〈座談会 栄光の峰をめざして〉4

SEIKYO online (聖教新聞社):紙上座談会

〈座談会 栄光の峰をめざして〉40 反転攻勢へ「攻めの対話」を 学会精神とは「師子王の心」 2017年6月22日

公明党 教育負担の軽減を実現
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
志賀男子部長
宮尾総東京男子部長
伊藤女子部長
“功徳と正義を示せ! ここから火の手を上げよ”――東京・調布総区の同志が“常勝の錦州城”構築へ不屈の闘魂をたぎらせて(5月、調布文化会館で)

 原田 日本のため、世界のため、未来のために――全世界の「感激の同志」が「異体同心」の心で、「創価の凱歌」へ師子奮迅の闘争を続けてくださっています。心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

 永石 日蓮大聖人は、東京の門下・池上兄弟にこう仰せになられました。
 「信心強盛に歯をくいしばって難に耐え、たゆむ心があってはならない。例えば、日蓮が平左衛門尉の所で、堂々と振る舞い、言い切ったように、少しも畏れる心があってはならない」(御書1084ページ、通解)

 原田 御聖訓の通り、堂々と正義の信念を叫び切る「師子王の心」こそ、創価三代の師弟に貫かれた学会精神です。全てにおいて、「仏法は勝負」です。私たちは全同志の皆さまが、すがすがしい大功徳と喜びに包まれゆくよう、真剣に祈り、「師子王の心」で勝ち抜いてまいりたい。

 志賀 「彼等は野干のほう(吼)るなり日蓮が一門は師子の吼るなり」(同1190ページ)との仰せのまま、青年部が先頭に立ち、反転攻勢の「攻めの対話」を勢いよく繰り広げていきます。

信頼広げる団地部

 原田 6月25日は「団地部の日」です。“最も理想的な人間の協調の社会をつくり上げる主体者に”――この先生の期待を胸に、団地部の皆さまは、誠実な行動で信頼を広げてくださっています。

 永石 地域・近隣の繁栄と幸福のために尽くされる日頃の振る舞いが、今、大きく花開いています。団地の役員などの立場で真剣に活躍されている方も大勢いらっしゃいます。その姿には、「自他共の幸福」の精神が脈打っています。

 原田 先生はこう教えてくださっています。「人の心を動かし、とらえるものは、策でもなければ、技術でもない。ただ誠実と熱意によるのである。いかなる人も、広宣流布の味方に変えてみせる!――この烈々たる祈りと勇気と勢いで、栄光の歴史を開くのだ」と。私たちはどこまでも、「誠実と熱意」で新たな未来を開いていきたい。

都議選あす「告示」

 志賀 いよいよ明日、東京都議選(7月2日投票)の告示を迎えます。公明党は21選挙区で予定候補23人の全員当選に総力を挙げています。

 宮尾 今回の都議選は、小池都知事の「都政改革」の是非を問う選挙です。改革を前に進めるには、知事と議会が「車の両輪」となる必要があります。知事を支え、時には政策を競い合い、安定した都政運営を担うことができる政党・政治家を選ぶのが、今回の選挙といえます。
 
 伊藤 その小池都知事が「都政の頭脳」として強い期待を寄せているのが都議会公明党ですね。確かな経験と抜群の実績が光っています。公明党こそ「東京改革」の要、原動力です。

 永石 公明党のホームページ「都議選2017特設サイト」では、「3つの挑戦」の実績や「重点政策」、また各予定候補の最新情報や動画等が、分かりやすく掲載されていますね。

 伊藤 告示から投票日の前日まで、有権者はネットを通じて投票依頼ができます。たとえば、LINEなどのSNSで、政策や実績の情報発信、また候補者への投票を依頼することも可能になります。ただしメールを使った選挙運動はできません。政党と候補者に限定されています。

 永石 公明党の「重点政策」でポイントになっているのが、子どもたちの未来を開く教育への支援ですね。「幼児教育無償化の完全実施」「小・中学校給食の無償化」などに大きな期待が寄せられています。

 宮尾 公明党が既に実現した「私立高校授業料の実質無償化」も、さらなる対象の拡充を目指しています。待機児童の解消についても、受け皿整備や保育人材の育成に一段と力を注いでいます。

反対しても実績?

 志賀 一方で、「私立高校授業料の実質無償化」をはじめ、公明党の実績を臆面もなく「横取り」しているのが共産党です。

 宮尾 共産党は「この4年間で5万人分の認可保育所を増やした」と喧伝していますが、これも全くの大ウソです。共産党は、この4年間、認可保育所を増やすための財源を含んだ予算に全て反対してきました。

 志賀 近年、新たにできた認可保育所の多くが、企業参入による私立です。これは公明党が推進してきました。ところが、それを可能にする法律や予算に、国、都、市や区でも真っ向から反対してきたのが共産党です。

 宮尾 東京・豊島区の高野之夫区長も、「企業参入に反対し、“区直営の認可保育園しかだめ”と主張する共産党の言う通りにやっていたら、待機児童ゼロは実現できなかった」と明言しています。

 志賀 それにもかかわらず、反対し、批判してきた政策が実現すると、手のひらを返したように“実現した”と、まるで自分たちの手柄のごとく喧伝するのが共産党の手口です。

 宮尾 「実績横取り」「反対だけが実績」に加え、「反対しても実績」という卑劣なやり方に各地から怒りの声が上がっています。

 志賀 政治評論家の森田実氏は、「共産党は、政治的のみならず道徳的に見ても低劣な独善的政党」と指摘しています。

 宮尾 翻って、森田氏は公明党に対して、「倫理を遵守して地道に政治活動を展開されている」「こうした道徳的な政治家によって、平和な社会が構築されていくことを心から期待しています」と高く評価しています。

 原田 「都政改革の成否のカギは、公明党が握っている」(東北大学大学院・河村和徳准教授)、「都政改革を、真に都民第一の方向へと形づけていける都議会公明党」(淑徳大学・結城康博教授)等の期待を胸に、公明党は都民のため、改革の先頭を走ってもらいたい。