〈池田大作先生 四季の励まし〉 未来部は「世界の希望」 2018年7月22日

  • 池田大作先生 四季の励まし〉 未来部は「世界の希望」 2018年7月22日
 
 

 わが未来部の友よ!
 君たちこそ、一家にあっても、
 地域社会にあっても、
 世界にあっても、
 希望と輝く太陽である。
 君たちの笑顔があれば、
 一切は明るく変わる。

 若き日に、良書にふれた人は
 幸せである。
 本を読もうと努力する姿勢
 それ自体が、尊い
 それは、
 人生への挑戦に通じるからだ。
 何ごとも、
 失敗を恐れてはならない。
 挑戦をあきらめてしまうことを、
 恐れるべきである。

 青春の道は、
 決して途中では決まらない。
 自分自身を信じ抜き、
 負けじ魂を燃やして、
 最後の最後まで走り抜く人に、
 栄冠は輝くのだ。

 妙法を受持した
 家庭に生まれてきたことが
 どれほど大きな福運であり、
 どれほど深い使命があることか。
 未来部の友は「信心」という、
 人間として、何よりも尊く、
 何よりも強く、何よりも美しき
 「心」を確かに受け継いでくれる、
 「わが家の宝」「国の宝」であり、
 「人類の宝」なのである。

 正義の創価の未来部は、
 一人も残らず「師子王の子」です。
 今は学びに学び、鍛えに鍛えて、
 真の実力をつけてください。
 大切な大切な皆さんの
 健康と勝利を祈りに祈って、
 私は、真剣に題目を
 送り続けてまいります。
 どんな時でも、
 皆さんの絶対の味方です。
 愛する未来部、万歳!

 夏の太陽に照らされた緑の庭園。その向こうには、世界へとつながる青い海が広がっていた――1984年(昭和59年)6月、池田大作先生が和歌山・白浜町の関西研修道場でシャッターを切った。
 「未来部躍進月間」がスタートした(8月31日まで)。期間中、創価ファミリー大会や各種コンクールなどが行われる。皆が挑戦と勇気の一歩を踏み出せるよう、応援していきたい。
 御書に「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(231ページ)と。後継の友の育成に力を注ぐことは、未来の広宣流布のために尽くすことである。その喜びと誇りに燃えて、未来部員一人一人の無限の可能性を信じ、祈り、励ましを送っていこう。

〈座談会 師弟誓願の大行進〉48 歓喜の団結で「永遠に先駆」の大九州―― さらなる地涌の陣列拡大へ! 2018年7月19日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉48 歓喜の団結で「永遠に先駆」の大九州―― さらなる地涌の陣列拡大へ! 2018年7月19日

青年部・未来部こそ創価の希望
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
平井九州長
川上九州婦人部長
藤原九州青年部長
岩田九州男子部長
中九州女子部長
九州広布は、永遠に青年が切り開いていきます!――後継の若人が新たな誓願を立てた九州総会(8日、九州池田講堂で)

 原田 このたびの、西日本を中心とした記録的豪雨では九州でも大きな被害がありました。被災された方々に、重ねてお見舞い申し上げます。

 平井 被害に遭われた地域の皆さまの激励に全力を挙げています。不撓不屈の信心で必ず乗り越えてまいります。

 永石 中国・四国をはじめ甚大な被害があった地域の一日も早い復興を真剣に祈念してまいります。

 平井 8日には九州総会(本部幹部会)を大成功で終えることができました。

 川上 池田先生はメッセージの中で、今回の総会を「九州への80回目の訪問」と意義づけてくださいました。九州は、この半年間で1万1000を超える「世帯増」を成し遂げることができました。

 永石 総会の当日、九州池田講堂での参加者はほとんどが青年部、未来部でしたね。「まるで“九州青年部総会”のようですね」と参加者が口々に言っていました。男子部、女子部、学生部もそろって日本一の折伏を達成しました。

 藤原 先生も本部幹部会の大成功を喜ばれ、「青年部の日本一、おめでとう」とのご伝言も頂きました。

 永石 青年部・未来部による「青年よ広布の山を登れ」の大合唱も本当に感動的でした。合唱中には、九州各地の青年部・未来部の映像も流れましたね。

 田中 はい。全て、先生との原点を刻んだ場所で収録した映像です。

 藤原 総会での、先生のメッセージの中で、戦時中に牧口先生の肖像写真を撮影した九州の青年のエピソードが紹介されました。実は、その方のひ孫に当たる、福岡の男子高等部の部長が今回の総会に合唱団として参加していたのです。中等部の妹さんと共に、教学部任用試験にも合格して総会を迎えたそうです。

 原田 九州は、各地で後継の青年が立派に育ち、活躍しています。創価の師弟の精神が九州の地で脈々と継承されている証拠です。学会が永遠に勝ち栄えていくためには「弘教拡大」と「後継育成」を続ける以外にありません。九州の同志は、見事にその先駆けとなる戦いをされました。

