〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉32 希望は「必ず勝つ」という一念から 強気と執念で皆を味方に 2019年4月18日
〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉32 希望は「必ず勝つ」という一念から 強気と執念で皆を味方に 2019年4月18日
大串 4月20日は、聖教新聞の創刊記念日です。
原田 聖教新聞では現在、11月の世界聖教会館の完成に向け、配達員の方々の写真を掲載しています。陰に陽に、聖教新聞を支えてくださる皆さまに、心から御礼申し上げます。
長谷川 いつの時代も、聖教新聞は、広布の機関紙として、勇気と希望を届ける挑戦を重ねてきました。
永石 私たちの一番の喜びは、池田先生の指導を学べることです。「御書と歩む」や「新時代を築く」などの執筆を続けてくださっている先生に、感謝は尽きません。
原田 激戦に挑む際、思い起こすのが、16年前、「随筆」に記してくださった、「希望」と「開拓」についての指針です。
永石 「希望」は、「『必ず勝つ』『必ずこうしてみせる』という強き一念から起こる」と言われ、「開拓」とは、「自分自身への挑戦だ」と強調されました。
長谷川 「苦手だからと、つい避けてきた課題。先入観から『どうせだめだ』と諦めてきたり、『いつかやろう』と思いながら、いつも後回しにして手つかずだった問題」――「最も手強い壁は、実は心の中にある」とも指摘されています。
原田 御書に「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(231ページ)と仰せです。先生は、「勇気をもって自分と向き合い、『自己拡大の戦い』『人間革命の戦い』を起こすことだ!」と呼び掛けられています。
竹岡 青年部は、先生の指針の通りに実践し、勇敢な開拓者へと成長します。
原田 栄光の5月3日へ。私たちは今、「自身の人間革命」を懸け、「対話の拡大」に挑戦しています。大切なのは、「強気」と「執念」です。平和と幸福の社会の創出へ、皆を味方にする「対話」に、さらに励んでいきましょう。
長谷川 さて、21日は、統一地方選の後半戦である、一般市・東京特別区・町村議選の投票日です。
原田 選挙は、「1票差」で勝敗が決する場合があります。勝ち抜くには、「1票の重み」を皆が強く認識する必要があります。
永石 昨今、報道されている通り、「期日前投票」の利用者も増加しています。その意味で、「毎日が投票日」との意識も重要です。
大串 投票日前日まで利用できる、「LINE」などによる投票依頼も定着しています。変化を続ける制度に対応していくことも求められていますね。
原田 投票日まで残り3日。公明党は、議員OBや家族も一丸となって、その豊富な実績を語り、選挙戦を勝ち抜いてもらいたい。
竹岡 ところで先日、読売新聞が「自民党は今後、どのような政策に軸足を置くべきか」と自民党員に調査したところ、「保守・リベラルに偏らない中道的な政策」が45%で第1位でした。「自民党ならではの保守的な政策」を選んだ人は28%でした。
大串 月刊「公明」5月号で、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、「公明党は結党以来、中道を貫いてきた。中道政治は本当に『言うは易く行うは難し』だが、国にとっては非常に大切なものだ」と語っていました。
竹岡 ケンブリッジ大学出版局が刊行する「日本政治学誌」という学術誌でも、「公明党は、その規模以上の力を発揮して、自民党の重要な安全保障政策を抑制している」「1955年以来、自民党のアイデンティティーや綱領に関わる優先事項とされている事柄について、重要な政策上の譲歩を引き出している」などと論じられています。
永石 鋭い分析ですね。本年11月に結党55周年を迎える公明党は、日本の柱として、いやまして存在感を光らせているのですね。
竹岡 一方、橋本氏は、世論調査で“平成で最も悪い影響を与えた政治的出来事”と評された民主党政権について、「問題は政治を安易に考えていたという一点に尽きる」と語っています。民主党はその後、分裂しています。
長谷川 ドイツの社会学者マックス・ウェーバーは「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」(脇圭平訳)と述べています。大衆と共に歩んだ公明党の55年は、それを物語っています。
大串 最近も東京では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに、私立を含めた都内の学校が希望すれば、子どもたちが無料観戦できることが決定しました。公明党はさらに、交通費や暑さ対策など、細かいところまでの配慮を提案しています。
長谷川 全国に先駆けて今夏から加速する都内の公立小・中学校の体育館へのエアコン設置や、すでに実施している私立高校の授業料の実質無償化も、公明党の提案です。
竹岡 公明党が道筋をつけた体育館へのエアコン設置について、都議会本会議で、今年度の予算に反対しながら、“自分たちがやった”と“横取り”をしているのが共産党です。政治評論家の森田実氏は喝破しています。“本当に地域に根差した活動を行っているのは公明党だけです。一方、私が61年前まで所属していた共産党の根幹は「エゴイズム」です。地方政治を「政党の強化(党勢拡大)」に利用することに執心しているのが共産党です”と。
永石 他にも公明党は、東京都において、体外受精などの特定不妊治療への助成の所得制限を緩和させ、不妊検査・一般不妊治療(人工授精など)への助成も、妻の年齢要件を40歳未満へと広げさせました。いずれも、庶民の側に立ち、政策を実現していく、公明党らしい誇れる実績です。
原田 「大衆とともに」との不変の立党精神をもつ公明党は断じて、この選挙戦を勝利し、国民のために働いてもらいたい。