〈座談会 栄光の峰をめざして〉55 “清新”な決意で下半期を出発 さあ、勇気と希望の暁鐘を! 2017年8月31日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉55 “清新”な決意で下半期を出発 さあ、勇気と希望の暁鐘を! 2017年8月31日

今が仏縁を広げる新たな時
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
世界広布の王者・ブラジルは、誓願の青年を先頭に、模範の弘教拡大を!――全土250会場にインターネットで同時中継された同国SGIの集い(23日、サンパウロ市のブラジル池田文化会館で)

 原田 このたび、ペルー、ブラジル、メキシコの中南米3カ国を笠貫SGI女性部長らと訪問してまいりました。無事故・大成功で終えることができ、心から感謝しております。

 伊藤 南米最古の名門・ペルー国立サンマルコス大学による、池田先生の人間主義の理念に基づく、平和と教育の卓越した業績をたたえての、「名誉博士号」授与式をはじめ、各国での諸行事の模様が連日、聖教新聞で報道され、楽しみにして読んでいました。

 原田 どの国も、池田先生の入信70周年を盛大に祝賀しようと、目覚ましい発展ぶりでした。「青年拡大の年」らしく、各国で青年が躍動しており、改めて世界広布新時代の様相を目の当たりにしました。

 長谷川 日本でも下半期の活動が始まっています。本年前半の大勝利の勢いのままに、まずは「11・18」へ、皆が“清新”な決意で出発していきたいですね。

 原田 先生は、小説『新・人間革命』「雄飛」の章に続き、「暁鐘」の章を書き進めてくださっています。一人一人が、自らの新たな「人間革命」の勝利劇へ、勇気と希望の「暁鐘」を打ち鳴らしていきましょう。

 志賀 青年部も、「創価の世紀」の朝を告げゆく、栄光と勝利の「暁鐘」を、師と共に、高らかに轟かせていく決意です。

弘教と人材を拡大

 長谷川 この夏も伝統の全国最高協議会を開催し、眼前の広布の戦いである「弘教拡大」「人材拡大」に総力を挙げ、広宣流布大誓堂完成5周年となる明年の「11・18」を完勝で飾ることを確認し合いました。

 永石 具体的な下半期の活動としては、①「友人参加の座談会」と「モバイルSTB視聴運動」の推進②「聖教新聞の拡大」「任用試験(仏法入門)」を通じた仏縁の拡大③「教学部初級試験・青年部教学試験3級」「任用試験」で人材の育成、ですね。

 志賀 座談会については、各部一体で友人参加を進められるよう、日程を工夫し、「信仰体験」や「モバイルSTB」などを通し、内容を充実させていくことが大切になりますね。

 永石 聖教拡大では、間もなく、お手元に届く「聖教新聞PR版(2017年秋季号)」などを活用し、「新しい友人読者」の開拓と、「新しい聖教拡大活動者」の育成に、取り組んでいきたいですね。

 長谷川 併せて、任用試験での地区2人以上の合格者の輩出を目指し、会友受験に総力を挙げ、仏法理解を深めていきましょう。

 永石 また、初級・3級試験を通し、拡大に挑戦する人材を育成していきたいですね。なお、任用試験は、未来部育成に力を入れる意味から、今回より中等部員の受験が可能となります。

師弟こそ前進の力

 原田 こうした下半期の戦い、さらには学会の「永遠性」を確立する闘争に勝利する要諦として、先生はこの夏、三つの御書を通して、指導されています。

 伊藤 はい。一つ目は、「千年のかるかや(苅茅)も一時にはひ(灰)となる百年の功も一言にやぶれ候は法のことわりなり」(御書1091ページ)です。

 原田 “千年たった茅も、小さな火から、瞬時に灰になるように、百年の功があっても、たった一言で、全てが灰じんに帰す”との池上兄弟への戒めを通し、先生は、「建設は死闘、破壊は一瞬」――これが、社会と人生の厳しい実相であり、勝ち進みゆく広布のリーダーには、それだけ魔も強いと強調されました。ゆえに、“百千万億倍の用心”で魔を寄せ付けず、偉大な使命を全うしてもらいたい、と言われています。

 長谷川 「勝って、また勝つのが仏法です。勝った時に、次に負ける原因をつくってはならない。勝った時にこそ、次もまた勝つ原因をつくるのです」とは、池田先生の常勝の哲学です。強盛な祈りで、一切の油断を排し、下半期に臨んでまいりましょう。

 伊藤 二つ目は、「難を忍び慈悲のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし」(同202ページ)との開目抄の一節です。

 原田 先生は、「この御本仏の忍難弘通と大慈大悲に直結しているのは、我ら創価の師弟しかいない」と綴られました。牧口先生、戸田先生、池田先生の三代の師弟の闘争を自身の命に刻めば、そこから前進の力――つまり、忍耐、智慧、団結、勇気が生まれることは間違いありません。

 志賀 リーダーが創価の三代と同じ心で、宝の同志のために祈り、大誠実を尽くせば、智慧はいくらでも湧くと、先生が述べられている通りですね。

 原田 創価の師弟に連なることができる誇りを、わが生命に満々とみなぎらせながら、下半期も、友好拡大に、友の激励に、全力で取り組んでいきましょう。

 伊藤 三つ目は、「悦しきかなや・楽かなや不肖の身として今度心田に仏種をうえたる」(同286ページ)との撰時抄の御文です。

 志賀 先生は、今が仏縁拡大の新たなチャンスであるとされ、「いよいよ強く朗らかな折伏精神で、妙法を渇仰する民衆の心田に仏種を植え、地涌の人材を林立させようではないか!」と呼び掛けられています。

 永石 混沌とする世界、分断と対立が際立つ現代だからこそ、私たちは、「大正法必ずひろまるべし」(同1300ページ)との大確信で、いよいよ喜び勇んで、友の心に幸福の種をまいていきたいと思います。

 原田 本年12月には、戸田先生の願業「75万世帯」の達成から、60周年の佳節を迎えます。不惜身命で、不可能を可能にされた師弟の闘争に一切を学びながら、私どもも、使命の場所で一人立ち、圧倒的な拡大を成し遂げていきましょう。