紹介された池田先生の指針 2017年11月20日

本部幹部会で紹介された池田先生の指針 2017年11月20日

幸福の種子を世界に蒔きゆけ
題目にまさる力なし 妙法は希望の大音声
「いまだこりず候」と不屈の大闘争心で
1995年11月、本部幹部会が行われた大阪市の関西文化会館で。池田先生ご夫妻が、関西の有志が作成したオブジェを見つめる。この日の幹部会で先生は「妙法を唱える人生は、すべてが喜びとなる。すべてを変毒為薬できる」と語った

 「世界広布新時代第28回本部幹部会」(11日、巣鴨の東京戸田記念講堂)の席上、1995年11月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像が上映された。弘教拡大への指針として掲載する。

 一、日蓮大聖人は、仰せである。
 「題目を唱え奉る音は十方世界にとずかずと云う所なし、我等が小音なれども、題目の大音に入れて唱え奉る間、一大三千界にいたらざる所なし、譬えば小音なれども貝に入れて吹く時・遠く響くが如く、手の音はわずかなれども鼓を打つに遠く響くが如し、一念三千の大事の法門是なり」(御書808ページ)
 ――題目を唱え奉る音声は、十方(東西南北の四方と東南・東北・西南・西北の四維と上下の二方)の世界に届かない所はない。
 我々の小さな声でも、題目という「大音」に入れて唱え奉るゆえに、大宇宙の中で到達しない所はない。
 たとえば小さな音でも、ほら貝に入れて吹く時、遠くまで響くようなものである。また手の音はわずかでも、鼓を打てば遠くまで響くようなものである。一念三千の大事の法門とはこれである――と。
 妙法は、大宇宙に轟きわたる「希望の音声」である。「勇気の音声」である。人々の心を善の方向へ変え、喜びで包んでいく「智慧の大音声」である。
 生命の大音楽であり、大シンフォニー(交響曲)とも言えるであろう。
 題目の大音によって、三世間の五陰、衆生、国土のすべてが変わる。全宇宙の諸天善神、十方の仏・菩薩につながり、勝利の方向へ動かしていく。これが一念三千の法門である。
 ゆえに、題目の大音声にかなうものは何もない。何も心配もなければ、恐れる必要もない。
 題目にまさる力は何もないのである。
 この「大確信」で進んできたゆえに、学会の今日の大発展がある。
 これからも朗々と題目を唱えに唱えながら、「栄光の序曲」を奏でてまいりたい(大拍手)。

自分らしく貫く

 一、永遠不滅の大哲理を「信じ」「行じ」「学ぶ」ことが、どれほど豊かに人生を飾るか――。
 日蓮大聖人はこう仰せである。
 「譬えば春夏・田を作りうへつれば秋冬は蔵に収めて心のままに用うるが如し春より秋をまつ程は久しき様なれども一年の内に待ち得るが如く此の覚に入って仏を顕はす程は久しき様なれども一生の内に顕はして我が身が三身即一の仏となりぬるなり」(同411ページ)
 ――(一生成仏の法理とは)たとえば、春・夏に田を耕して種を植えるならば、秋・冬にはその実りを蔵に納めて、思うままに用いるようなものである。
 春から秋を待つ間は長いようであるけれども、一年の内に必ず来るように、この悟りに入って仏の境涯をあらわすまでは長いようであるけれども、一生の内に(仏の境涯を)あらわして、我が身が三身即一身の仏となるのである――
 一、蒔かぬ種は、生えない。すでに私どもは、「妙法」という「成仏の種子」を生命に植えたのである。
 これを育てるのが「仏道修行」である。育て切れば、必ず一生のうちに「仏」という「大境涯」の実りを得る。
 これが大聖人のお約束である。大聖人のお言葉には絶対に間違いはない。
 そして「一生成仏」した人は、次の世も、また次の世も、永遠に仏の境涯を得ることができる。
 だからこそ御本仏は、繰り返し「退転してはならない」「仏道修行を続けよ」と説いておられる。
 一、途中が順調でも、最後が不幸であれば、人生は敗北である。そういう人は多い。「一生成仏」は、最後に「勝利の総仕上げ」をするのである。
 ゆえに、焦ることはない。人をうらやむ必要もない。自分は自分らしく、仏道修行を貫き通していけばよい。
 途中で何が起ころうとも、嘆くことはない。最後に勝つ、一生の総仕上げで見事に勝つ――ここに仏法の精髄がある。
 「煩悩即菩提」であるゆえに、悩みがあっても、全部「成仏への滋養」となる。
 やがて、金秋の豊かな実りのような「熟達の人生」をもたらす。三世永遠に無量の福徳を広げる果実となる。
 そして、この最も尊き「幸福の種子」を、世界の人々の心田に蒔きゆくことが、広宣流布の大運動なのである。これほどの崇高な作業はない。
 目先の欲にとらわれた人々には、到底、想像もできない聖業なのである。
 すでに皆さまは、心に一生成仏の種を植えておられる。「苦労」があっても、それはすべて種子を果実とするための“肥やし”なのである。この大確信で生き抜いていただきたい(大拍手)。

