〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉37 広宣流布と立正安国への連続闘争を! 励ましは「話を聞く」ことから 2019年5月9日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉37 広宣流布と立正安国への連続闘争を! 励ましは「話を聞く」ことから 2019年5月9日

ルールを守り自転車事故を起こさない
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
さあ、「人間革命」即「立正安国」の大道を歩みゆこう! そこにこそ、「福運安穏」の道が限りなく開かれていくのだ(3日、東京戸田記念講堂で行われた本部幹部会)

 志賀 10連休のゴールデンウイークが明けました。いよいよの決意で、「創立90周年へ 創価勝利の年」を勝ち進んでいきます。

 大串 各地の女子部も今、新たな気持ちで出発を切っています。

 原田 先日の総県長会議でもお伝えしましたが、池田先生は1955年(昭和30年)の4月を大勝利で飾った直後、5月の日記に、「終幕即開幕。烈火の如き一念を……」とつづられました。先生は、戸田先生のもと、この強き一念で、広宣流布のあらゆる闘争に勝利してきました。

 志賀 池田先生は言われています。「一つの戦いの終わりは、次の新たな戦いへの開幕にほかならない。広宣流布は、燃え尽きることなき連続闘争だからである」と。

 原田 今日の世界広布の驚異的な伸展も、先生の間断なき死身弘法の戦いによって切り開かれてきました。私たち池田門下は今一重、一念を定め、連続勝利へ打って出ていきたい。

 長谷川 そのためにも大切なのは、リーダーが同志一人一人の声にじっくりと耳を傾けていくことです。副役職の方や高齢者の方をはじめ、広布の第一線で奮闘される方のもとへ、リーダー自身が率先して足を運び、励ましを送っていくことです。

 原田 御書には、「九思一言」(1175ページ)とあります。「九つの思いを重ねた上で、一言をいだす」との意味です。礼儀正しく、思慮深くあれ、とのリーダーの姿勢を示した言葉です。

 長谷川 “9の言葉を聞いて、1の言葉を伝える”ことといえるかもしれません。仕事のこと、自身や家族の病のこと、挑戦していることなど、まずは友の話を徹底して聞くことです。そして、全力で励ましを送ることです。それが、どれほど勇気と安心を送り、友の気持ちを奮い立たせることになるか。

 原田 その際、リーダーは相談を受けた内容を絶対に他言してはいけません。もしも、自分だけでは解決できないような場合は、本人に了解を得て、“一緒に先輩のもとに行きましょう”と伝えることです。

 永石 池田先生は、「松栄れば柏悦ぶ芝か(枯)るれば蘭なく情無き草木すら友の喜び友の歎き一つなり」(御書934ページ)との御聖訓を拝し、教えてくださいました。
 「友の喜びを我が喜びとし、友の歎きを我が歎きとする――共に泣き、共に笑う、最も麗しく、最も強き生命の共生の絆こそ、信心の世界であり、創価の集いである。ここにこそ、苦悩を希望へ転換しゆく、生命の安全地帯があるのだ」と。

 原田 今、各地を訪問するたびに、宿命転換・人間革命の感動的なドラマを伺います。一方、悩みや課題との真剣勝負の戦いを続けている方とも出会います。そうした友のもとへ、リーダーは足を運び、徹底して話を聞く。共に祈り、共に進んでいく――この学会活動の基本中の基本をゆめゆめ忘れることなく、連戦連勝への指揮を執っていただきたい。

 志賀 さて、環境省の発表を踏まえ、学会として本年も、「クールビズ」を推進していきます。

 長谷川 クールビズは、冷房時の室温が28度でも快適に過ごせるような「軽装」を促す取り組みです。

 原田 地域によって異なりますが、実施期間は5月から10月です。地球温暖化に適応し、過度な冷房を防ぐことによって健康増進にも役立ち、節電効果もある取り組みです。積極的に推進していきましょう。

一切の油断を排す

 長谷川 最後に、「自転車」の運転についてです。5月は、運転ルールの順守などを訴える「自転車月間」になっています。

 原田 言うまでもなく、自転車は手軽で便利な移動手段です。子どもからお年寄りまで利用できるのが特長です。一方、事故も多く発生するなど、危険と隣り合わせでもあります。

 大串 だからこそ、きちんとルールを守ることが必要です。例えば、「夜間のライト点灯」などです。

 永石 他にも、6歳未満の子どもを幼児用座席に乗せる場合等を除いての「2人乗り」や、「飲酒運転」「並走」は厳禁です。また、道路に「止まれ」と書いてあったり、「一時停止」の標識がある場合も、必ず停止しましょう。

 志賀 傘差しや携帯電話を操作しながらの片手運転、イヤホンなどを使用しながらの運転も違反です。

 永石 買い物袋などをハンドルに引っかけるのも危険です。バランスを崩しやすく、前輪に荷物を巻き込む恐れがあります。

 大串 自転車は車道通行が原則ですが例外もあります。もしも歩道を通る場合は、すぐに止まれる速度で走行し、歩行者優先で運転しなければいけません。

 長谷川 最近は、「電動アシスト自転車」を利用する人が増えています。走行が楽な半面、スピードが出やすく、一般的な自転車とは異なる注意が必要です。

 永石 電動アシスト自転車は、電源を入れた状態で、ペダルに足を乗せ、少しでも力を加えると、思わぬところで急発進します。そのため、電源を入れる際は、両足を地面に着けた状態にする必要があります。信号待ちをしている時も同様で、しっかりとブレーキをかけ、ペダルから足を外しておきましょう。

 長谷川 また、車体が重いため、バランスを崩さないように、気を付けてください。具体的には、上り坂でも立ちこぎはせず、ゆっくりと踏み込んで発進することです。下り坂では、重量がかかってスピードが出がちなので、しっかりとブレーキをかけながら下ることです。

 原田 ともかくも、一切の油断を排し、皆で声を掛け合いながら、無事故で充実した日々を送っていきましょう。