〈座談会 師弟誓願の大行進〉39 任用試験(6月17日)まで2週間 共に学び、共に信心の成長を 2018年6月4日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉39 任用試験(6月17日)まで2週間 共に学び、共に信心の成長を 2018年6月4日

世界が求める人間主義の哲学
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
どこまでも御書根本に前進! 世界中で実施される任用試験(上からチリ、マレーシア)

 志賀 6月6日は初代会長・牧口常三郎先生の生誕の日です。軍部政府の抑圧に屈することなく正義を叫び抜かれた「創価の父」の死身弘法の生涯があってこそ、現在の世界広布の大潮流があります。

 長谷川 牧口先生の生誕の地である新潟、また長野の同志も、先月の「信越総会」をかつてない拡大で勝ち越え、ますますの前進を続けています。

 原田 牧口先生は叫ばれました。「人を救い、世を救うことを除いて、宗教の社会的存立の意義があろうか」と。友のため、地域のため、私たちは「立正安国」の道を、さらに堂々と歩んでまいりたい。

 伊藤 また、7日には、「高等部結成記念日」を迎えます。1964年のこの日、高等部は池田先生の万感の期待と共に結成されました。

 原田 先生はかつて「私が第3代会長となり、最初に結成したのは高等部である」と語られました。一人一人が学会の次代を担う“未来の宝”です。真心の励ましを送り、地域を挙げて育んでいきましょう。

一対一の人材育成

 長谷川 6月17日に実施される「教学部任用試験」(仏法入門)まで、いよいよ2週間を切りました。多くの会友の方も含め、申込数も前回より、大きく増えました。

 原田 池田先生は、5月22日付「新時代を進む」の中で「共に学び、教えてくれる方々にも、感謝は尽きない。受験する方も応援する方も『生命尊厳』と『人間尊敬』の最極の哲学を学ぶ誇りに胸を張っていただきたい」と、受験者、応援する方、双方に対して激励の言葉を贈られました。共に学び、信心の成長を果たすため、最後まで励ましを送っていきましょう。

 志賀 任用試験は、中・高等部をはじめ、新入会者や、活動に参加し始めたばかりのメンバーが多く受験します。人材育成のチャンスとして、受験者それぞれに“合格責任者”を明確にして「一対一」の丁寧な研さんに取り組んでいる地域が多いですね。

 永石 大切なのは、教える側が徹底して関わり続けることですね。受験者にとっては、親身になって勉強を教えてもらうことが何よりの思い出になります。「先輩が自分のために尽くしてくれた」という経験が、学会活動に励むきっかけにもなります。

 伊藤 大人数での勉強会も大切ですが、「一対一」であれば、受験者の予定に時間を合わせ、勉強会を開くことができます。また、悩みや課題に対し、教学を通して励ましながら勉強を進めることで、お互いが元気になり、信心の成長につながりますね。

 志賀 研さんを通して、男子部の活動者会に初参加したメンバーがこう語っていたそうです。「初めて、信仰や学会活動を“自分のこと”として捉えることができました」と。

 原田 とても大切な視点ですね。たとえば、試験範囲の「一生成仏と広宣流布」を研さんすることにより、仏法を実践する目的が、自身の「一生成仏」と、自他共の幸福を目指す「広宣流布」の活動の中にあることを学ぶことができます。

 長谷川 「創価学会の歴史」を学びながら、三代会長の卓抜した人間性と平和への貢献を語るとともに、教える側が自身の師弟の原点を語っても、よいのではないでしょうか。

 伊藤 今回の範囲に「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書1253ページ)との御文があります。ある新入会の方は、この御文にとても感動し、「こんな素晴らしい仏法を教えてくれた友人に、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです!」と語っていたそうです。

 永石 草創の時から、多くの同志が「希望の源泉」として、胸に刻んできた御金言ですね。折伏をした紹介者の方も、これほどうれしい友人の言葉はなかったことでしょう。

 原田 新しいメンバーが仏法の哲理を学ぶことで感じた喜びは、仏法対話への弾みになります。日蓮大聖人が「行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ」(同1361ページ)と仰せの通り、「行学の二道」は信心を深める上での両輪なのです。

仏法理解の入り口

 長谷川 また、今回も、多くの未入会家族の方や、会友の方々が受験に挑戦されています。

 志賀 試験名に「仏法入門」とある通り、任用試験は万人に開かれた、仏法理解の“入り口”といえます。

 永石 「十界」を学んだ会友の婦人の方の「日常生活でのさまざまな心の動きを理論的に学ぶことができ、穏やかな気持ちになりました」との声も伺いました。

 志賀 研さんを重ねる中で、仏法哲理と学会員の誠実な振る舞いに感動し、入会を決意された方のお話も聞いています。

 長谷川 日蓮仏法は、生活の上で実証を示していくことを目的にしています。ある方は、職場での人間関係に悩む中で「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」(同1295ページ)との御文を学び「普段の生活に密着した仏法の思想に感動しました」と語っていました。受験を通して一人でも多くの方が仏法理解を深め、日々の生活のさらなる充実につながれば幸いです。

 伊藤 学習には、VODの教学講座「任用試験(仏法入門)のために」も好評です。この番組は創価学会公式ホームページ「SOKAnet」でも視聴することができます。どうぞ、ご活用ください。

 原田 日蓮仏法、創価の哲学を世界の人々が学ぶ時代になりました。教学試験は、世界約60カ国・地域で実施され、海外だけでも毎年約16万人が、挑戦しています。任用試験を通じ、世界宗教としてさらに力強く飛翔していきましょう。