青年よ勝ち抜け

 一、また、大聖人はこうも仰せである。
 「此法門を日蓮申す故に忠言耳に逆う道理なるが故に流罪せられ命にも及びしなり、然どもいまだこりず候法華経は種の如く仏はうへての如く衆生は田の如くなり」(同1056ページ)
 ――この法門を日蓮が説くゆえに、「忠言は耳に逆らう(正しい忠告ほど聞き入れられにくい)」という道理で、流罪され、命にも及んだのである。
 しかしながら、いまだにこりてはいない。
 法華経は種のようであり、仏は植え手のようであり、衆生は田のようである――
 御本仏は「いまだこりず候」と。どこまでも、どこまでも「一生涯、妙法流布」、これでいきなさいとの仰せと拝される。
 この大聖人正統の「不屈の大闘争心」が、学会精神である。
 一、創価学会は、大聖人の真実の御精神を体した仏勅の団体である。全世界に、ほかにはない大「創価学会」である。その真実の直系、広宣流布の後継者こそ、わが青年部である。
 ゆえに私は「青年よ、断じて、生き抜け。断固、勝ち抜け」と強く強く念願し、私のスピーチを終わりたい。ありがとう!(大拍手)

創価学園創立50周年記念式典への池田先生のメッセージ 2017年11月18日

創価学園創立50周年記念式典への池田先生のメッセージ 2017年11月18日

 
関西創価学園を訪問した池田先生が、「悔いなき充実の青春を」と呼び掛け、ピアノの鍵盤をたたく(1995年10月、交野市で)
     

 わが創価学園の創立――それは、牧口常三郎先生の悲願であり、戸田城聖先生から託された、最重要にしてロマンあふれる使命でありました。
 半世紀を経た今、世界を結ぶ壮大な連帯となった、創価の師弟の夢の実現を、牧口・戸田両先生もどれほどお喜びでありましょうか。天も地も心も晴れやかな、50回目の創立記念日、誠におめでとう!
 50年前、私には固く誓ったことがあります。それは、「学園生の先頭に立って、世界の知性と対話しよう!」ということです。
 その最初の対話は、「ヨーロッパ統合の父」と呼ばれる、クーデンホーフ=カレルギー伯爵との語らいです。初めての出会いは、学園創立の年・1967年(昭和42年)の10月でした。3年後には、伯爵が学園に来校され、草創の学園生に万感のエールを送ってくださったことも、懐かしい歴史です。
 以来、学園の目覚ましい発展とともに、私の対談集も、伯爵、そしてトインビー博士をはじめ80点に及び、文明を結ぶ対話として、40の言語で出版・翻訳されるまでになりました。
 東西の学園キャンパスを訪れた海外の識者も、ゴルバチョフ元大統領ご夫妻を筆頭に、5000人をはるかに上回っております。この「対話の道」を、わが学園生は誇り高く進んでいってください。
 今ほど、対話が求められている時代はありません。あらゆる差異を超えて、平和と共生の社会を築く道は、対話をおいて他にないからです。
 そのためにも、皆さんは「英知」と「人格」という、世界へ羽ばたくための翼を大きく伸びやかに鍛え抜いていただきたい。語学にも積極果敢に取り組んで、どんな国の、どんな英邁な人とも、率直に自在に語り合い、友情と信頼を結べる力を着実に磨き抜いていただきたいのです。
 「対話の道」は「友情の道」であり「平和の道」です。青年が語り合い「良き友をつくる」ことこそが、「平和をつくる」第一歩だからです。

