〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉26 悔いなき師弟共戦の一日一日を 「断じて勝つ」と決めて戦う 2019年3月21日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉26 悔いなき師弟共戦の一日一日を 「断じて勝つ」と決めて戦う 2019年3月21日

公明が若者の声を政策に
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長
藤原学生部長
若師子のごとく、大鷲のごとく、人間王者の陣列を!――忍耐と勇気で対話を広げる、各地の青年部

 藤原 戦いは勝つと決めた方が勝つ――これは、池田先生が幾度となく示してこられた人生万般に通ずる将軍学です。

 原田 先生は、いかなる広布拡大の戦いでも常勝の歴史を残されてきました。リーダーは常に、広宣流布の師匠である先生の指導を拝し、進んでいきたい。

 永石 聖教新聞の連載「勇気の旗高く」では大阪の友に対する指導が2回にわたって掲載されました。15日付には、1956年(昭和31年)の「大阪の戦い」を通じての“勝利の要諦”が示されています。

 竹岡 ①師弟不二の祈り②将の勢いと執念③「正義の団結」の拡大――です。いずれも、全同志が心に刻むべき大事な指針です。

 原田 18日付では、広布のリーダーに対して「使命の天地で勝つためには、『ここを素晴らしい地域にするんだ!』と深く決意し、祈りに祈り、命を削って動くしかない」との指導が掲載されています。リーダーはまず自身が誰よりも深く祈り、真心で語って、一人一人に信心の確信を訴えていきたいと思います。

 永石 各地を訪れると、どの地域でも、多くの学会員の方々が自身の宿業や課題を乗り越え、素晴らしい信心の実証を示している姿に接します。

 原田 今、池田先生と共に創立90周年、100周年を目指して師弟共戦で進む私たちの日々が無量無辺の福徳になり、輝かしい広布の歴史になることは間違いありません。御書には「一日の命は三千界の財にもすぎて候なり」(986ページ)と仰せです。一日一日を悔いなく過ごしていきたい。

「18歳」初の統一選

 大串 統一地方選挙前半の告示が今月末に迫っています。今回、統一選として初めて「18歳選挙権」が適用されます。

 竹岡 18歳選挙権は2016年に導入されました。同年の参院選で投票に行った18歳~20歳のうち「家族と行った」という人が6割を超えました。さらに、調査では家族や友人と政治の話をする頻度が高いほど投票に行く割合が多くなるとの傾向も出ています。

 大串 同年の10代の投票率は20代、30代より高く、決して政治への関心が低いわけではありません。

 永石 若者の期待に応えることは政治の大切な責務であり、役割です。

 竹岡 公明党は若者の声を政治に届けようと、さまざまな運動に取り組んでいます。党青年委員会が実施する政策アンケート「ボイス・アクション」もその一つです。2016年には、集まった1000万人以上の声を政府に届けました。

 大串 特に要望が多かったのが「最低賃金アップ」です。最低賃金とは、すべての企業が従業員に支払う最低限の時給のことです。公明党は与党として粘り強く取り組み、現在、段階的に引き上げられています。

 藤原 今年度は全国平均で26円上がり、時給が平均874円になりました。この上げ幅は比較可能な2002年度以降で最大です。

 竹岡 公明党の主張を反映して、2016年度以降、政府の経済財政運営の基本指針には、最低賃金が「1000円になることをめざす」と記されています。

 永石 青年の声が政府を動かしていますね。「自分の声が政治に届いた!」との実感は、政治を身近に感じる契機になると思います。

 原田 青年が積極的に政治に関わり、同世代の声を届けることは重要です。そうした運動を続けてきたのが公明党の強みなのです。

 藤原 「将来の奨学金の返済に不安を感じている」との悩みを抱える学生にも公明党は手を差し伸べてくれました。返済のいらない「給付型奨学金」が今年度から本格的に実施されています。対象者数は一学年につき約2万人で、月額2万~4万円が支給。20年度からは対象者、金額ともに大幅に拡充されます。

 大串 公明党は、給付型奨学金の創設を1969年の国会質問で取り上げて以来、半世紀にわたり一貫して主張してきました。そして、創設に向けて、財源、対象者、給付のあり方など方向性を示してきました。

具体的に粘り強く

 原田 一つの政策に対して、具体的に、粘り強く取り組み、ネットワークの力で実現する。これこそ、公明党の真骨頂といえます。

 竹岡 他にも、無料Wi―Fiの整備なども、公明党は推進していますね。「今、若者が求めているもの」に敏感な公明党は青年層の心強い味方です。

 原田 このようなことができるのは、日頃から公明党の議員が若者と対話を重ね、その声に耳を傾けてきたからにほかなりません。

 大串 若者向けの政策に真剣に取り組む公明党に対し、各界からも期待の声が寄せられています。

 藤原 高校生や大学生らを中心に構成されている「日本若者協議会」の室橋祐貴代表理事は、各党の若者政策を比較し、公明党を「一番われわれの提言を受け入れていただいた政党」と評価しています。

 永石 引きこもりや危険ドラッグの問題に取り組んでこられた“夜回り先生”こと水谷修氏は「『子どもたちが幸せな国に』という私自身の決意と行動に、どこよりも深く共鳴し、力を貸してくれているのが公明党」と述べ、「公明党の議員が、地域にいないことによる不利益は大きい」と、統一地方選の勝利に向けエールを送っています。

 藤原 戸田先生は「青年は心して政治を監視せよ」と言われました。どの政党、どの候補が、この国の未来を考え、若者のための政策を実現しているか。それを見極めることが私たち青年の責務だと思います。

 原田 これからも、公明党には若者の視点を政治に取り入れ、あらゆる世代が生き生きと暮らせる日本をつくってもらいたい。