若き後継者が躍動

 岩田 総会を目指し、男子部では次代を担う男子部大学校生の育成に全力を注ぎました。皆、使命ある、新しい力の人たちです。

 藤原 鹿児島では圏男子部長が折伏を実らせた入会記念勤行会に、大学校生が対話を重ねてきた友人と参加。決意と祝福あふれる大感動の勤行会に、友人は「皆さんの姿が学会の真実そのもの」と確信し、その後、入会しました。

 岩田 佐賀でも、すでに2人に弘教をしたメンバーなど、大学校生が躍動しています。また、育成を担当する先輩の奮闘も光りました。大学校生に模範を示そうと友人を相次ぎ入会に導いた部長が、好条件の転職を勝ち取り、社会でも見事な実証を示しました。

 田中 女子部も、リーダーが一人一人に寄り添って、折伏に挑戦する人材の裾野を広げることができました。宮崎の白蓮グループのメンバーは、会合参加や対話を重ねてきた友人に弘教が実りました。その友人と共に任用試験にも挑戦し、合格。はつらつと活動に励む彼女の姿は、地域にも喜びを広げています。

 永石 女子部の皆さんが一人を大切にして、自他共の幸福を目指す姿は、学会が励ましの団体であることを象徴していますね。

 田中 宮崎の女子部では、少人数の集いにも積極的に友人を招き、対話をしました。「あんなにすてきな先輩たちと一緒にいられたら、自分も強くなれる気がする」と言っていた友人もいました。

 川上 婦人部も、女子部の皆さんと一体になり、激励に、折伏に励みました。大分では婦女一体で「ロマンカフェ」を開催する中、女子部メンバーも弘教を成就することができました。

 田中 また、今回、入会に至らなくても本当にたくさんの友人に仏縁を広げることができました。全て、一人一人の「勇気の数」であり、リーダーの「励ましの数」であると実感します。

 原田 その通りです。友の心にまいた幸福の種が花開くまで、真剣に題目を送っていきましょう。また、誠実に粘り強く、励ましの対話をさらに拡大していきましょう。

地域に根を張って

 川上 長崎の、ある婦人部の方は自治会や老人会などにも積極的に参加し、信頼を広げています。彼女は今回、地域の友人と座談会に参加。友人は御書講義での仏法の哲理、VODを通じて池田先生の平和行動にも感動。「自分も、地域の皆さんの幸福のために尽くしていきたい」と決意し、入会されました。

 永石 地域に根を張り、信頼と友好の輪を広げている様子が伝わってきます。最近は、悩みを乗り越えたい、というだけでなく、より良い生き方を求めて入会をされる方も多いですね。

 平井 長崎では、真心の友人葬に参加して入会を決意される方も相次ぎました。中には20代の青年もいます。学会員が、友人葬の際に、親切に周囲の人に接する姿に感動し、学会に興味を持ったのがきっかけだったそうです。

 川上 2年前の熊本地震で大きな被害を受けた地域の友も、励ましの対話拡大を進めています。ある圏では「STBカフェ」として、毎週、それぞれの地域でSTBを観賞する取り組みを続けました。地域の方々に声を掛け、支部で30人の友人が集うこともありました。こうして、圏の全支部がブロック1の弘教を達成することができました。

 永石 何があっても負けない学会員の姿、そして、この信心に多くの人が希望を見いだしたのでしょう。

 川上 入会した友の中には仮設住宅や、みなし仮設等に住む方も多くいらっしゃいます。同圏の婦人部長も、家族と共に仮設住宅で暮らしながら皆を激励し、先日、個人折伏も成就しました。震災を通し、熊本は先生から度重なる大激励をいただいています。「今こそ、ご恩返しの時!」と、皆で折伏に走りました。

 原田 熊本の同志は、変毒為薬の実証を見事に示されています。「妙とは蘇生の義」(御書947ページ)との御文の通りです。その、不屈の勝利の姿は、苦難に立ち向かう世界中の同志に勇気を送ることは間違いありません。

 平井 福岡では、壮年部の太陽会や副役職の先輩方も一緒になって支えてくださいました。さらに、人材グループ「王城会」が戦いをけん引しました。それぞれの地域で毎月のように定例会を開催。各地域で王城会の精神や、小説『新・人間革命』を学び、拡大に飛び出していきました。

 原田 まさに、壮年部は地域広布の“黄金柱”であり、創価家族の要です。

 平井 鹿児島の奄美大島では、池田先生の初訪問から55周年の佳節を大拡大で飾りました。ある支部では、ブロック1となる、10を超える御本尊流布を達成。その半数が地域内に住む方です。さらに、4人の法華講救済や、青年部、未来部の輪も広がり、歓喜が爆発しました。奄美のメンバーは、先生からの「広宣流布即地域貢献」との指針を胸に地域の発展を祈り、信頼を広げています。