「学園生」とは親孝行の異名

  ともあれ、大切なのは青年です。青年の連帯です。青年の前進です。
 クーデンホーフ=カレルギー伯爵も、私との対談で、青年こそが「明日の世界を決定づける指導者となる」「その自覚に立って、未来に向かって自己形成し、準備をするべきだ」と強調されていました。
 オーストリア人の父と、日本人の母との間に生まれた伯爵は、戦争のない世紀を築くため、青春の日よりヨーロッパ統合への挑戦を開始されました。あのヒトラー率いるナチス・ドイツから迫害を受け、亡命を余儀なくされてもなお、正義の旗を断じて降ろしませんでした。伯爵には、お母さん譲りの「負けじ魂」が輝き光っていたのです。
 お母さんは、日本から遠く離れた異国での生活に耐え抜き、しかも、夫に先立たれながら、7人きょうだいを立派に育て上げた方です。
 皆さんにも、苦労しながら学園へと送り出してくれている、偉大なお母さん、偉大なお父さんがいます。学園生とは「親孝行」の異名でもあります。
 途中で何があっても、次は勝つ! 最後は必ず勝つ! この不屈の負けじ魂を明々と燃やし、自分のため、父母のため、皆さんの勝利を祈り待つ世界中の人々のため、そして人類の未来のため、進取の気性に富んだ、栄光ある世界の指導者へと成長していっていただきたいのです。

青年は絶えず再生し更新す

 伯爵は、こうも訴えました。「青年は、絶えず再生し、更新する」(鹿島守之助訳『クーデンホーフ・カレルギー全集9』鹿島研究所出版会)と。
 大いなる目標に向かう途上には、必ず大いなる壁が立ちはだかります。たとえ失敗したとしても、嘆かず、恐れず、また挑めばよい。昨日より今日、今日から明日へと、たゆみなく前へ前へ朗らかに進み続ける――その人こそが青年です。ゆえに、皆さんは、日々月々に生まれ変わった命で、向上しゆく「英知の挑戦王」「勇気の前進王」であってください。
 今年、私は、名作『青春万歳』で知られる、中国の文豪・王蒙先生と対談集『未来に贈る人生哲学』を発刊しました。結びに、この王蒙先生の言葉「自分を信じて努力し、自分に最善を尽くせ」を贈り、私のメッセージといたします。
 私が信じてやまない大切な大切な学園生の努力の青春、万歳! 50年の勝利の象徴たる「鳳友会」「金星・蛍会」「創栄会」「創光会」「創陽会」の愛弟子たちに、健康あれ! 幸福あれ! 栄冠あれ!(大拍手)

〈座談会 師弟誓願の大行進〉1 大誓堂完成5周年の明年「11・18」へ 弘教・拡大で輝く「栄光の歴史」を 2017年11月16日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉1 大誓堂完成5周年の明年「11・18」へ 弘教・拡大で輝く「栄光の歴史」を 2017年11月16日

世界広布の新たな扉は開いた!
創価の黄金時代に轟く勝ち鬨
日々、「新・人間革命」と共に前進
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
「師の心のままに、今こそ学会の永遠性の確立を」と誓う(学会本部別館で)

 志賀 私たちが目標としてきた、「2018年11月18日」広宣流布大誓堂完成5周年への“黄金の1年”のスタートです。

 長谷川 この「紙上座談会」も、「師弟誓願の大行進」とタイトルを改め、清新な決意で出発を切っていきましょう。

 志賀 昨年、池田先生は、「広宣流布大誓堂の完成から5周年となる2018年の11月18日を、われら創価家族の前進の目標と定め、いよいよの『大法弘通』へ、いよいよの『慈折広宣流布』の山を、歓喜踊躍して登りゆこう!」と呼び掛けられました。

 伊藤 さらに、「私と一緒に、世界の同志と一緒に、一人一人が地涌の友を拡大しながら、『師弟の凱歌』を、強く賢く朗らかに、末法万年尽未来際まで轟かせゆくこと」を約し合おうとも述べられています。

 原田 先生の指針のまま、私たちは、「師弟誓願の大行進」をさらに力強く展開していきたい。
 先日の本部幹部会では、明年のテーマが、「世界広布新時代 栄光の年」と発表されました。3・16「広宣流布記念の日」60周年の佳節であり、池田先生による小説『新・人間革命』の執筆開始から25周年となる明年、一人一人が「師弟の栄光の歴史」を築いてまいりましょう。

 竹岡 青年部としても明年、「3・16」60周年を記念して、「世界青年部総会」を盛大に開催することが決定しました。拡大の結果をもって、この日を迎えてまいります。

 原田 思い返せば、1968年(昭和43年)も、学会は「栄光の年」とのテーマで前進しました。この年、先生は、創価学園の第1回入学式を開催。また、「日中国交正常化提言」を発表されました。

