〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉47 6月25日――広布の要「団地部の日」 誠実 真剣が人間外交の真髄 2019年6月20日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉47 6月25日――広布の要「団地部の日」 誠実 真剣が人間外交の真髄 2019年6月20日

神奈川「正義」「共戦」の旗高く
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
「正義」――池田先生は、こう揮毫された際の心境を、「いよいよ本当の勝負だ!」「正義とは、どこまでも広宣流布の大道を進み抜くことだ!」と(5月5日、総神奈川の集い)

 長谷川 6月25日は、広布の要「団地部の日」です。一人また一人と心と心をつなぐ対話を重ね、地域貢献の活動を進める、団地部の皆さんの功労に心から感謝申し上げます。

 原田 その誠実な振る舞いが、どれだけ信頼を広げているか。池田先生は、団地部の皆さんが愛する地域の発展と自他共の幸福のために奮闘していることを、「現代に『立正安国』の原理を推進するモデル」と、たたえられています。

 大串 18日付の聖教新聞でも、国際化する神奈川の団地で自治会長を務める方が紹介されていましたね。

 原田 団地部の皆さんは日々、自分から「心のこもった挨拶」を心掛けています。思い通りの交流ができないこともあるそうですが、根気強く真心で接し、友好と信頼の絆を結んでいます。先生に教えていただいた「人間外交」の真髄を実践しているのです。

 長谷川 団地に限らず、近隣の方と心を通わす上で大切なことは「勇気の対話」です。こちらが胸襟を開き、勇気をもって、率直に語り掛けることです。

 原田 先生は、「どこまでも『誠実』」が大切であり、「社交上の小手先の技術などではなく、誠実さ、真剣さによって決まる」と指導されています。本年は神奈川の地で「正義」「共戦」と揮毫されて40年――私たちは「勝ってこそ正義」との決意で、大きく対話を拡大していきたい。

公明が政治を安定

 大串 さて一般各紙で、今回の参院選が「7月4日(木)公示」「同21日(日)投票」となる見通しであると報じられています。過日、公明党の山口代表は、「令和の新時代で初めての国政選挙。この時代がどのような進路を歩んでいくか、極めて大事な選挙です」と語っていました。

 志賀 「世界で大衆迎合主義と権威主義が高まる中、日本は社会的・経済的安定で際立っている」と評価するのは、イギリスの王立国際問題研究所のジム・オニール会長です。

 原田 同研究所は、間もなく創設100周年を迎える英国最高のシンクタンクです。国際問題の分析で世界をリードしてきました。

 大串 会長のオニール氏は、ブラジル、ロシア、インド、中国を「BRICs」と名付けた人物として知られますね。

 志賀 日本の政治の安定を評価する声は本当に多いです。現政権の中で、公明党が果たす役割もますます重要です。専修大学の野口旭教授は、“公明党は、中小企業対策や教育の無償化、地方創生など、国民から不安の芽を摘み取る政策を進めてきた。こうした「草の根の党」としての公明党の働きが、日本の社会・経済を安定させている”と述べています。

希望ある幸齢社会

 永石 参院選公明党は「希望ある“幸齢社会”に」を重点政策に掲げています。多くの友人から「公明党らしい素晴らしい言葉ですね」と言われます。

 原田 誰もが幸せに人生の年輪を重ねていくことを願っています。公明党が、これまで以上に力を入れている「認知症施策の推進」「介護サービスの充実」「生活習慣病対策の強化」などは時代の要請です。

 長谷川 また、「がん対策」は、「公明党がいなければ、今の日本のがん対策はない」と言われるほどです。がんは死因の第1位であり、「2人に1人」が、がんになる時代です。

 原田 2005年、公明党は、“欧米では「がん」の罹患率や死亡率が減少に転じる国がある中、日本は国としての対策が遅れている”と訴え、患者や家族からの意見聴取、最新医療の現場視察、専門医による勉強会などを実施。対策強化を望む“国民の声”を反映させるため、厚労・文科の両省への予算要望や申し入れを活発化させました。

 志賀 そして06年6月に「がん対策基本法」が成立。ここから、日本の「がん対策」が本格化します。

 長谷川 当時、がん治療の主流は手術でした。欧米では約60%も行われている放射線治療が、日本では約25%だったのです。そこで公明党は、法律に「放射線治療の推進と専門医の育成」を盛り込みます。

 永石 他にも、「検診受診率の向上」「緩和ケアの推進」「ピロリ菌除菌への保険適用」「15~39歳のがん患者の支援」「がん教育」などを進めてきました。

 大串 最近も、がん患者が運転免許写真を撮影する際、医療用帽子の着用が認められるようになりました。これは、女性患者の切実な訴えを聞いた、公明党参院議員(神奈川選挙区予定候補)が、国会質問で改善を求めたことがきっかけです。全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は、“患者が長年、気に病んでいたことが解消され、本当にうれしい。感謝しています”と語っています。

 志賀 この候補が政治家を志した原点は、東日本大震災です。弁護士として被災地で法律相談に携わった際、当時の法律の枠組みでは対応しきれないことが多く、相談者の落胆する表情に胸が引き裂かれる思いだったそうです。復興への対応が「遅い・鈍い・心がない」民主党政権には、強い憤りを感じたと言います。

 大串 そして参院議員として、大規模災害時の無料法律相談や、性犯罪を厳罰化する110年ぶりの刑法改正など、80以上の法改正・制定に尽力しました。

 永石 1期6年で国会質問は140回。女性の視点を生かし、「マタニティーハラスメント」「液体ミルク」を予算委員会で初めて取り上げました。「重すぎるランドセル」対策も、この候補の質問から実現しています。

 志賀 大型道路の開通を後押しし、港や空港へのアクセス向上を図り、物流の強化と地域経済の活性化にも力を尽くしています。

 永石 希望の社会を築くため、未来に責任をもつ、この女性候補に断じて勝ち抜いてほしいと思います。