〈座談会 師弟誓願の大行進〉4 12月2日は小説「人間革命」執筆開始の日 学会精神学び広布拡大に先駆 2017年11月27日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉4 12月2日は小説「人間革命」執筆開始の日 学会精神学び広布拡大に先駆 2017年11月27日

新たな金の橋築いた青年部訪中団
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
笑顔が絶えない座談会こそ、学会の伝統。励ましの言葉を掛け合えば、勇気と歓喜の波動が広がる。最高の「善知識」の集いに一人でも多くの友を!(11月、熊本県内で)

 竹岡 このたび、中華全国青年連合会(全青連)の招へいで、青年交流団として中国を訪問、諸行事を大成功で終え、帰国しました。

 原田 学会青年部と中国の友好交流の歴史は、1985年に「交流議定書」が全青連との間に交わされて以来、30年以上も続いています。

 伊藤 今回、訪れた先々で、中国の方々が先生の「日中国交正常化提言」や周総理との出会いについて具体的に言及されていました。皆が、両国の友好に尽くされた先生の行動に深い敬意を表されていたことがとても印象的でした。

 竹岡 北京では、全青連主催の「中日青年交流フォーラム」にも参加。学会青年部の代表として登壇し、池田先生が日中友好に果たされた功績などについて発表させていただきました。

 伊藤 大変、大きな反響に私たちも、改めて先生の偉大な業績を認識しました。

 原田 池田先生に続くのは、後継の青年部です。思えば、第1次訪中の折にも、先生が空港に見送りにこられた方々に青年交流の重要性を強調されていたことが強く印象に残っています。今後も、良き伝統として中国の青年との交流を深め、さらに強固な金の橋を築きゆくことを念願します。

戦う「ペンの勇者」

 永石 12月2日は、池田先生が小説『人間革命』の執筆を開始された日です。先生は執筆開始の地として、第2次世界大戦で甚大な被害を受けた沖縄を選ばれました。

 長谷川 第1巻のまえがきに、先生は「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」とのテーマを記されました。恒久平和への誓いを込めるとともに、民衆仏法の理念と人間革命への具体的な実践、現代における広宣流布の大運動の展開などが描かれています。

 伊藤 本紙で連載中の小説『新・人間革命』は、来月から第30巻の第5章「勝ち鬨」が新たに始まることが発表されました。日々、報恩感謝の思いで学んでまいります。

 永石 学習会や研さん運動の取り組みは全国に広がっていますね。婦人部と女子部が一体となって学んでいる地域も多く、師弟の精神と、信心の確信を深める場となっています。

 原田 ある地域の壮年部の勉強会では、参加者が“小説を学ぶと、気持ちが前向きになります。この感動を一人でも多くの同志に伝えたい”と、訪問激励に率先しているとのお話を伺いました。

 長谷川 小説の言葉を自らの指針として胸に刻み、弘教を実らせた友、初めて聖教拡大ができた同志もいます。

 永石 先生のご執筆については、「SOKAチャンネルVOD」の「~恩師の『真実』を後世に~ 小説『人間革命』の執筆」にも詳しく描かれていますね。

 竹岡 先生は、小説『新・人間革命』「雌伏」の章でつづられています。「私は、世界の同志が、また、広宣流布のバトンを受け継ぐ後世の人たちが、創価の師弟の道をまっすぐに歩み通していけるように、小説『人間革命』を書き残しているんです」と。

 原田 私たちにとって大切なことは、先生がつづってくださった“師弟と学会精神の正史”を研さんし、そこから、自らの人間革命と広布拡大をめざし、どう実践し、行動するかです。明年は小説『新・人間革命』執筆から25周年の佳節を迎えます。真剣に学び、信心の大成長を遂げてまいりましょう。

 伊藤 執筆開始の12月2日は「文芸部の日」でもあります。

 原田 文芸部の皆さまは、仏法の理念を根本に文筆活動を続ける「ペンの勇者」です。その舞台は大きく広がっています。日々、広布の第一線で戦いながら、言論の力を養い、いっそうの健闘を期待しています。

功徳と体験を語る

 永石 間もなく12月の座談会が開催されます。激闘が続いた本年の掉尾を飾る座談会です。一年の歩みを振り返りながら、一人一人が今年の活動の中で得た体験や功徳、また、人間革命の実証などを発表する機会にしたいですね。

 長谷川 互いに一年の健闘をたたえ合う、有意義な座談会としてまいりたい。日蓮大聖人は「ほめられぬれば我が身の損ずるをも・かへりみず」(御書1360ページ)と仰せです。老若男女が集う、賑やかな座談会は学会の大きな魅力の一つです。それがまた、さらなる前進への活力となります。

 原田 友人を招いての座談会を開催するところも多いかと思います。皆で生き生きと信心の体験を語り、有意義な対話で、大きく仏縁を拡大していきたいと思います。

 永石 法華経には「当起遠迎、当如敬仏(当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし)」とあります。担当幹部や座談会を主催する側の皆さまは、寒い中、お忙しい中、集ってくださった一人一人を、仏のごとく敬い、心から励ましていきたいと思います。

 長谷川 「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)です。そうした励ましの行動は、自身の境涯を高め、成長の因ともなります。

 原田 集った全員が「来てよかった」「また次回も参加したい」と心から思えるような座談会にしていくことが大切です。明「世界広布新時代 栄光の年」へ、意気軒高に出発してまいりましょう。