〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉52 創価の誇りに燃える「一人」から大波が 勇気の師子吼が広布の原動力 2019年7月8日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉52 創価の誇りに燃える「一人」から大波が 勇気の師子吼が広布の原動力 2019年7月8日

公明は日本政治の安定に不可欠
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
広宣流布に生き抜く、私たちの「前進また前進」こそ、人類の平和を築きゆく希望――さあ、「人間革命」即「立正安国」の物語を世界へ、未来へ!(6月、四国・愛媛の代表幹部会)

 永石 大変うれしいことに、池田先生・奥さまが7月3日、東京牧口記念会館を訪問されました。牧口先生、戸田先生の生涯をしのび、勤行・唱題をされ、全世界の同志の健康と福徳と安穏、そして勝利を祈念してくださったのです。

 長谷川 さらに、創価大学のキャンパスを視察され、多くの学生らから喜びの声が届けられています。

 原田 先生は7月3日について、「師と弟子の金剛不壊の魂が命懸けの闘争の中で結合し、永遠の歴史に刻まれた『師弟常勝の記念日』なのである」と言われています。偉大な創価三代の師弟に連なる私たちは、必ずや広宣流布と立正安国の戦いに勝利し、報恩の誠を尽くしていきたい。

破邪顕正の「宝剣」

 長谷川 「青年の月」「師弟勝利の月」である7月。11日は、男子部の結成記念日です。今、広布の激戦の中で、破邪顕正の宝剣を磨き鍛える、男子部一人一人の成長を、先生は心から喜んでくださっています。

 志賀 先生は男子部結成の日を振り返り、「人数ではない。役職でもない。まず一人だ! まず一人である! 決意深き一人の青年の胸に、『創価』の誇りが燃えているかどうかだ! その不滅の炎が、次の一人、また次の一人へと、燦々と燃え広がり、広宣流布の大波となっていく」とつづられました。この指針を命に刻み、男子部は“不二の山本伸一”となり、広布の城を守り継承していきます。

 原田 青年の熱と力、そして勇気の師子吼こそ、仏の軍勢を勝利へ導く原動力です。御聖訓に「一の師子王吼れば百子力を得て諸の禽獣皆頭七分にわる」(御書1316ページ)と仰せです。共々に勇敢に戦い抜き、師弟の正義を満天下に示していきたい。

与党内のリード役

 大串 参院選が公示され、期日前投票が始まっています(20日まで)。

 永石 21日の投票日に向け、マスコミ各社の報道も熱を帯びています。私たちが支援する公明党の山口代表は、今回の参院選の争点は、国内外で起きている荒波を前に、「与党の勝利で政治を安定させるか」それとも「混乱に陥るか」であると、述べています。

 志賀 確かに12年前の参院選で与党が敗北したことが、民主党政権の誕生につながりました。しかし、国民の期待を裏切る結果となったのです。実際、民主党政権は、読売新聞の世論調査で“平成で最も悪い影響を与えた政治的出来事”と評されています。

 原田 現在、国際社会は分断が深刻化しています。その中で日本の政治的・社会的な安定は際立っていると、国内外の多くの識者が評価しています。

 大串 それは政権の一翼を担う公明党が、生活者の視点に立ち、幅広い国民の声を国政に反映させているからこそですね。

 長谷川 日本は今、人口減少と少子高齢化の同時進行という、世界に類を見ない難局に直面しています。そこで公明党は、皆が安心して暮らせる社会を築くため、「子育て支援」から「老後の安心」までを見据えた「全世代型の社会保障」を訴えてきました。

 志賀 これについて、政治評論家の森田実氏が「安倍晋三首相は今年の施政方針演説で『全世代型の社会保障』を打ち出し、公明党社会保障の方針が、政府の方針になった。公明党の55年の努力の成果だ」と語る通り、公明党の粘り強い働き掛けにより、政府が新たな動きを始めたのです。

 原田 たとえば教育。公明党が昨年、実施した「100万人訪問・調査」運動の中で、最も多かった意見の一つが「子どもの教育に、お金が掛かりすぎて心配。何とかしてもらいたい」との声だったそうです。

 長谷川 公明党は、そうした点を踏まえ、与党内での議論をリードし、「日本の教育政策において歴史的転換点」といわれる、幼児教育・保育の無償化、私立高校授業料の実質無償化、大学や専門学校などの無償化という、「3つの無償化」を実現させたのです。

 大串 また、高齢者支援としては、低年金の高齢者の年金支給額に最大で年6万円(月5000円)の上乗せをし、さらに所得の少ない高齢者の介護保険料も軽減させます。

 志賀 10月に実施予定の消費税率引き上げによる増収分が財源となります。

 大串 なお、増税による暮らしへの影響を少しでも緩和するため、公明党は、飲食料品などの税率を8%に据え置く「軽減税率」を実現させました。毎日の買い物で「税が重くなった」という感覚を和らげるための施策です。

 永石 住民税非課税世帯と3歳半未満の子どもがいる世帯を対象に「プレミアム付き商品券」も発行。住宅、自動車についての減税や給付も行われます。

 原田 さらに公明党は、“納税者の皆さんに重い負担をお願いする”からこそ、“自らも身を切るべきである”と、議員歳費10%の削減を公約に掲げています。

 永石 また、高齢の方による自動車のアクセルとブレーキの踏み間違い等による事故が相次いでいます。そこで公明党は「希望ある“幸齢社会”」を構築するため、安全運転サポート車の購入支援や、コミュニティーバスの整備等による、「新たな移動サービス」の実現を目指しています。

 原田 一橋大学大学院の中北浩爾教授は、「公明党が存在感を示すことは、日本政治を安定させる上で不可欠」と述べています。日本政治を安定させ、さらに国民の安心を守り、希望の未来を開くためにも、公明党は、今回の参院選を何としても勝ち抜いてもらいたい。そのためにも、議員OBや家族、そして全議員が死力を尽くしてほしい。