〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉1 さあ、「創価勝利の年」へ――「広宣流布の大願」掲げ前進 2018年11月22日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉1 さあ、「創価勝利の年」へ――「広宣流布の大願」掲げ前進 2018年11月22日

師子王の心で結ばれた異体同心の団結で
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
大串女子部長
「池田門下の力で、新たな広布の歴史を断じて開きゆこう!」と決意を語り合う出席者(学会本部別館で)

 長谷川 「広宣流布大誓堂」完成から5年。世界広布の潮流が、いよいよ勢いを増す中、晴れやかに「創価学会創立記念日」の「11・18」を迎えることができました!(一同、大拍手)

 永石 お元気な池田先生・奥さまと共に、世界広布に前進できる喜びでいっぱいです。

 原田 本年、多くの地域が、近年まれに見る弘教・拡大で、世帯増・部員増を成し遂げることができました。特に、「本部幹部会」さらには「新時代全国男子部幹部会」が開催された方面の発展には目覚ましいものがありました。全国の同志の皆さまの大奮闘に、深く御礼申し上げます。

 竹岡 「世界青年部総会」(3月)や、各地の「創価青年大会」などを通しても、青年部は大きく弘教を拡大、新たな人材が陸続と誕生しています。

 長谷川 さあ、学会創立90周年への船出です。この紙上座談会も「創立90周年を勝ち開く!」とタイトルを新たにスタートします。本年を締めくくるべく、さらに勢いよく広布拡大に打って出ていきましょう。

「人間革命」の挑戦

 原田 池田先生は、「創立の日」を記念する「誓願勤行会」に、重要なメッセージを寄せてくださいました。そこでは、1979年(昭和54年)、悪僧らの猶多怨嫉が渦巻く中、熱原の法難の当時に思いをはせ、牧口・戸田両先生をしのびつつ、心肝に刻みつけた御金言を紹介してくださいました。そして、創価の師弟の精神、学会精神の真髄を示してくださったのです。

 大串 「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)、「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ」(同1190ページ)、「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じ」(同1463ページ)などの御聖訓ですね。

 竹岡 これらを通し、先生は、「『広宣流布の大願』を起こし、妙法に、わが命を捧げ抜いていく誓願の人生」、「一人ひとりが自分自身の生命から『師子王の心』を取り出し、何ものをも恐れず、正義を師子吼していく師弟不二の勇気」、「いかなる悪も打ち破り、大法弘通を成し遂げ、慈折広宣流布を成就していく異体同心の団結」こそ、平和と人道の大連帯を広げる、広宣流布の道であると記されました。
 志賀 さらに、この「広宣流布の大願」「師子王の心」そして「異体同心の団結」に、日蓮大聖人が本懐とされた「民衆仏法」の根幹の柱が示されている、と教えてくださったのです。

 原田 メッセージの最後で、先生は、「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(同1190ページ)の御文を引かれ、「『創価勝利の年』へ、いよいよ『月月・日日につよる心』で、『人間革命』即『広宣流布』に、たゆまず挑戦しよう」と呼び掛けられました。私たちは、先生の指導のままに、日々、自身の人間革命に挑戦し、勇敢に広宣流布の道を歩んでいきたい。

 大串 11月18日には、リニューアルオープンした巣鴨の東京戸田記念講堂で、「本部幹部会」が盛大に開催されました。

 志賀 来日した70カ国・地域300人のリーダーも参加し、「SGI総会」の意義を込めた集いでした。講堂内の壇上に飾られた万国旗は、まさに世界広布の伸展を物語るものでした。

 竹岡 今回は、全国の会館を同時中継で結んでの開催となりました。参加者全員で、池田先生が作詞・作曲された、「人間革命の歌」の合唱も厳粛に行われるなど、大感動の会合でした。

 永石 「人間革命の歌」に込められた精神などは、小説『新・人間革命』第23巻「勇気」の章に、詳しく記されています。そこには、作成に当たった真情を、「いかなる大難にも負けない、魂の歌を作りたい」「希望を湧かせ、勇気を鼓舞する、人間讃歌を作りたい」とつづられています。

 大串 また、「われ地涌の菩薩なり」との戸田先生の「獄中の悟達」を表現することに、最も心を砕いたとも、述べられています。

 志賀 『新・人間革命』をしっかり研さんし、歌詞と曲の一節一節に込められた先生の心を命に刻む思いで、合唱しました。これからも、この「人間革命の歌」を歌いながら、「地涌の菩薩」の使命に生き抜いていきます。

「立正安国」の対話

 原田 総県長会議でも、お伝えをしましたが、私たちが目指す次なる目標である2020年の学会創立90周年に向かって、明2019年は、勝ち越えなければならない広布の山が連続して訪れる年です。創立90周年の勝因を築く重要な年となります。私たちは、いよいよの信心、いよいよの決意で進んでいきたい。

 永石 明年の活動の第1項に、「創価の勝利を開く『対話拡大』『友好交流』に全力!」とある通り、立正安国の前進へ、皆で対話拡大・友好交流に動き、仏縁と友情を大きく広げ、創価勝利の歴史を開いていきたいと思っています。

 竹岡 明年は、「平成」の時代が終わりを告げ、新元号となります。それと前後して、統一地方選参院選が連続して行われます。

 原田 御聖訓に照らし、広布拡大に走り抜く福徳は絶対です。戦いが大変であればあるほど、リーダーが真剣に祈り、「励ましと誠実の対話」に徹していけば、必ず新しい人材が誕生します。わが地域の組織も強くなっていきます。

 長谷川 「一身一念法界に遍し」(同247ページ)と説かれる通り、リーダーが「決めて」「祈り切って」「動いて」いけば、いかなる状況をも突き動かし、歓喜の波動を起こしていけます。先生も、「辛労は絶えないだろうけれども、仏の悩みだ。『煩悩即菩提』で、全部、大福運に変わる」と言われています。

 原田 「一人の勝利」「私の勝利」なくして、「創価の勝利」はありません。リーダーは、この点を肝に銘じ、どこまでも「一人を大切に」「皆を人材に」と、励ましを広げていきたい。そして、「異体同心の団結」で、断固として完全勝利・連続勝利を開いていこうではありませんか。