〈座談会 栄光の峰をめざして〉65 御聖訓「ちかいし願やぶるべからず」 不屈の負けじ魂で徹して前へ 2017年10月16日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉65 御聖訓「ちかいし願やぶるべからず」 不屈の負けじ魂で徹して前へ 2017年10月16日

公明は政策実現力ナンバー1
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
今こそ創価の底力を振り絞り、歴史的な逆転勝利を!(左上から時計回りに、北海道・留萌創価県、大空知南県、神奈川・保土ケ谷総区、旭総区の集い)

 原田 全国の同志の皆さまの、日々の尊き献身に、心から感謝申し上げます。先日伺った東北では、復興のシンボル・東北文化会館の開館1周年を荘厳しようと、歴史を開く執念の大攻勢に打って出ています。

 永石 熊本地震から1年半となる九州でも、各部が総立ちとなり、猛然と対話拡大に走り抜いています。

 志賀 「敢闘精神」みなぎる関東各県の同志も、勝利の峰に向かい、怒濤の大前進を続けています。

 長谷川 池田先生はかつて、「いかなる戦いも、『勝つ』と決めて、最後の最後まで進み抜いた方が勝つ。いざという時に戦い切れば、永遠に崩れない常楽我浄の軌道を開くことができる」と指導されました。これこそ、不可能を可能にする勝利の鉄則です。

 原田 本当の壁は自身の心の中にあります。「自分一人くらい、いいだろう」という油断、「ここまでやれば十分」という慢心、「もう時間がない」というあきらめを一切、排することです。「断じて勝ち抜く!」と強く一念を定め、最後の最後まで行動を起こしていくことです。それは“自身の弱い命との戦い”でもあるのです。

 長谷川 決勝点が近づくほど、魔の働きも強くなります。大切なことは周囲の状況や環境に振り回されないこと。そして「ちかいし願やぶるべからず」(御書232ページ)との精神のまま、自ら誓った目標に向かって前進し続けることです。

 原田 日蓮大聖人は、度重なる大難にも、「いまだこりず候」(同1056ページ)との気迫で、民衆救済の闘争を続けられました。今こそ私たちも、日蓮仏法の真髄である、この不屈の「負けじ魂」を命に刻む時です。最後の一瞬まで「攻めの対話」に徹してまいりましょう。

3つの選択基準

 伊藤 衆院選の投票日(10月22日)まで6日。連日報道され、有権者の関心も高まってきています。

 竹岡 今回の選択基準は確かな「政策と実績」があるか、国民に「安心」をもたらす政党はどこか。「安心選択選挙」ともいえます。

 志賀 本格的な少子高齢化や、緊迫する北朝鮮の脅威など、「不安」を感じている国民に「安心」をもたらすのは、与党か野党か。この点が問われています。

 伊藤 公明党は「三つの安心」を掲げていますね。

①将来の子育てや社会保障の安心

 永石 公明党は「子育て支援の元祖」です。教科書無償配布や児童手当の創設等、半世紀以上にわたり実績を重ねてきました。教育費を心配せずに子育てができるよう、今回、「教育費の負担軽減」を掲げています。幼児教育の無償化、私立高校授業料の実質無償化、給付型奨学金・授業料減免の拡充を目指しています。

 長谷川 また、高齢者の暮らしを守るため、「低年金者への加算(月最大5000円)」や「介護保険料の軽減拡大」の前倒し実施なども掲げています。

北朝鮮問題を各国と解決する安心

 志賀 弾道ミサイル等の北朝鮮の脅威に対し、自公政権憲法の枠内で成立させた「平和安全法制」などにより、日本は米国をはじめ、国際社会と連携して対応することができています。

 竹岡 諸外国からも「問題解決のためには、日本の政権を安定させてもらいたい」との声が上がっています。公明党が政権にいることで政治が安定し、外交も進んでいます。世論調査でも現政権の外交などを評価するデータが出ています。

③「庶民目線の政治」を進める安心

 永石 公明党が政権にいることで「庶民目線の政治」が進み、「安心感がある」という声もありますね。

 伊藤 今回の重点政策も「庶民の視点」が貫かれ、具体的な、公明党らしさが光っています。他党にはない「草の根のネットワーク」で一人一人の「小さな声」を政策に反映してきました。

 長谷川 九州大学・藪野祐三名誉教授も語っています。「結党以来、公明党は一貫して『庶民の政党』『大衆の政党』として歩んでいます。連立与党の一員となった今も、公明党には全国3000人もの地方議員と国会議員との強いネットワークが生きています」

 志賀 その一方で、政策そっちのけで、自分たちの“議席の生き残り”に右往左往する野党の姿が目立ちます。たとえば、立憲民主党共産党は、自衛隊について「合憲」と「違憲」で、方針が正反対にもかかわらず、手を組んでいる。まさに選挙目当ての野合です。

 竹岡 野党の政策は、聞こえは良くとも、財源などの裏付けのないものが多すぎます。2009年、今の立憲民主党の議員が中枢を担った旧民主党政権が、いい加減な公約を並べ、全く実現できなかったことをよく覚えています。

 志賀 政策は、有権者との約束。票欲しさに“バラ色の政策”を出せばいいというものではありません。

 永石 公明党と他党との一番の違いは、多彩な実績を持つ「政策実現力ナンバーワン」であることですね。約束した政策を必ず実現する力があります。軽減税率の導入、年金受給資格期間の短縮(25年→10年)も公明党の推進で実現しました。

 竹岡 識者からも「公明党は現実に、統治機構の中で自民党とも官僚とも連携しながら、着実に政策を推進していく政党」「円熟した与党・公明党にしかできない大事な仕事」(東京大学御厨貴名誉教授)など多くの期待の声があります。

 原田 公明党には、「小さな声」を実現する力、そして「庶民の視点」で政権運営を行うバランス感覚があります。これからも徹して「大衆とともに」の立党精神を貫き、「安心の未来」を開いてもらいたい。