創大通信教育部スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2017年8月7日

SEIKYO online (聖教新聞社):随筆など

創大通信教育部スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2017年8月7日

学び続ける勇者たれ! 自他共の常勝と価値創造の道を

 「学は光、無学は闇。知は力、無知は悲劇」。我らのキャンパスの「学光の塔」に刻まれた、この創価教育の大精神を体現されゆく、誉れの通教生の皆さん方! 暑い中、また多忙のところ、日本全国、そして17カ国・地域から、誠に誠に、ご苦労さまです。
 「学光の塔さながら通教生」「通教生さながら学光の塔」たる、尊き賢者の皆さん一人一人と、私は心の握手を交わしながら、きょうからの全スクーリングを見守らせていただきます。
 来月は、日本と中国の国交正常化から45周年の佳節です。
 共々に手を携えて、両国間の金の橋を架けてきた宝の友人の一人が、中国教育学会の名誉会長を務められる顧明遠先生です。
 この顧先生と私は対談集(『平和の架け橋』)の中で、“「生涯教育」こそ良き社会を築く鍵なり”と深く一致しました。
 顧先生は、ここ創価大学で語られております。
 「この瞬間も大きく変化している社会において、ただ学ぶということだけが、新しい創造を生み、不敗の地に立つことができる」
 そして顧先生は、わが創大通信教育部の挑戦に、大いなる信頼と期待を寄せてくださっているのであります。
 人生も社会も永遠に闘争です。しかし学び続ける勇者は、決して行き詰まらない。生き生きと常に価値を創造し、自他共に常勝不敗の道を開きながら、平和のスクラムを拡大していくことができる。
 ともあれ皆さんが、こうして創大に集い合われたこと自体、幾多の困難に打ち勝った証しに他ならないと、私は感激しております。
 特に本年は、九州をはじめ日本各地で記録的な大雨が続いています。東北や熊本も、震災からの復興へご苦労が絶えることはありません。
 さまざまな苦難に不撓不屈の負けじ魂で立ち向かう学光の同志を、互いに大拍手を送り、讃え合いたいと思いますが、どうでしょうか!(大拍手)
 どうか、水分補給など体調管理に十分気をつけながら、縁の学友と共に、楽しく有意義で、充実した一日一日をお過ごしください。
 結びに、敬愛してやまない皆さんに、
 
  勝ち光れ
   学の宝塔
    君なれば
 
 と贈り、私のメッセージといたします。心身も頭脳も、ますます頑健にと祈りつつ(大拍手)。

 
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