 川上 大分では、昭和56年の反転攻勢の大分指導が描かれた『新・人間革命』「勝ち鬨」の章が前進の原動力になりました。当時、長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」の発表に居合わせた「大分21世紀会」のメンバーをはじめ、全県下の同志が誓願の折伏に挑戦。多くの方が歓喜の弘教を実らせることができました。

 原田 師弟の原点を忘れず、師匠への報恩に生きる人は全てを勝ち越えることができます。

 藤原 青年部も、「勝ち鬨」の章を通じて「今再び、先生を大分にお迎えすることができた」との感謝の心で九州総会に向け、折伏に取り組むことができました。総会が“後継の儀式”となったことが何よりの喜びです。

世界の同志と共に

 永石 7日に、福岡の各地でSGIの方々を迎えて行われた、交流の集いも大盛況でした。計500人以上の友人が参加されたそうですね。

 岩田 はい。友人の方々からも、感動の声が相次ぎました。「海外の方々の体験談が、自分の境遇と重なり、とても感銘を受けました」「誘ってくれた学会の友人に感謝です」など、創価の連帯が世界に広がる様子を肌で感じられ、終了後には、多くの方々が入会を決意されました。

 平井 先生は総会のメッセージで「一人一人を温かくおおらかに励まし、希望の歌声を仲良く力強く響かせながら、若き地涌の世界市民を、二陣、三陣と限りなく呼び出していこうではありませんか!」と呼び掛けてくださいました。この先生からの指導を胸に、全ての地区が、いっそう青年部の拡大に取り組んでまいります。

 原田 「永遠に先駆」との誇りも高く、さらなる地涌の陣列拡大へ飛翔されゆく大九州の姿は、全国をけん引し、全世界の同志の模範となっていくことを確信します。

本部幹部会で紹介された池田先生の指針 永遠なる師弟の勝利劇を共に 2018年7月19日

本部幹部会で紹介された池田先生の指針 永遠なる師弟の勝利劇を共に 2018年7月19日

青年ならば試練に挑め
「強敵」こそ自身を鍛える“第一の味方”
池田先生が青年部の代表と共に、トルストイの玄孫ウラジーミル氏(中央)、ショーロホフの令孫アレクサンドル氏(左端)ら一行を歓迎。席上、先生に「トルストイの時代」賞、ショーロホフ生誕100周年「記念メダル」が贈られた(2008年12月、東京牧口記念会館で)

 「世界広布新時代第36回本部幹部会」(8日、福岡市の九州池田講堂)の席上、2008年12月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像が上映された。師弟の月・7月を勝ち飾りゆく友の指針として掲載する。

 一、私たちが敬愛してやまぬ、大文豪トルストイ先生は綴りました。
 「お母さまの顔はただでも美しかったけれど、微笑によってそれはいっそうすばらしくなり、まるで周囲のもの全体が明るくなるようであった。生涯のつらく苦しいおりおりに、もしほんのちょっとでもあの笑顔を見ることができたら、私はおそらく悲しみとはどんなものであるかをすら知らなかったであろうと思う」(中村白葉訳『トルストイ全集1』河出書房新社
 お母さんの微笑みは、すべてを明るく照らしてくれる。お母さんの微笑みがあれば、私たちは、人生の苦しみも悲しみも、朗らかに乗り越えていくことができるのだ――。

平和を祈る心

 一、じつは、トルストイ先生は、幼くして母を亡くしました。〈ちょうど2歳になるころ。文豪は、母の面影を求め、作品を通して母の愛を宣揚した〉
 私がお会いした、偉大なる文豪ショーロホフ先生も、最愛の母を戦争の空襲によって奪われました。
 それだけに、お二人の大文学には、世界のお母さんたちの幸福を願い、そして人類の平和を祈る心が深く深く込められていると感じてなりません。
 きょうは、わが未来部の代表も集いました。高等部、中等部の若き皆さん、本当にご苦労さま! お休みのところ、よく来たね。成績は大丈夫かな。
 若いということ自体が、一番の財産だ。
 電車賃が足りない時は、一駅や二駅は“マラソン”で(笑い)。そのくらいの心で、朗らかにいくのです。
 青春時代は、悩みが尽きないものだ。だからこそ、先輩は、後輩を大事にしてあげてほしい。何か困っていることはないか、悩んでいることはないか、相談にも乗ってあげてもらいたい。うんと応援してあげるのです。
 親を一番、大事に! 後輩をまた一番、大事に!
 これが、「人道」の出発です。
 それから、男性は、女性を大事に! なかんずく、全員が、お母さんを大事に!
 これが、人生の「根本」です。
 一、トルストイ先生の名作『戦争と平和』。読んだことのある人はいますか?〈会場から多くの手が上がった〉
 内容は聞かないから、心配しなくてもいい(笑い)。
 『戦争と平和』は200年前、ナポレオン軍がロシアに攻め入った時代が舞台である。荒れ狂う動乱の激流の中で、真摯な青年が、いかに悩み、いかに苦難を勝ち越えていくか。
 試練に打ち勝つ「青年の勝利」が、この大河小説の主題の一つであるといってよい。

