〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉20 新たな人材の清新な息吹が地涌の活力に 「一対一」の対話が信頼広げる 2019年2月25日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉20 新たな人材の清新な息吹が地涌の活力に 「一対一」の対話が信頼広げる 2019年2月25日

公明は「一人の声」を政策に実現
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
大串女子部長
今こそ、わが地域に新たな仏縁を広げるチャンス! 若き力を先頭に、勇んで対話拡大を(17日に行われた関西学生部の集い)

 大串 間もなく未来部の希望月間が始まります(3月1日から31日まで)。各地で「卒業部員会」や、少年少女合唱団の「入卒団式」が予定されています。

 永石 この時期は、未来部から男子部、女子部、学生部へ移行するメンバーも多くいます。本部・支部の未来本部長を中心に各部と引き継ぎをお願いします。

 原田 未来部出身者は、全員が大切な人材です。一人ももれなく、新たな舞台で活躍できるよう、こまやかな激励をお願いします。

 竹岡 特に、学生部では「進学者カード」の推進をお願いしています。これは、大学、短期大学や専門学校など、進学先が決まった高校3年生や浪人生のご家族、または本人が記入し、提出するものです。

 志賀 一人一人が生き生きと出発し、活動にも参加できるよう、温かく声を掛けていきたいと思います。

 永石 池田先生は「心の機微を捉えた温かな一言に、友はどれほど安心し、希望をもって前進できるか。新しい人材に清新な息吹を送るところ、地涌の活力が生まれる」と指導されました。

 原田 どこまでも「一対一」の対話に徹する――これは全ての学会活動に通じることです。御書に「一は万が母」(498ページ)とある通り、目の前の「一人」から地域広布の突破口は開かれます。新たな人材の拡大も、理解と信頼の拡大も、その積み重ねの先にあることを改めて確認したい。

自信満々に堂々と

 竹岡 今、現実の政治課題に真摯に取り組んできた公明党に、高い評価と期待が集まっています。

 志賀 昨年、全党を挙げて行われた「100万人訪問・調査」運動では公明党の持ち味である「一人の声を聞く力」が発揮されました。公明党の全議員が地域を歩き、国民が求めている課題についてアンケート調査をしたものです。

 原田 先日、公明党統一地方選に向けて重点政策を発表しましたが、これは調査運動で集めた「声」を基にしています。一貫した取り組みは日本の政治にとって画期的なことです。

 大串 東北大学の河村和徳准教授は、この運動について「政治に『声が届いた』という体験は、政治への信頼を生むだけでなく、民主主義を正しく理解する契機ともなる」と述べています。

 原田 これまで取り上げられることのなかった庶民の声を地方政治にも、国政にも届ける――まさしく、公明党の55年間の歴史は、政治を庶民の手に取り戻す闘争であったと思います。

 竹岡 そうした公明党の現場主義の姿勢が発揮された具体的な実績の一つに「公立小中学校のエアコン設置」の促進があります。

 永石 昨年夏の猛暑では、学校で子どもたちが熱中症を起こすケースが多発しました。子どもの命と健康を守るため、公明党はエアコン設置を急ぐよう政府に重ねて要請しました。

 志賀 その結果、昨年11月に、自治体によるエアコン整備を後押しする交付金822億円を盛り込んだ2018年度第1次補正予算が早期成立。この対象は全国の公立小中学校の普通教室などのうち、未設置の約17万教室全てになります。

 大串 これまで、エアコン設置が進まなかった理由に、自治体の財政負担が重いことがあります。今回の予算は、国が自治体の取り組みを大きく後押しするものといえます。

 原田 各地で反響は大きく、全日本教職員連盟の郡司隆文委員長も「学校現場の切実な状況を踏まえ、地方自治体の背中を押す英断」と評価しています。

 永石 公明党の“教室にエアコンを”という取り組みは、20年以上も前、「子どもたちが暑さで勉強に集中できない」という声を聞いた東京の公明党区議会議員たちが、粘り強く取り上げてきたテーマです。

 原田 「一人の声を聞く力」があり、徹底した「現場主義」の公明党だから実現できたことです。これこそ、公明党の持ち味です。「身近に公明党の議員がいる」ことの安心を地域の友に堂々と、自信満々に訴えていくことが大切です。

 竹岡 エアコンについては、東京では都議会公明党の主張で、災害時に避難所になる公立小中学校の体育館にも設置する予算が成立しました。

 志賀 それを受け、現在、各自治体で実行するよう公明議員が働き掛け、前向きに進められています。

 竹岡 一方で、卑劣な“実績横取り”を繰り返している某政党は、今回も自分たちの“手柄”の如く吹聴していますが、全く、悪質なパフォーマンスに過ぎません。

動画サイトが好評

 大串 動画サイト「ユーチューブ」の公明党の公式チャンネルでも、公明党がエアコン整備を推進したことを、分かりやすくまとめた動画が新たに配信され、好評ですね。

 永石 実績の陰にある、市民からの切実な声や議員の努力など、ストーリーを知れば一層、理解と共感が広がります。友との語らいにも有効活用できますね。

 竹岡 同チャンネルでは他にも、公明党の先見的な政策の解説や、豊富な実績の紹介など、たくさんの映像を視聴することができます。スマホなどを使えば、いつでもどこでも見ることができるのも便利です。

 志賀 「識者が語る公明党」も好評です。“夜回り先生”こと水谷修さんの声などを通して、公明党が真剣に粘り強く、青少年の薬物問題などにも取り組んできたことが分かります。

 原田 公明党が「一人の声」を政策に反映する上で、要となるのが地方議員です。今春の統一地方選も断固、全員が勝ち抜いてもらいたい。そして、地域のためにますます身を粉にして仕事をしてもらいたい。