 長谷川 それから50年。先生の数々のご構想は見事に結実しています。そして先生は、“今再び、新たな50年へ、学会と全同志の栄光の未来のため、道を開こう”と述べられました。

 原田 「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(御書903ページ)との御聖訓を心肝に染めながら、私たちは一層、若々しく、勇気凜々と、仲の良い前進を続けていきたい。
 そして、「弘教を実らせることほど、すばらしい人生の栄光はありません。慈悲と友情の究極です」との指針を胸に、勢いを増して、折伏・弘教に取り組んでいきたい。

厳粛に会憲署名式

 竹岡 この時に当たり、10日、広宣流布大誓堂の三代会長記念会議場で、世界70カ国・地域280人の広布のリーダーが集い、「創価学会会憲」の署名式が厳かに行われました。

 原田 日蓮大聖人の御遺命の通り、広宣流布を進める世界教団として、さらなる飛翔を遂げるため、また池田先生が築かれた世界に広がる学会を、未来永遠に継承していくため、本年9月、「創価学会会憲」を制定しました。

 長谷川 「会憲」は、創価学会の根本規範であり、世界教団である学会の統一的なルールを明文化したものです。具体的には、三代会長の指導・精神を根幹とし、それを正しく継承して、発展させていくための根本的な規範が記されています。

 原田 三代会長の死身弘法の闘争こそ、学会の永遠の規範です。世界広布に向け、この師弟に生き抜くことが、私たちの誓願です。

 永石 署名式では、参加者が署名を終えると、皆が立ち上がり、拍手が鳴りやみませんでした。池田門下の弟子としての、世界広布への誓いと歓喜にあふれた麗しい光景でした。

 長谷川 署名式に先立ち、会憲に定められた、教師・准教師の任命式も行われ、世界広布新時代の歴史的な扉が大きく開かれたのです。

 原田 時を同じくして、バチカンで開催された、核兵器のない世界への展望を巡る国際会議に、ローマ教皇庁の招へいを受け、SGIの代表が出席。世界宗教へ飛翔し、人類的視野で平和運動を力強く進める私たちにとって、象徴的な出来事となりました。また、池田博正SGI副会長が、ローマ教皇と謁見しました。

 伊藤 前日の9日には、中国の湖北大学で、池田先生の、教育貢献と日中友好への傑出した功労をたたえて、「名誉教授」称号の授与式が挙行されました。「11・18」を前に、これもうれしいニュースでした。

 原田 先生は、本部幹部会へのメッセージの中で、小説『新・人間革命』第30巻の第4章「暁鐘」に続き、第5章となる「勝ち鬨」の連載を、来月から始められることを発表されました。いよいよ、これからが、「人間革命」と「立正安国」の栄光の勝ち鬨を轟かせゆく黄金時代です。

 永石 「勝ち鬨」の章では、1981年(同56年)の秋から続く、関西、四国、九州、そして翌年の雪の東北など、各地の同志の皆さんとの共戦譜がつづられる予定だと伺いました。毎日の先生からの“お手紙”ともいえる『新・人間革命』と共に歩めることに、感謝と喜びでいっぱいです。

二つの新施設建設

 伊藤 さらに、うれしいことに、2020年の学会創立90周年を記念する事業として、新たに二つの施設が、総本部に建設されることが発表されました。

 志賀 すでに、19年の「11・18」を目指し、「世界聖教会館」の建設が進んでいますが、それに加え、二つの施設が建設されることになりましたね。

 永石 まずは、「創価学会 総合案内センター」です。これは、JR信濃町駅から出てすぐの場所に建設される地上4階建ての建物です。

 伊藤 会員や友人の皆さまに、周辺施設の案内を行い、休憩もできるスペースですね。明年の5月に着工し、19年の11月に開館予定だと聞きました。

 竹岡 さらに、現在の「接遇センター」に代わる建物として、日本、そして世界の同志を迎え入れるための「創価宝光会館」も建設されます。

 永石 今、「常楽園」などがある場所に建てられ、地上3階、地下1階の施設になると伺いました。20年5月の開館が楽しみです。

 原田 かつて、池田先生は言われました。「皆さんが堂々と、友人を創価学会へ招けるように。『創価学会を見よ!』と胸を張って歩んでいけるように――これが私の思いである」と。ますます発展を遂げる総本部の建設の槌音とともに、私たちは、勝利と栄光の人生を歩んでまいりたい。

