〈座談会〉創立100周年へ 新たな10年の出発 広布と師弟に生き抜く人生を 2020年1月6日

〈座談会〉創立100周年へ 新たな10年の出発 広布と師弟に生き抜く人生を 2020年1月6日

  • 箱根駅伝 創大生の力走に大拍手!
  • 〈出席者〉原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、西方男子部長、大串女子部長
「創立100周年へ、世界広布の道をさらに大きく広げていきましょう!」と誓い合う出席者(学会本部別館で) 
「創立100周年へ、世界広布の道をさらに大きく広げていきましょう!」と誓い合う出席者(学会本部別館で) 

 大串 「前進・人材の年」が、晴れ晴れと幕を開けました!
 
 長谷川 「創価学会創立90周年」「池田先生の会長就任60周年」という意義深き佳節を迎える本年、合言葉は「皆が前進! 皆が人材!」です。この紙上座談会もタイトルを一新し、新たな決意で臨んでいきたいと思います。
 
 西方 まず、何より大きな喜びになったのが、1月2、3日に行われた箱根駅伝での、創価大学の力走ですね!
 
 志賀 往路7位、復路9位で過去最高の総合9位となり、見事、悲願のシード権(10位以内)を獲得することができました!(一同、大拍手)
 
 大串 快進撃は1区の米満選手のスタートダッシュから始まりましたね。歴代2位となる記録で区間賞に輝きました。チームが勢いづき、全員の力走につながりました。
 
 永石 なかでも、10位と「55秒差」の11位でたすきを受け取った、10区の嶋津選手の力走には、本当に感動しました。序盤からのハイペースで、従来の記録を19秒上回り、13年間塗り替えられなかった区間記録を更新! チームとして総合9位の大逆転を果たしたのです。その奮闘は、多くの人たちに勇気を送ってくれました。
 
 長谷川 選手やスタッフはもちろん、全国の皆さんの応援が一丸となってつかんだ栄光ですね。駅伝終了後、選手らが口々に応援してくれた方々に感謝を述べていたのが印象的でした。
 
 原田 創立者である池田先生も「大勝利おめでとう。本当によく頑張った。ありがとう」と、皆の大健闘をたたえられていました。私たちも、各人が掲げる本年の勝利の峰に向かって走り抜いていきたい。
 
 西方 今年の夏には、いよいよ東京五輪パラリンピックが行われますね。
 
 原田 今、大舞台を目指して真剣に努力を重ねているスポーツ部のメンバーもいます。また、それぞれの分野で多くの同志が今年の飛躍を期しています。皆で応援していきましょう。
 
 永石 池田先生は、本年の出発に向けて「(学会創立)100周年へ向かう10年は、人類にとって重大な分岐点となる10年である」と述べられました。
 
 長谷川 では、「人材」とは果たしていかなる人なのか。小説『新・人間革命』にはつづられています。「学会の人材の要件とは何か――。根本的には、生涯、広宣流布のために生き抜く人です。学会と共に、師弟不二の大道を歩み続けていこうと決意し、それを実践している人です」(第25巻「人材城」の章)
 
 原田 現実に日蓮大聖人の御遺命の通り、「死身弘法」で広宣流布の道を開いたのが創価三代の師弟です。その創価の師弟に連なる人生を生き抜く中にこそ、自身の偉大な人間革命があり、無限の可能性の開花もあります。
 
 志賀 青年部も、徹底した折伏・弘教の実践の中で、一人一人が次代を担う使命を自覚し、人材へと成長してまいります。
 
 永石 各地で行われた新年勤行会では多くの新入会員も誕生しました。全員が宝の人材の方々です。
 
 原田 御書には「一切の仏法も又人によりて弘まるべし」(465ページ)と仰せです。新しい人を励まし、育ててこそ広布は進みます。折伏・弘教、訪問・激励、また、任用試験など、数々の機会を通して人材を育み、「前進・人材の年」を、かつてない池田門下の陣列で荘厳していこうではありませんか。

連載開始から55年

 大串 1月1日には、1965年に小説『人間革命』の連載が開始されてから55年の佳節を刻みました。
 
 長谷川 先生は『人間革命』の執筆について「師の戸田の決意と精神を、全同志が分かちもってほしかった。そのための執筆でもあった。安楽に慣れ、原点の精神を忘れれば、魂は滅びる。人類の幸福の宝城たる学会を永遠ならしめるには、戸田の敢闘を永遠に伝え抜かなくてはならない」(『新・人間革命』第10巻「言論城」の章)と、真情をつづられています。
 
 永石 『人間革命』の冒頭は「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」から始まっています。この一節は、人類の平和と幸福の実現という、学会の運動の目的を象徴しています。
 
 原田 当時、連載が開始されると、すさまじい勢いで同志の間に感動が広がっていきました。また、同年に発刊された、単行本の第1巻は、たちまちベストセラーになりました。その反響は社会にも広がり、「小説を読み、真実の学会の姿を知りました」「反戦を掲げた主題から、学会が発展する要因が分かりました」と、各界からも感動の声が寄せられました。
 
 西方 まさに、先生の言論闘争が、会員一人一人を鼓舞するとともに、学会の正義を社会に広く伝えていったのですね。
 
 志賀 当時の青年部員も、『人間革命』から崇高な創価の師弟の精神を学び、折伏・弘教、メンバーの激励の糧としていたと伺いました。
 
 原田 その通りです。今、半世紀を経て、同じように、青年部の皆さんが『新・人間革命』を真剣に学び合っている姿に、いつの時代も変わらぬ後継の息吹を感じます。先生の執筆闘争に感謝するとともに、一人一人が師弟の精神の体現者として成長していきましょう。

皆が主役の座談会

 長谷川 間もなく、本年最初の座談会が各地で行われます。各人が新たな目標を掲げ、勢いよく一年をスタートしていきたいですね。
 
 原田 座談会は「皆が信心を深める」「皆が主役」の歓喜あふれる場にしていくことが大切です。
 
 永石 『新・人間革命』第2巻「先駆」の章には、こう記されています。「信心の確信あふれる、和気あいあいとした座談会を開催していくならば、弘教の輪は必ず広がっていきます。座談会は、学会の縮図です。職業も、立場も異なる老若男女が、幸福への方途を語り合い、励まし合う姿は、現代社会のオアシスといえます」
 
 原田 本年も、座談会を中心に仲良く朗らかに前進していきましょう。