全てが財産に

 一、トルストイは記しています。
 「試練こそ私にはこよなく有難い」(ビリューコフ著、原久一郎訳『大トルストイ勁草書房
 また、「苦難に耐えることを知る人間は、不幸になるわけがない」というのが彼の信念でした。
 その通りと思う。私の人生も、そうだった。戸田先生も、そうおっしゃった。
 青年ならば、苦難にぶつかっていくことだ。試練に挑んでいくことだ。要領よく生きて、何で本物の人間ができるだろうか。
 苦労をして働く。広布のために戦う。時には、いじめられる。それでも前進を続けていく。そして勝つ。
 それが全部、自分自身の訓練となり、財産となるのです。
 仏法でも、“強敵”こそ、自分を強く大きく鍛えてくれる“第一の味方”であると教えている。仏になるための「善知識」なのである。
 トルストイは、政治の権力による弾圧にも、宗教の権威による破門にも、卑劣な虚偽の中傷にも、絶対に屈しなかった。
 「屈しない」ことが勝利である。永遠の勝利だ。屈してはならない。私も何があっても、絶対に屈しなかった。
 師子王である戸田先生に薫陶された直弟子は、何ものにも負けないからです。

真実を広める

 一、「なすべき大切な使命」とは何か。
 トルストイは、青年に伝えました。それは、「持てる力の限りを尽くして、わが身に知り得た真実を世界に広めながら、生き抜いていくことである」と。
 これこそ、創価学会の精神ではないか。世界広布の人生ではないか。
 理想を目指す人には生きがいがある。
 その理想を実現しゆく方程式を、トルストイは示唆してくれているといえよう。
 わが青年部の皆さん! 「生命の尊厳」そして「人間革命」の希望の哲学を、生き生きと、大確信をもって、これからも、さらに力強く大師子吼していこうではありませんか!
 一、トルストイの『戦争と平和』には、こうも記されている。
 「勇気あれば 勝利ゆるぎなし」(藤沼貴訳、岩波文庫
 「戦いに勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ」(米川正夫訳、岩波文庫
 ここから、社会を変革しゆく要諦を読み取ることができる。平和を築く、我らの言論戦も、勇往邁進して勝ってきた。
 仏法は「不惜身命」「勇猛精進」と説く。わが身を惜しまず、勇猛に戦ったほうが必ず勝利するのである。
 ショーロホフ先生の作品からも、「勝負」の哲学を学び取ることができる。
 こう綴られていた。
 「勝利は頂上にあるんだ」「重要なのは頂上に達すること、どんなことがあってもたどり着くということだ!」(昇曙夢訳『祖国のために』角川文庫)
 この不屈の心意気で進もう!
 君たち青年よ! 師子王のごとく、大鷲のごとく、勇気と執念で断じて勝ちまくれ!
 トルストイ先生も、ショーロホフ先生も、ずる賢い大人たちの傲慢や恩知らず、また、ウソや攪乱を許さなかった。正義と誠実の「青年」を信じ抜かれたのである。
 戸田先生も、誰よりも「青年」を信じておられた。青年部、頼むよ!
 一、トルストイ先生の一人の若き弟子(グーセフ)は、師の大思想を勇敢に広め、戦った。そのために不当に弾圧され、2年間も追放・流刑された。
 しかし、この若き弟子は、師のもとで戦いきった青春に、一点の後悔もなかった。
 〈グーセフはトルストイ最晩年の1907年から09年まで2年間、トルストイの下で働く。09年に流刑。流刑の地から帰った後も、他の弟子とともに、師トルストイの原稿収集、出版、師の思想の研究に生涯を捧げた〉
 「これでいいんだ」と、わが心に叫べる人生は、幸せである。
 若き弟子は、流刑の地から、81歳になる師匠トルストイに、こう書き送っている。
 「もしも私に、今より千倍厳しい困難が降りかかったとしても、私は、この2年間、こんなにも長く、あなたのおそばにいることができたことを、ただ天に感謝したことでしょう」
 「あなたとともに過ごすことができ、いつも最高の幸福を感じておりました」
 師弟に生きることほど、幸福なものはない。これこそ真実の価値ある人生である。よくよく心に留めていただきたい。
 牧口先生と戸田先生も、そうであられた。
 戸田先生と私も、深い深い絆の、人生の劇であった。師弟一体の戦闘を続けてきた。何一つ、後悔はない。
 今度は、私と君たちで、尊極の師弟の勝利の歴史を、誇り高く、永遠につくり残していこうよ! きょうから!