 長谷川 今回の本部幹部会には、“同心”の姿で、広布へ前進する世界70カ国・地域の求道の友の代表が集い、明るく晴れ晴れと、創立の月を祝賀することができました。これほど喜ばしいことはありません。

 永石 この本部幹部会の中継行事の席上、各地の会館では、「広宣貢献賞」や、「SGI平和友好賞」「聖教文化賞」「地域貢献賞」「守る会栄誉賞」などの各賞が授与されます。

 原田 広布の道を一筋に歩み、多くの信頼と称賛が寄せられる方々への表彰です。感謝の喝采と大拍手を送りながら、共々に、広布誓願の道を進みゆくことを約し合っていきましょう。

学園創立「50周年」

 志賀 一方、創価学園が、この11月18日で、創立から50年を迎えます。

 長谷川 この50年で、東京、関西の小・中学、高校、札幌の幼稚園の卒業生は、合わせると3万人を超えています。

 原田 約400人の博士号取得者をはじめ、法曹、経済、医学、教育、芸術など、社会のあらゆる分野で、幾多の人材が活躍する時代となりました。

 永石 本年4月の入学式へのメッセージの中で、池田先生は、「我らの学園は、新たな時代を開幕しました。皆さんは、全員が、この『学園新時代』を照らしゆく旭日であり、真っ先に輝きわたる金星なのであります」と呼び掛けられ、「わが命は、いつも学園に留めてあります。わが心は、瞬時として学園生から離れることはありません」と強調されました。

 竹岡 SOKAチャンネルVODでは、「創立者とともに 学園生と池田先生の絆――負けじ魂ここにあり」とのタイトルで、創立50周年を記念する映像も配信されています。

 原田 創立者である池田先生と、学園生が、ひとたび結んだ「父子の絆」は永遠です。創立50周年の節目が、21世紀の世界に、創価教育の力を存分に示しゆく、新たなスタートとなるよう、皆で応援していこうではありませんか。

総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2017年11月11日

総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2017年11月11日

明年の「11・18」へ 折伏・弘教の拡大
訪問激励・小単位の語らい・青年育成へ全力

 一、先月行われた衆院選について、超短期決戦、また全国的に悪天候に見舞われる中を大奮闘していただいた全国の同志の皆さまに心より御礼申し上げます。
 今回、当選した公明党の議員は、支持者の汗と涙の激闘を絶対に忘れることなく、真剣に、全力で働いてもらいたい。仕事で、実績で、しっかりと恩返しをしてもらいたい。そう、切に願うものであります。
 また、私どもリーダーは、真心と大誠実で同志をねぎらい、これまで以上に徹して励まし抜いてまいりたいと思います。
 “まさかが実現”した、あの1956年(昭和31年)の戦いの後、戸田先生と池田先生が導き出された結論は、「会員の激励に最大の努力を払うこと」でありました。
 大事なのは、どこまでも学会員お一人お一人の幸福である――私どもは、常にこの原点に立ち返り、全身全霊で信心の励ましを送っていきたい。
 「11・18」創立の日に当たり、その出発を切る、本日の総県長会議にしてまいりたい。

