〈座談会 師弟誓願の大行進〉25 各地で新たな人材が陸続と 育成とは共に活動に励むこと 2018年3月22日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉25 各地で新たな人材が陸続と 育成とは共に活動に励むこと 2018年3月22日

忙しい年度末 絶対無事故を心掛け
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
「変毒為薬の妙法」には、いかなる苦難をも乗り越える無敵の力が――見事な拡大で世界青年部総会を迎え、「絶対勝利の信心」を示し切った東北青年部の友(11日、仙台市の東北文化会館で)

 竹岡 世界青年部総会を目指す中、さまざまな喜びのエピソードが生まれました。とりわけ、この日を特別な思いで迎えたのが東北の同志です。

 長谷川 総会が行われた「3・11」当日は、東日本大震災で亡くなられた全ての方々の追善と被災地の復興を祈念する福光勤行会が行われました。また、池田先生が随筆を通して東北の同志を大激励されました。

 原田 さらに、世界青年部総会のメッセージでも、この7年間の、東北の皆さんの不屈の負けじ魂をたたえ、先生は「東北の凱歌の友に万感の大拍手を送ろうではありませんか!」と呼び掛けてくださったのです。

 伊藤 創価新報の最新号(3月21日付)では「不屈の心」をテーマに、東北の同志がどんな思いで総会を迎えたかを特集。QRコードからアクセスして動画でも見ることができます。

 永石 大震災で身近な方を亡くされたある婦人部の方も語っていました。「3・11は私たちにとって苦しい日でしたが、世界青年部総会を目指して、青年部と共に思い切り折伏に挑むことができました。そして、この日が私たちにとって、広布の未来に向けて池田先生との新たな原点を刻む日になったことに、感謝の気持ちでいっぱいです」と。

 原田 東北の皆さんは、先生の激励を胸に、青年を先頭に弘教拡大でも勝利の結果を残されました。その姿が、全世界に勇気と希望を送っています。

幸せな人を増やす

 長谷川 創価家族が心一つに拡大に取り組む中で、各地で数多くの新会員が誕生。新しいメンバーも陸続と立ち上がりました。

 竹岡 男子部では1万2000人の「男子部大学校」1期生が出発しました。

 伊藤 女子部でも「池田華陽会」11期が結成され、9000人が新たに華陽の輪に加わりました。

 永石 学会全体が清新な息吹にあふれ、躍動していることを感じます。

 原田 新たな人材が増えている時だからこそ、改めて学会の運動の目的を確認したいと思います。それは「信心をして、幸せになった方を増やす」「学会活動で、功徳を受けた方を増やす」ことにほかなりません。

 長谷川 池田先生は先日の各部代表者会議に「青年部総会に連なる地涌の若人たちも、一人残らず広布の人材と育ち、幸福勝利の人生を飾ってくれることが、私と妻の祈りです」「『みんなが幸せになることが広宣流布』だからです」とメッセージを贈られました。

 原田 深く心に銘記すべき点です。私も昨年来、一つの指標として訴えさせていただいていますが、具体的には「勤行・唱題を実践する人」「会合に参加する人」「聖教拡大に挑戦する人」「折伏に挑戦する人」を増やすことに取り組んでまいりたい。

 長谷川 日々の「勤行・唱題」は私たちの信仰の基本です。生命を内側から磨き、本来備わっている仏界を涌現し、無限の可能性を発揮することができます。

 永石 時には、信心が惰性に陥ってしまうこともあります。そんな時に大切なのが、会合に参加し、同志と励まし合うことですね。

 原田 池田先生は「学会は、ともに仏道修行に励む“善知識の集い”なのである」と指導されています。学会の組織は互いに切磋琢磨し、成長していくためにあります。学会の集いに参加し、善知識と触れ合うことで、信心の軌道を正しく修正することができます。

 伊藤 また、先生は「聖教の拡大こそが、広宣流布の拡大である」と指導されています。

 永石 聖教拡大に挑戦する中で、自身が熟読するようになり、信心の確信と深化にもつながりますね。

 原田 そして「折伏」への挑戦。自行と化他行は仏道修行の両輪です。友の幸福を願い、語り抜くことは、相手の仏性を信じ、開く最高に尊い行動です。その挑戦によって、自身の仏性も開かれ、成長することができるのです。

 伊藤 日蓮大聖人も「一句をも人にかたらん人は如来の使と見えたり」(御書1448ページ)と、弘教に励む門下を最大にたたえています。

 永石 先日の小説『新・人間革命』「勝ち鬨」81には東北のリーダーが次のように語る様子が描かれていました。「自分が弘教した人が、一人で弘教できるようになるまで、一緒に行動し、育て上げる責任がある。つまり、自行化他の実践を教え抜くまでが折伏である」。この姿勢はまさに折伏と育成の基本ですね。

 長谷川 「後輩を自分以上の人材に」との決意で、共に学会活動に励むことが、人材育成の直道です。

 原田 そのためにも、「5・3」を目指してリーダー率先で、いっそうの個人指導、訪問・激励に取り組んでまいりましょう。

詐欺的勧誘に注意

 長谷川 忙しい年度末を迎えました。また、4月に入ると生活環境が大きく変わる方も少なくありません。何かと気ぜわしいこの時期、ともかく絶対無事故を心掛けてまいりたい。

 竹岡 4月6日から15日までは「春の交通安全運動」も行われます。

 原田 改めて交通安全への意識、交通ルールを確認し、無事故を期していきましょう。

 竹岡 また、振り込め詐欺など特殊詐欺の被害も依然として増加傾向にあり、手口も巧妙化しています。

 長谷川 詐欺的な投資勧誘なども含め、金銭のトラブルに巻き込まれないよう、油断を排していくことが大切です。

 原田 学会の世界においても、組織を利用した共同事業などは厳に戒めています。魔を寄せ付けない強盛な祈りと団結で、清浄な学会の組織を守り抜いていきましょう。