世界広布新時代第36回本部幹部会九州総会から(要旨) 海外活動体験 マレーシア創価学会 梅松明 壮年部長 2018年7月18日

世界広布新時代第36回本部幹部会九州総会から(要旨) 海外活動体験 マレーシア創価学会 梅松明 壮年部長 2018年7月18日

2万人の新たな地涌の友が誕生
母国の平和と繁栄に尽くす
 

 一、私は、マハティール首相をはじめ、わが国の多くのリーダーを輩出し、池田先生に名誉博士号をお受けいただいた国立マラヤ大学で、医学部の教授、副学部長を務めています。専門は小児科で、常に、子どもたちの小さな声に耳をすます医療を心掛けています。
 私の原点は1987年、日本での研修会です。初めてお会いした池田先生は、私たちにご指導くださいました。「人生には、数限りない『出会い』があり、数限りない『絆』がある。しかし、そのなかにあって、『師弟の出会い』『師弟の絆』こそ、もっとも崇高なる人生の“精華”である」と。まさに、この時の先生との出会いで結んだ師弟の絆こそ、私の人生の全てとなりました。
 1992年から現在の職場に勤務。実証を示そうと、医師として、また教育者・研究者として誠実に日々の課題に取り組みました。
 2005年、光栄にも世界のドクター部を代表して、聖教新聞の連載で池田先生と対談する機会をいただき、後にその内容は『「生老病死と人生」を語る』との題名で出版されました。
 同志の健康・長寿、全民衆の幸福を、常に祈り抜かれる先生の心を心として、さらに誠心誠意の医療に取り組んだところ、13年には思いもかけず、故郷のペナン州からナイトの爵位を受けることになりました(拍手)。
 一、私は、マレーシア創価幼稚園の理事長も務めています。
 開園から23年、創価教育の理念は社会から高い評価を受け、現在は園児の7割が学会員以外の子どもたちです。
 英語・マレー語・中国語の3カ国語で教育が行われ、幼稚園を卒園する時には、皆、すでに3カ国語を習得しています。
 一、組織では、2015年に全国壮年部長の任命をいただきました。
 マレーシア創価学会は、約10年前に4万5000人の地涌の陣列を達成。16年に完成したアジア広布の新牙城・SGIアジア文化教育センター、首都クアラルンプールの一等地にそびえる12階建てのマレーシア総合文化センターをはじめ、全国99の会館が、13の州、全てにわたってあります。
 しかし、多民族・多宗教が共存するわが国で、仏法への理解を広げるには常に困難がつきまとい、実はここ数年、拡大は膠着状態でした。
 執行部は新出発に当たり、“弟子の拡大の金字塔を先生にご覧いただく時は今をおいてほかにない”と決意し合い、広宣流布大誓堂が完成5周年を迎える本年の「11・18」を目指し、新たなる2万人の地涌の陣列を築くことをともどもに誓願しました。
 青年部は早朝、自宅で1時間の“同盟唱題”をした後、インターネット会議で小説『新・人間革命』を読み合い、一日をスタート。夜は、各部一体での訪問・激励、体験発表を軸とした小単位の座談会にも、毎日のように取り組みました。
 着実な語らいを重ねた結果、池田先生に勝利を報告したいという皆の思いが一つとなり、拡大の勢いは加速しました。
 本年の1月2日、先生のお誕生日には、1万人の拡大を達成。さらに「5・3」には1万5000人、「7・3」には、ついに目標だった2万人の入会を4カ月前倒しで達成することができたのです(拍手)。
 この戦いの中で、私自身も3人の友を入会に導くことができました(拍手)。
 新入会の友と共に成長し、マレーシアの新たなる池田門下の団結で、「11・18」を晴れ晴れとお祝いしていく決意です。
 そして、これからも妙法の医師として、地涌の闘士として、母国の平和と繁栄、一人一人の幸福のために戦い抜き、師弟不二と異体同心の模範の地涌の陣列を、必ずやマレーシアに築いていきます(拍手)。