友への「奉仕」こそ

 一、私たちが目標としてきた栄光の2018年「11・18」へ、明年は1年間を通じて、折伏・弘教を大きく進めていきたい。
 「弘教を実らせることほど、すばらしい人生の栄光はありません」とのご指導通り、皆で仏法対話に挑戦してまいりたい。
 と同時に、次なる勝利を見据えても、また学会の永遠性を確立するという観点からも、今この時の最重要課題は、弘教の数だけではなく、「学会活動に励む人をいかに増やすか」です。
 池田先生が教えてくださった戸田先生のご指導には、「創価学会は、地球上で最も尊厳な生命を守り、どれだけの人に妙法を受持せしめ、幸せにしたかということを数えるのである」とあります。
 私たちの戦いは「信心をして、幸せになった方を増やす」「学会活動で、功徳を受けた方を増やす」ことです。それをより具体的にすれば「勤行・唱題を実践する人」「会合に参加する人」「聖教拡大に挑戦する人」「折伏に挑戦する人」が、それぞれ増えたのかどうか。これこそが勝負であります。
 そのためには、広布の活動に勇んで取り組んでくださる方を大切にするのはもちろんのこと、新たな力である新入会の友、また青年部員への激励が必須になります。さらにいえば、あまり会合に参加できない方、また活動から遠ざかっている方にまで、どう励ましの手を差し伸べることができるか。
 まさに明年は、1年間を通じて折伏を進めるとともに、さまざまな角度から激励に当たることができる。
 だからこそ、リーダーが“会合と個人指導の比率は2対8を目標に”とのご指導を改めて生命に刻み、意識と行動を変革して、徹底して訪問激励に当たってまいりたい。
 現在、連載されている小説『新・人間革命』「暁鐘」の章でも、先生は欧州各地で「信心懇談会」に力を入れたことをつづられながら、次のように指導してくださいました。
 「小さな会合を、着実に重ねていくことです。メンバーがそろわないことがあっても、また声をかけ、よく励まし、疑問があれば、納得するまで語り合い、友情と信頼の絆を結んでいくことが大事なんです。寄せ返す波が岩を削るように、月々、年々に小会合を続けていけば、それが団結と前進の力になっていきます。地道な、目立たぬところに、同じことの繰り返しのなかに、いっさいの勝敗を決する生命線があるんです」と。
 私たちの生命線は、小単位の語らいにある。根本は協議会であり、座談会であります。
 そこで信心を触発し合う語らいができるか。さらには、その日までに家庭訪問を実践できるか。その繰り返しのなかでこそ、広布は進みます。
 今、各地でも新任のリーダーが誕生しています。
 新しい方も、交代する方も、立場が変わろうと変わるまいと、また正役職だろうと副役職だろうと、学会のリーダーの役割は、会員を大切にする励ましにあります。
 先生は、南米解放の英雄であるシモン・ボリバルの言葉を教えてくださいました。それは「私にとって、栄光とは“いかによく奉仕するか”ということであり、“命令すること”にあるのではない」との至言であります。
 私たちリーダーは、先生の心をわが心として、「友への奉仕にこそ栄光がある」と定め、徹底した訪問激励で、これまで以上に強固な組織をつくってまいりたい。この決意でスタートしたいと思います。

明年の活動リズム

 一、折伏・弘教と人材育成・活動者増を大きく進めるために、明年の活動のリズムを確認させていただきたい。
 第1の波は、「3・16」を目指しての青年部の拡大です。各部一体の団結で、青年層の折伏と青年部の拡大に総力を挙げたい。
 第2の波は「5・3」から上半期を総仕上げする拡大です。明年は「創価学会母の日」の制定から30周年の佳節でもあり、それを記念して、婦人部総会は5月に開催する予定です。
 また、本年延期となった教学部任用試験(仏法入門)は、明年6月に実施することといたします。「3・16」へ拡大した青年部も巻き込みながら、会友受験を積極的に進め、婦人部総会・任用試験など、上半期を、折伏と活動者増の第2波としていきたい。
 なお、明年の任用試験はこの1回のみといたします。試験範囲については、本年予定していたものと全て同じです。
 そして、明年下半期の戦いを、第3の波として、第1波、第2波、第3波と、折伏と活動者増のうねりを起こしていきたい。
 本部幹部会も拡大の目標点としながら、広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を、かつてない拡大で荘厳してまいりたい。

無事故で総仕上げ

 一、日蓮大聖人は、身延の山中に供養の品々を送った一人の門下の志をたたえ、「福田によきたねを下させ給うか、なみだもとどまらず」(御書1596ページ)と仰せになられました。
 この御書を通して、先生は小説『新・人間革命』につづられています。
 「広宣流布に尽くすことは、福田に善根の種を蒔くことである――これは、伸一が青春時代から、強く確信してきたことでもあった」
 世界広布の伸展を支える財務によって、福田に善根の種が植えられることは、間違いありません。その功徳は絶大です。
 絶対無事故で、福徳あふれる財務となりますよう、真剣に祈っていきたいと思います。
 また年の瀬に向け、慌ただしい季節となりますが、強き祈りを根本に、健康第一、無事故第一で諸活動を進めてまいりたい。特に、無冠の友の皆さんの絶対無事故を祈り、皆で励ましていきたい。
 いよいよ、本年の総仕上げ、そして先生のお誕生日である「1月2日」は目前です。先生の卒寿を、池田門下の一人一人が、自らの戦いと拡大でお祝いしてまいりたい。
 そして、明年の広宣流布大誓堂完成5周年を圧倒的な折伏・弘教で荘厳すべく、決意も新たに前進を開始しようではありませんか!(拍手)