〈座談会 師弟誓願の大行進〉12 学会の永遠性を確立する最重要の年 青年の拡大と人材の躍動を 2018年1月11日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉12 学会の永遠性を確立する最重要の年 青年の拡大と人材の躍動を 2018年1月11日

リーダーが「励まし」に先駆
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
広宣流布への「誓願」――これこそが仏法の極意。さあ、自らが誓い願って、師と共に、大願の成就へ進みゆこう!(7日、SGIの友も参加し、八王子市の東京牧口記念会館で行われた本部幹部会)

 永石 「栄光の年」の本年、学会は、新年勤行会から広布拡大へ勢いよくスタートしました。

 伊藤 池田先生の卒寿(90歳)の誕生日となる今月2日には、イタリアのトゥルシ市と、韓国の天安市から、先生に「名誉市民」の称号が授与されました。

 竹岡 先生の卓越した平和行動と、人間主義の理念をたたえての顕彰です。

 原田 これで、先生に贈られた名誉市民称号の数は、「800」となりました。全世界から尊敬と信頼が寄せられる、池田先生の功績に、弟子一同、心から喜びの大拍手を送ってまいりたい(一同、大拍手)。

 長谷川 お正月は総本部も千客万来でした。また各地の新年勤行会では、新会員の誕生が相次ぎました。

 原田 3日には、池田先生が広宣流布大誓堂で勤行・唱題をされ、全同志の健康と幸福と勝利、そして、世界広布の伸展を祈念してくださいました。また、理事長と共に、今後の広布の展望について、種々、懇談もさせていただきました。

 長谷川 先生は昨年末の「随筆」の中で、「九十歳になる今、一層、熱い思いが湧き上がる。『不思議なる霊山一会の愛弟子たちと共に、末法万年尽未来際までの地涌の義を決定づける』――これが、新しい一年に臨む私の決意である」と記されました。
 本年は、学会の永遠性を確立する「最重要の年」であり、未来までを決定づける年です。

 竹岡 年頭に当たり、先生は、さまざまな会合へのメッセージの中で、広宣流布という「元初の誓願」に立ち返ることの大切さを呼び掛けられています。

 原田 「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」(御書1439ページ)との御聖訓を心肝に染め、「広宣流布」という「偉大な初心」に立ち返るべき時が今なのです。

 永石 焦点となるのは、先生が言われている通り、「青年の拡大」であり、「人材の躍動」ですね。

 長谷川 「青年の拡大」については、3月の世界青年部総会へ、各部が一体となり、弘教と人材の拡大に全力を注いでいきたい。

 原田 御書に「殿の御事をば・ひまなく法華経・釈迦仏・日天に申すなり其の故は法華経の命を継ぐ人なればと思うなり」(1169ページ)と仰せです。弟子の成長を深く祈る師匠の心が表された一節です。後継の人材を、慈しみ育て、励まし伸ばすのが、日蓮仏法です。この御精神のままに、壮年・婦人部の力で、大成功の世界青年部総会にしていこうではありませんか。

 竹岡 ありがとうございます。今こそ、「後継」の時と定め、私たち青年部は、いまだかつてない弘教・拡大に挑み、一人でも多くの青年を結集して、歴史的な総会を広布誓願の舞台にしていく決意です。

 原田 池田先生が、心から楽しみにされ、見つめられている総会です。全学会の同志の団結で、世界広布新時代の「3・16」の集いにしていきましょう。

一念を定めて折伏

 永石 弘教・拡大といえば、女子部長も自ら、昨年12月に御本尊流布を成し遂げられましたね。本当におめでとうございます。

 伊藤 「3・16」へ向け、「何としても、池田先生に勝利の報告を!」と祈り抜いた結果です。心から、うれしく思います。

 長谷川 折伏を成就する要諦について、先生は語られています。大切なのは、「決意です。一念が定まれば、必ず状況を開くことができる」と。

 竹岡 戸田先生が、牢獄の中でも看守を折伏されたことを通し、池田先生は、「折伏は、どこでもできる」と強調され、「まず、折伏をさせてくださいと、御本尊に懸命に祈り抜くことです。すると、そういう人が出てきます」とも教えてくださっています。

 伊藤 「ともかく、あらゆる人と仏法の対話をしていく」大切さも示されています。たとえ、入会に至らなくても、粘り強く、交流を深め、相手の幸福を日々祈り、対話を重ねていくことが肝要であると。

 永石 一緒に勤行をしたり、一緒に会合に参加して教学の勉強をしたりすることもできます。弘教に励む苦労は全て、自身の財産になると実感しています。

 原田 種をまき、大切に育てていけば、いつか花が咲き、果実が実るのは、自然の法則です。御聖訓に、「法華経は種の如く仏はうへての如く衆生は田の如くなり」(同1056ページ)とあります。あらゆる機会を通し、仏法を語り広げることが大切なのです。

いよいよ総仕上げ

 長谷川 一方、「人材の躍動」において重要なことは、「訪問激励」であり、「個人指導」です。学会としても、本年2月から毎月、「励まし週間」を設定し、最優先で「励まし」運動を推進していきます。

 原田 具体的には、「本部幹部会の中継行事」や「座談会の週」の前に、「励まし週間」を設定し、学会活動に挑戦できる方が、一人でも増えるよう、全リーダーが訪問激励に走っていく運動です。

 永石 懇談の中で、一緒に勤行・唱題に励み、信心の確信をつかめるよう、継続して励ましを送っていきたいと決意しています。

 原田 先生は、本部幹部会のメッセージの中で、現在連載中の小説『新・人間革命』第30巻「勝ち鬨」の章に続き、最終章となる「誓願」の章を執筆されることを発表されました。
 いよいよ総仕上げの時です。この時に生まれ合わせた私たちは、これまで以上の決意に燃えて、新たな戦いを起こしていこうではありませんか。