〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉45 自他共の幸福、平和社会の建設― 誓願の祈りが日蓮仏法の根幹 2019年6月13日
〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉45 自他共の幸福、平和社会の建設― 誓願の祈りが日蓮仏法の根幹 2019年6月13日
志賀 「大願とは法華弘通なり」(御書736ページ)との御金言通り、広宣流布こそ日蓮大聖人の誓願です。
長谷川 ゆえに、“自他共の幸福のため。平和社会の建設のため”との広布への「誓願の祈り」が、日蓮仏法の根幹となります。
大串 池田先生は、「広宣流布を誓願し、唱題に励む時、自身の胸中に、地涌の菩薩の大生命が涌現し、日蓮大聖人の御命が脈動して、己心の仏界が開かれる」と言われています。
永石 「弘教など、広宣流布のための挑戦課題を成就せんと悩み、唱題すること自体、既に地涌の菩薩の生命である。ゆえに、その実践のなかで、個々人のさまざまな苦悩も、乗り越え、解決していくことができる」とも語られています。
原田 御聖訓に、「菩薩とは仏果を得る下地なり」(同738ページ)とあります。地道な唱題と、広布への勇気の対話を土台としていく時、自身の境涯が拡大し、無量の福運が積まれていくのです。
永石 だからこそ、“広宣流布のため”との一念を定め、誓願の題目を唱えていくことが大切ですね。
原田 たとえば、病魔と闘う時も、“この病を克服し、仏法の正しさを証明します。広宣流布に、自在に動き回るため、大生命力をください”との誓願の心で、強盛に祈っていくことです。先生は、「題目を唱えれば、もちろん功徳はある。しかし、“病気を治したい”という祈りが、深き使命感と一致していく時、自身の根本的な生命の変革、境涯革命、宿命の転換への力強い回転が始まる」と記されています。
志賀 私たちは人生のあらゆる闘争において、広宣流布のために「必ず勝つ!」と定め、一つ一つの目標を明確にし、一日一日を勝っていきたいと思います。
原田 先日、伺った兵庫でも、同志の皆さんは、常勝新時代の“新記録”を目指し、日々、具体的な祈りからスタートしていました。“今日は、あの人に友好を広げよう”“この人と一緒に学会活動に励もう”との真剣な一念から、知恵が湧き、創意工夫が生まれます。「決意」と「祈り」、「努力」と「工夫」がそろってこそ、広布と人生の勝利が開かれるのです。
大串 各地で梅雨入りが発表されています。雨の日が多くなりますので、くれぐれも事故には気を付けていきたいと思います。
長谷川 車の運転時は視界が悪くなりますので、徐行の心掛けや、早めのライトの点灯が大切です。
原田 自転車の傘差し運転は厳禁です。歩行時も道路が滑りやすいので、一層の注意が必要です。皆で声を掛け合い、無事故の日々を送っていきましょう。
志賀 さて、今夏の参院選において、公明党は、五つの重点政策を掲げています。その第一が、「『子育て安心』社会に」です。
長谷川 これだけ少子化が進む現代で、「子育て」がしやすい社会を築くことは、日本の「未来を開く」ために不可欠です。
永石 少子化対策のためには、教育への取り組みも重要です。そこで公明党は本年、「教育の無償化」を実らせました。このうち、「幼児教育の無償化」は10月から始まります。
大串 さらに、家計の事情で進学を断念することがないよう、来年4月からは「大学・専門学校の無償化」も実施されますね。
原田 「小学校、中学校9年間の普通教育無償化以来、70年ぶりの大改革」ともいわれ、日本大学の末冨芳教授(教育行政学)は、“公明党の尽力で、これらの法律が成立したことは、日本の教育政策において歴史的転換点と言っていい”と語られています。
大串 また、来年4月からは私立高校授業料の実質無償化も実施されます。
長谷川 待機児童解消のため、2013年度からの5年間で53万5000人分の保育の受け皿を拡大し、保育士の年収も5年間で48万円増加させています。
永石 児童虐待の根絶へ、家庭内での「親などによる体罰の禁止」を定め、児童相談所の体制を強化する法律も、成立に向けて大きく進んでいます。
志賀 批判のための批判でなく、口先だけでもなく、責任をもって、一歩一歩着実に問題を解決する。これが公明党です。その公明党の参院選の予定候補は皆、「出たがっている人ではなくて、出したい人」「政治家の適性がある。リーダーシップがある人」(作家・佐藤優氏)です。
大串 佐藤氏は、“公明党は、そうした人が出てくる唯一の政党”とも述べられています。
原田 中でも、最激戦の兵庫選挙区の公明党の予定候補は、「兵庫の新時代を開く実力派」と各界から期待が寄せられています。
永石 兵庫生まれの兵庫育ち。大学受験の直前に、阪神・淡路大震災で被災します。この時、被災自治体の宝塚市の職員である父が、病を押して、被災者一人一人に寄り添い、支援に奔走した姿が、自身の生き方の指針になっているそうですね。
長谷川 その後、就職氷河期の中、猛勉強の末に外務省へ入省。外交官として、内戦直後のアンゴラでは地雷除去計画に携わり、アフガニスタンでは人道復興支援に尽力するなど、17年間で30カ国を駆け巡りました。また、英語・ポルトガル語を駆使し、首脳外交の通訳も務めました。
原田 培った人脈を生かし、豊かな兵庫の魅力を世界に発信するため、神戸空港の増便や国際便の乗り入れを目指しており、観光振興・地域経済活性化の即戦力として期待されます。
志賀 働き盛りの42歳。2児の父でもあります。人生100年時代を生きる現役世代として、子どもたちが希望をもち、高齢者が活躍する社会を目指しています。「一人」に尽くす政治を実現する、この候補の勝利を皆が念願しています。