〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉59 妙法には生死を超えた無量無辺の大功力が 自行化他の題目が最高の孝養 2019年8月5日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉59 妙法には生死を超えた無量無辺の大功力が 自行化他の題目が最高の孝養 2019年8月5日

友人・親戚と有意義な交流
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長
追善とは深い祈りをささげるとともに、私たち自身の生き方を高めていくこと。広布への誓いも新たに、三世の福徳の旅路を(昨年8月、各地の墓地公園での諸精霊追善勤行法要から)

 永石 先月の参院選で、私たちが支援した公明党は、選挙区7議席比例区議席の合計14議席を獲得し、大勝利しました。

 大串 参議院公明党として、現行制度で過去最高の議席数へ躍進しましたね。

 長谷川 投票日翌日の新聞では「公明好調」(読売)、「公明安定」(産経)などの見出しが躍りました。

 永石 兵庫、大阪の両選挙区で激戦を勝ち抜いたことを通して、「公明『常勝関西』健在」(読売大阪版)などとも報じられていましたね。

 竹岡 兵庫、愛知をはじめ、多くの青年政治家が誕生しました。いずれも人柄・見識・経歴のどれをとっても、他党を圧倒する素晴らしい議員だと評判です。

 原田 選挙結果を受け、公明党への期待はさらに高まっています。一橋大学大学院の中北浩爾教授は、社会保障財政再建など中長期的な課題について「与野党の合意形成の橋渡し役を公明党に期待したい」と述べています。

 大串 慶應義塾大学小林良彰教授は「公明党には、有権者の関心が高い経済・財政や年金・医療の問題に対して、自民党とは違う進歩的で新しい政策を打ち出してもらいたい」と語っています。

 竹岡 東京財団政策研究所の加藤創太常務理事は、ポピュリズムと二極化が進む中で、公明党のような「中道の政党に求められるのは、テレビでワンフレーズで鮮やかに『敵』を切ってみせることではない。一貫した姿勢を長期に堅持しつつ、有権者からの信頼を地道に確保していくことだ。これはまさに責任政党のあり方そのものでもある」と主張しています。

 原田 選挙後、私がお会いした識者の方々も同様の思いを語られていました。公明党には国民、支持者の期待に応え、日本の安定のため、平和のため、社会保障や福祉の充実のため、さらなる奮闘を望みたい。新しい時代の政治課題にも果敢に挑戦してもらいたい。

日顕宗は食法がき

 長谷川 「お盆」が近づいています。日蓮大聖人は「盂蘭盆御書」や「四条金吾殿御返事(盂蘭盆由来御書)」で、自身が善根を積んでこそ真の回向になる旨を仰せになっています。

 原田 「自身仏にならずしては父母をだにもすくいがたし」(御書1429ページ)とあるように、自他共の幸福、広宣流布と立正安国を目指す学会活動で積んだ善根を先祖に回らし向けることが、真の回向なのです。

 永石 「題目の光無間に至りて即身成仏せしむ」(同712ページ)との御金言もありますね。

 長谷川 池田先生も、「妙法には、生死を超えて生命を照らし晴らせる無量無辺の大功力がある。ゆえに、私たちの追善回向は必ず故人に届き、成仏の境涯へと導くことができる。これが御本仏のお約束である。広布の行動こそ、自行化他の題目で一家眷属を三世に包める最極の孝養となる」と指導されています。

 竹岡 一方、この時期になると日顕宗(日蓮正宗)の坊主は「僧侶が拝まなければ故人は成仏できない」などのおどし、だましで供養集めに血眼になりますが、そんなことは御書のどこにも書かれていない全くの邪義です。

 長谷川 「お経回り」などと称し、日顕宗の坊主が檀家の家を回り“僧侶の読経はありがたいものだ”と思わせて供養稼ぎに狂奔する姿は、大聖人が痛烈に破折した「食法がき」(同1111ページ)そのものです。

 原田 学会では、お盆の日を中心に、広宣流布の息吹にあふれた全国の会館や墓地公園などで、異体同心の同志と共に、御本尊に勤行・唱題します。これこそが、大聖人のお心にかなった最高の追善なのです。

「一人」から広がる

 大串 夏季友好期間に入り、普段なかなか会うことができない友人・知人と交流する、絶好の機会でもあります。

 竹岡 『新・人間革命』第6巻「遠路」の章には「人間は、ともすれば古い友人とは疎遠になりがちである。また、古い友人との交流があれば、新しい友人をつくろうとはしないものだ。しかし、人間を大切にし、人間関係を広げていくなかで、新たな世界が開かれていく」と記されています。

 原田 先生が示されている通り、「古くからの友人を大切にする」とともに「新しい友人をつくる」ことが、自身の人生を豊かにしていきます。

 大串 また、この機に、親戚とも積極的に交流を深めていきたいですね。

 原田 池田先生はかつて、日興上人が、自身が生まれ育った地域にたびたび足を運び、対話を広げていたことを通して「日興上人は御自身の人脈を存分に活用しながら、一人また一人と対話を交わし、仏縁を結んでいかれた。日興上人の親戚は、多くが入信している」と指導されました。

 竹岡 さらに、「日興上人が妙法に帰依させた人々が、さらに自身の縁者を折伏した。人脈は、次から次へと広がり、拡大が進んでいったのである」と。「一人」を起点に大きく仏縁が広がっていく様子がうかがえますね。

 永石 先日も、帰省した方が「日頃、会う機会がなくても、言葉を交わせばすぐに心が通うのが親戚ですね」と語っていました。

 長谷川 一人一人と対話を重ね、交流を結ぶことで、一家一族の幸福が大きく開かれ、新たな広布の裾野も広がっていくのです。

 原田 友人、知人、親戚とじっくりと語り、理解と親交を深めていくことはとても大切です。遠方に住んでいる方も含め、夏の友好期間を活用して大きく仏縁を広げていきましょう。