世界広布新時代第36回本部幹部会九州総会から(要旨) 活動体験 福岡・本陣東区常勝香椎本部 森恍次郎 副本部長 2018年7月18日

世界広布新時代第36回本部幹部会九州総会から(要旨) 活動体験 福岡・本陣東区常勝香椎本部 森恍次郎 副本部長 2018年7月18日

和菓子店を継ぎ年商を40倍に拡大
信心で「世界一の老舗」に
 

 一、私は1947年、福岡で江戸時代から続く和菓子店の長男として生まれました。
 大学に通っていた頃、叔母から受験を控えた従兄弟の家庭教師を頼まれました。家に行くと、従兄弟はいつも熱心に題目を唱えていました。
 当時の多くの青年と同じく、マルクス思想に傾倒していた私は、「宗教はアヘンやけん、題目やら、あげんで勉強せな合格できんよ」と彼に忠告しました。それを聞いた叔母は、「あんた『人間革命』の哲学を知らんと? 認識せずして評価したら損するよ」と、火を吐く言論で私を破折しました(笑い)。
 勢いに圧倒され、小説『人間革命』を読み始めたところ、感動と興奮で体が熱くなりました。
 “一人の人間革命が全人類の宿命をも転換する”という哲学のスケールの大きさ、山本伸一青年の師弟を貫く生き方に命が揺さぶられ、民衆の幸福と世界平和を実現するのは、この道しかないと、69年に入会しました。
 一、その翌年に父が他界し、私は大学卒業と同時に、和菓子店を継ぐことに。老舗の伝統が、一気にのし掛かってきました。
 当時、従業員は20人、経営は赤字続き。山陽新幹線博多駅まで開業する75年までが勝負と決め、社運を懸けて新商品づくりに取り組みました。
 全国の銘菓を、かき集めました。いろんな甘いお菓子を渋い顔で食べている私を見て、長年、会社を支えてきた母が言いました。
 「よそのお菓子もいいけど、これまであんたが生きてきて、本当に感動したお菓子はなかと?」と。
 ハッとしました。私にとって最高のお菓子、それは幼い頃に母の実家で食べた祖母のきな粉餅でした。焼いた餅をお湯に浸して、きな粉をまぶし、黒砂糖をかけると、それが熱で溶けだし、格別のおいしさでした。あの地元の味で勝負しようと、心が定まりました。
 それからは、何百回と試作に試作を繰り返しました。これはと思う試作品ができるたび、食品会社を経営する学会の先輩の所に持っていきました。
 先輩は「いいところまで来ているが、まだ足りないものがあるなあ」と。私が「何が足りませんか」と聞くと、「あと題目が100万遍くらいかなあ」と真顔で言うのです(笑い)。先輩の言う通り、徹底して題目をあげては試作に挑戦。この間に3世帯の折伏も実りました。
 納得のいく商品ができるまで3年を費やし、わが社の看板商品「筑紫もち」が誕生しました。おかげさまで筑紫もちは好評をいただき、国際的な品質評価コンテスト「モンドセレクション」の最高金賞を10回受賞。年間1200万個を売り上げる人気商品に成長しました(拍手)。
 一、それでも経営は山あり谷ありです。90年代にはバブル崩壊のあおりを受け、会社は倒産寸前にまで追い込まれました。
 しかし、池田先生の弟子として負けるわけにはいかない。「必ず乗り越えます」と決意を記し、先生に手紙をお届けすると、思いもかけず、先生から書が届きました。そこに、したためられた文字にくぎ付けになりました。
  
 世界一 老舗山
  森福光 夫婦城
  
 涙が止まりませんでした。師匠が勝利を信じてくださっている。恐れるものなどないじゃないか。再起を誓い、夫婦で御本尊に向かいました。
 先生の言われた“世界一の老舗”を築くため、世界基準の会社にしようと決意。従業員も団結して協力してくれ、97年には、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」を取得することができました。
 こうした努力によって力ある人材が育ち、経営も安定。ヒット商品も次々と生まれました。現在では、従業員は社長就任当時の18倍となる360人、年商も40倍の31億円にまで発展させることができました(拍手)。
 一、仕事が多忙でも信心は一歩も引かず、いつでもどこでも題目根本に戦ってきました。時々利用する運転代行の車の中でも、了解を得て唱題していたところ、運転手さんが題目の響きに感動し、昨年の5月3日に入会(拍手)。先月の教学部任用試験にも見事、合格されました。
 4人の息子たちの子育て中は、主婦として家庭を守ってくれていた妻も、現在は、わが社の副社長として経営をもり立ててくれています。学会婦人部での薫陶のおかげか、財界でも信頼され、今では九州商工会議所女性会連合会で会長を務めています。
 長男だけはお菓子より音楽に魅了され、アメリカでプロのファゴット奏者として活動しています。次男・三男・四男は、それぞれわが社の中核として、老舗に新しい風を送ってくれています。
 経営者の知人に、4兄弟の仲の良さをうらやましがられるたび、学会の永遠の指針である「一家和楽の信心」の深い意味を実感しています。
 これからも家族が団結して“世界一の老舗”を目指し、お菓子を通して、広宣流布、世界平和に貢献していく決意です(拍手)。

