〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉72 10月2日は「世界平和の日」 師と共に歩む誓願の弟子に 2019年10月1日
〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉72 10月2日は「世界平和の日」 師と共に歩む誓願の弟子に 2019年10月1日
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
西方男子部長
大串女子部長
長谷川 青年部教学試験2級が無事故で終了しました。受験された皆さん、また、共に研さんしてくださった方々、運営に携わってくださった役員など、全ての方々に感謝いたします。
西方 皆が、それぞれ真剣に研さんし、成長を遂げることができました。
原田 試験ですから合否はあります。その上で、教学の研さんを重ねたこと自体が命に刻まれます。計り知れない功徳があることは間違いありません。これからも、行学の実践で信心を磨いていってください。
永石 このたび、原田会長、また、青年部の代表の皆さんと共に、仏法源流の地であるインドを訪問してまいりました。
長谷川 インドでは、新「本部」、そして、創価菩提樹園に「池田講堂」が誕生しました。目覚ましい発展ですね。
永石 二つの宝城の完成にメンバーの喜びが爆発していました。インドの全てのメンバーで唱えた題目は、この4カ月間で実に、115億遍。さらに、対話、人材育成にも全力で挑戦されていました。
大串 インドの皆さんは、不惜の闘争で世界広布の道を開き、仏法西還を現実のものとしてくださった池田先生への感謝を口々に述べていました。その思いが拡大の原動力になっていると感じました。
原田 池田先生がインドを初訪問されたのは1961年のこと。小説『新・人間革命』第3巻「月氏」の章には「私はやる。断じてやる。私が道半ばに倒れるならば、わが分身たる青年に託す。出でよ! 幾万、幾十万の山本伸一よ」と東洋広布を誓う場面がつづられています。先生の深き祈りに応じて出現した人材群こそ、今のインドのメンバーであると、強く実感しました。
西方 インド訪問中に、よく耳にしたのが「I am that one disciple(私がその一人の弟子だ)!」という言葉です。これには、小説『新・人間革命』の最終回に「一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」と、つづられた場面に対する決意が込められています。
大串 インドでは『新・人間革命』の研さん運動が進んでいます。皆さんが、そこに示されている指針を“先生から自分自身へのメッセージ”と捉えて真剣に学び、広布と信心の教科書、人生の羅針盤にされている姿に感動しました。
西方 南アジアの代表も参加しての青年部総会も盛大に行われました。
大串 日本とインドの青年部が「弟子誓願宣言」を発表。「永遠に池田先生と共に、学会と同志を守りゆく誓願の人生を歩んでまいります」と、力強く誓い合いました。
原田 日蓮大聖人は、若き門下に「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)と仰せになりました。現代において、世界の池田門下の青年たちが、国境や、文化の差異などを超えてスクラムを組み、広布を誓い合う姿に、輝かしい未来を感じずにはいられません。
長谷川 まさに広宣流布は、世界同時進行で加速度を増して進んでいます。
原田 今回、多くの識者の方々とも会見させていただきました。コヴィンド大統領は、学会とインドの間に今後も末永い友情が結ばれていくことを念願されていました。池田先生が結び、多くのメンバーが育んできた友好が大きく開花している事実を目の当たりにしました。
永石 インドに続き訪問したタイでも、現地のメンバーの広布に懸ける熱気に触れ、本当に感動しました。
原田 タイは「アジアの灯台」との誇りに燃え、この25年で地涌の陣列が10倍に発展しました。
永石 一人一人と接する中で皆さんが信心を根本に地域、社会に信頼を広げてきた結果であることがひしひしと伝わってきました。
原田 タイ広布をリードしているのが“黄金柱”の壮年部です。壮年大会には弘教拡大の歓喜の中、3600人の友が集い合いました。タイでは、明年に向けて壮年部、青年部がそれぞれ7万5000人の陣列の構築を目指しており、前進の息吹にあふれています。
永石 婦人部の集いでは、明年の勝利に向け、拡大と後継の育成を固く誓い合いました。各地で広布が躍進する陰には、婦人部の真剣な祈りと、温かな励ましが必ずあります。
原田 タイでは、池田先生が親交を深めたプーミポン前国王の次女であられるシリントーン王女を表敬。また、アナン元首相ともお会いしました。
長谷川 インド、タイ共に、先生が国家指導者から庶民まで、あらゆる人々と交流し、友情と信頼の絆を結んでこられた地です。
原田 世界中で仏法哲理を根本に、平和・文化・教育運動を展開するSGIへの信頼はいっそう深まっています。世界が創価の人間主義の哲学、社会貢献の行動に期待しているのです。
大串 来る10月2日は、「世界平和の日」です。
西方 1960年のこの日、池田先生は、世界広布への第一歩としてアメリカ・ハワイに旅立たれました。明年で60年の佳節を迎えます。
永石 先生は「大白蓮華」10月号の巻頭言で当時を述懐し、「足を運ぶ全ての大地に題目を染み込ませ、出会う一人また一人の友と、力の限り対話を重ねゆく旅であった」と、つづられました。
長谷川 先生の、この激闘から、創価学会が世界宗教へと飛翔しゆく新章の幕が開かれたのです。
原田 世界広布新時代の主人公は私たち一人一人です。目の前の友を励まし、地域に信頼の輪を広げていく。この地道な実践にこそ、創価の対話運動の目的である世界平和への一歩があります。健康第一、無事故第一で、決意も新たに前進していきましょう。