「栄光の日」の集いに贈られた創立者・池田先生のメッセージ 2018年7月18日

「栄光の日」の集いに贈られた創立者・池田先生のメッセージ 2018年7月18日

友情の光で世紀を照らせ 「従藍而青」の学びの青春を

 一、この1学期も、みんな、よく頑張り通しました。大きな地震もありました。厳しい暑さも続く中、わが学園生は、「創価の子らしく」、また「誓いの王子王女」として、たくましく学び、鍛え、成長してくれています。
 人間の偉さは、何があっても、地道に、たゆまず不屈の挑戦を貫く日々に光ります。
 愛する故郷が豪雨で被災した皆さんは、とりわけ、心を痛めていることでしょう。その中で歯を食いしばって負けじ魂で前進しゆく皆さんの姿が、お父さんやお母さんはもちろん、送り出してくださっている被災地の方々にとっても、大きな希望の力となっていくことは間違いありません。
 一、きょうの「栄光の日」(17日)に、まず「友情の光で世紀を照らせ!」と申し上げたい。
 創価学園が開校した1968年の秋、私は「日中国交正常化提言」を発表しました。会場に、私は学園生の代表を招きました。50年にわたり、一貫して誠実に、同窓生たちが日中の友好に貢献を続けてくれていることも、わが創価教育のロマンです。
 当時、私の提言に直ちに注目し、大きく応えてくださったのが、中国の周恩来総理です。周総理は、友情と信義を、こよなく大切にされる指導者でした。
 周総理が学生時代、病気と闘う友を励まし、互いに心の支えとした詩があります。
 「自然の大気につつまれ、共に元気を取り戻して
 各々が光明を放ち世界を明るく照らそう」(王永祥、高橋強編著、周恩来・鄧穎超研究会訳『周恩来と日本――苦悩から飛翔への青春』白帝社)
 わが学園生も、豊かな自然に恵まれ、また世界に広々と開かれた、このキャンパスで、伸び伸びと良き友情を深めていってください。とくに友人が大変な時、苦しい時こそ、温かな励ましの声をかける皆さんであってください。今の友情の光が、やがて「人道の光」「平和の光」そして「世紀を照らす光」と広がっていくからであります。
 一、もう一点、申し上げたいのは「従藍而青の学びで青春を染め抜け!」ということです。
 今回、東西それぞれに「藍より青く」また「従藍而青」とテーマを掲げたことを、この言葉を大切にした創価教育の父・牧口先生も喜ばれていることでしょう。
 なぜ、藍より青い色が染め上がるのか。藍染めの職人の方が教えてくれました。
 それは何度も何度も、何度も淡々と、そして粘り強く染め抜くからというのです。私は、学びの道と全く同じであると感嘆しました。勉強がなかなか思うように進まない時も、あきらめず辛抱強く基本を繰り返せる人は、必ず力を発揮できるのです。
 7月18日は、私の敬愛する友人マンデラ元大統領の生誕100周年の記念日です。わが命の学園生に、この正義の巌窟王の言葉を贈り、私のメッセージとします。
 「人間がひとたびやり遂げようと決めたら、何ものも止めることはできない」(セロ・ハタン、サーム・フェンター編、長田雅子訳『ネルソン・マンデラ 未来を変える言葉』明石書店
 この夏も、健康で無事故で、自分らしく朗らかに努力を積み重ねていってください。
 大切なご家族や地域の皆さんにも、希望の笑顔で、くれぐれもよろしくお伝えください。

〈御書池田大学運動のために 池田華陽会御書30編に学ぶ 女子部教学室〉 種種御振舞御書㊦ 2018年7月16日

〈御書池田大学運動のために 池田華陽会御書30編に学ぶ 女子部教学室〉 種種御振舞御書㊦ 2018年7月16日

勇敢に難と戦う中に仏の境涯が
強盛な信心で一切を善の働きに
信心根本の挑戦で一切を自身の人間革命、宿命転換の好機に!(今月1日、東京牧口記念会館で行われた「全国白蓮グループ大会」)

 今月は、「種種御振舞御書」の後半を学びます。
 池田先生は、つづられています。
 「牧口先生は、よく『すすんで魔を駆り出して退治する』と言われました。(中略)
 事実、『魔を呼び起こす勢いで』『魔を魔と見破って』、敢然と広布の指揮をとってきたのが、創価の三代の師弟です。今こそ私たちは、日蓮大聖人の御精神を深く拝していきたい。三障四魔と戦うなかに、成仏の境涯が開けます。魔が大きければ大きいほど、それ以上に、功徳は絶大なのです」
 強盛な信心で大難を勝ち越えられた日蓮大聖人の御精神を拝し、心に刻んでいきましょう。(拝読範囲は、御書916ページ4行目~925ページ本抄末尾です)

本抄について

 本抄は、日蓮大聖人が建治2年(1276年)に身延で認められ、光日房に与えられたとされていましたが、詳細は不明です。大聖人御自身のお振る舞いがつづられた本抄は、文永5年(1268年)、蒙古から国書が届き、大聖人が「立正安国論」で述べられた「他国侵逼難」の予言が現実のものとなったことから書き起こされます。
 そして、文永8年(1271年)の竜の口の法難、佐渡流罪佐渡での塚原問答、「開目抄」の御執筆。さらに文永11年(1274年)、佐渡流罪を許され鎌倉に戻られてからの国主諫暁、身延入山へと至る不惜身命の闘争が記されています。

御文

 釈迦如来の御ためには提婆達多こそ第一の善知識なれ、今の世間を見るに人をよくなすものはかたうどよりも強敵が人をば・よくなしけるなり、眼前に見えたり此の鎌倉の御一門の御繁昌は義盛と隠岐法皇ましまさずんば争か日本の主となり給うべき、されば此の人人は此の御一門の御ためには第一のかたうどなり、日蓮が仏にならん第一のかたうどは景信・法師には良観・道隆・道阿弥陀仏と平左衛門尉・守殿ましまさずんば争か法華経の行者とはなるべきと悦ぶ(御書917ページ5行目~9行目)

通解

 釈迦如来にとっては提婆達多こそ第一の善知識ではなかったか。今の世間を見ると、人を良くするものは、味方よりも強敵が人を良くしているのである。
 その例は眼前にある。この鎌倉の北条御一門の繁栄は、(北条一門を倒そうとした最大の敵である)和田義盛隠岐法皇とがおいでにならなくては、どうして日本の主となれたであろうか。それゆえ、この人々は、この御一門のためには、第一の味方である。
 日蓮が仏になるための第一の味方は、東条景信であり、法師では良観、道隆、道阿弥陀仏であり、また平左衛門尉、守殿(北条時宗)がおいでにならなくては、どうして法華経の行者になれただろうかと悦んでいる。

解説

 掲げた御文の前段で日蓮大聖人は、仏法の修行と理解が深まれば三障四魔が必ず競い起こるとの『摩訶止観』の文を通し、障魔と戦う人こそが“正法を行ずる人”であると示されます。
 さらに、御自身が国主等から迫害を受けていること自体が、正法を実践している証しであると教えられます。難に遭っても正法の実践を貫くなかで、偉大な仏の境涯が開かれるのです。
 掲げた御文で大聖人は、釈尊に敵対し殺害や教団の分裂などを企てた提婆達多こそ、釈尊にとって「第一の善知識」であると仰せです。善知識とは、人を仏道に導き入れる人を指し、この反対が、正法の修行を妨げて人を不幸にする悪知識です。大聖人は、提婆達多によって釈尊の偉大さが明らかになったことをもって、大悪人である提婆達多を善知識と言われているのです。
 同じように大聖人にとって、御自身の命を狙う極楽寺良観や平左衛門尉ら迫害者こそが、仏になるための“第一の味方”であったと喜ばれています。
 ここで大事なのは、釈尊も、大聖人も、悪知識である敵に“打ち勝った”からこそ、自らの正義を証明し、敵をも善知識の働きへと変えることができたということです。“仏法は勝負”であり、敵に打ち勝ってこそ、悪をも善の働きへと転換できるのです。
 掲げた御文で“世間においても、自身を成長させ強くするものは、味方よりも強敵である”と述べられている通り、私たちの日常においても、苦難や“壁”にぶつかった時、また、行き詰まりを感じた時こそが、さらなる成長のチャンスです。
 いかなる苦難も、信心で立ち向かえば、自身の境涯を大きく開き、宿命転換するための好機にできるのです。
 ゆえに、何があっても“断じて勝つ”と一念を定め、強盛な信心を奮い起こして前進することが重要です。
 池田先生は、今月の本部幹部会へのメッセージのなかで、「題目と共に日々、蘇る生命力で一切を変毒為薬し、不屈の『人間革命』の前進を」と呼び掛けています。
 青年の月・7月。強盛な祈りを根本に、励ましの対話を大きく広げ、何があっても負けない青春を歩んでいきましょう。

池田先生の講義から

 人を成長させるのは、味方よりも、むしろ敵である。その意味で、迫害者こそは、境涯革命のための真実の味方であるといえる。権威・権力の迫害との戦いは「法華経の行者」の誉れと喜びを引き出してくれる。だから、喜ばしいことなのだ――と教えられています。
 これは、もちろん「敵も味方も仲良く」ということではありません。
 大切なのは「戦い切る」ことです。妥協を許さず「絶対に負けない」ことです。(2012年5月号「大白蓮華」、「勝利の経典『御書』に学ぶ」)
 ◇ ◆ ◇ 
 創価学会も、ありとあらゆる迫害・弾圧・策謀に全部、打ち勝ってきました。その戦いによって、皆の信心が深まり、強くなった。難もなく、簡単に広宣流布ができたら、鍛えの場がなく、成仏する修行の場がなくなってしまう。
 難即前進です。煩悩即菩提です。
 一切の苦悩を即幸福へのエンジンとしていくのです。(『法華経智慧』普及版〈中〉)

研さんのために

 ○…2012年5・6月号「大白蓮華」に掲載の「勝利の経典『御書』に学ぶ」(聖教新聞社