〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉46 広布への行動は全て自らの「心の財」に 今日も勇んで使命の道を! 2019年6月17日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉46 広布への行動は全て自らの「心の財」に 今日も勇んで使命の道を! 2019年6月17日

福岡「先駆」の誓い果たす
新たな人材と共に、立正安国の勝ち鬨を――「歓喜の団結」で前進する総福岡の同志。生命力を満々に、皆が拡大の新記録に挑戦!(先月9日、九州池田講堂で)

 大串 今週は、多くの地域で座談会が行われます。
 永石 今、全国の同志の皆さんは日々、広宣流布のため、立正安国のため、祈り、動き、対話しています。そうした活動の体験を語り合う集いにしたいですね。
 原田 自他共の幸福、社会の繁栄のための行動がどれほど崇高か。健闘をたたえ合い、決意新たに出発していきたい。
 長谷川 御聖訓に「蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり」「心の財をつませ給うべし」(御書1173ページ)と仰せです。
 原田 御文の通り、私たちの日々の学会活動は、その労苦が全て「心の財」として大きく積まれていくことは間違いありません。
 永石 池田先生は、小説『新・人間革命』第17巻「緑野」の章に「広宣流布のための労苦は、すべて、自身の福運となり、宿命転換の力となり、人間革命への飛躍台となる。ゆえに、われらは、勇んで今日も、使命の道を行く」とつづられています。
 原田 先日、福岡の集いに出席した際も、信心根本に大病を乗り越えた、再就職を勝ち取ったなど、信仰の喜びに満ちた体験を多く伺いました。そして、皆が「先駆」の誓いを果たさんと対話に挑んでいる姿に感動しました。各部一体で全ての同志に真心の励ましを送り、ともどもに前人未到の拡大を果たしましょう。

着実な賃上げ実現

 竹岡 さて、公明党は、今夏の参院選の重点政策の一つとして「着実な賃上げの実現」を掲げています。
 大串 自公両党が連立政権に復帰してから6年半、日本経済は目に見える形で改善していますね。
 長谷川 名目GDP(国内総生産)は、約61兆円増加。国と地方を合わせた税収も、約28兆円増加しました。就業者数が384万人増えるなど、雇用環境も向上しています。
 大串 そうした経済成長を「家計」に反映させるには「賃上げ」が必要です。
 原田 具体的には最低賃金を全国加重平均ベースで2020年代前半に1000円超、20年代半ばには半分以上の都道府県で1000円超を目指しています。
 長谷川 そのために、企業の賃上げ支援として、各種補助金助成金などを推進。IT導入・設備投資も支援し、中小企業の生産性向上にも取り組むことが政策に盛り込まれています。
 永石 こうした、生活現場と直結した政策を推進できるのも、一人一人の公明党議員に「大衆とともに」との立党精神が脈打っているからですね。
 原田 日本社会事業大学学長の神野直彦氏は「公明党の生活者目線の経済政策が大きく貢献している。企業収益や雇用環境も改善するなど『経済の好循環』が着実に進んでいる」と述べています。
 竹岡 公明党が実現した、庶民の生活に根差した経済政策としては、本年10月の消費税率の10%引き上げと同時に実施される「軽減税率」も挙げられます。これは、欧州諸国や韓国でも実施され、混乱なく定着している制度です。
 永石 飲食料品などの生活必需品の税率を据え置く軽減税率について、神野氏は「社会的に弱い立場の人たちに配慮し、公明党が政党で唯一主張したもので高く評価している」と述べています。
 大串 一部の野党には、低所得者のうち、納税者には減税し、減税しきれない人や課税最低限以下の人には現金を給付する「給付つき税額控除」を主張する声もあります。
 竹岡 ところが、旧民主党政権時代には、同党出身の財務相が「国税当局だけでやるのは非常に難しい」と、同制度の導入が非現実的であると認めていたのです。申請が膨大な数にのぼる上、所得や資産が正確に把握できないと公平性がなくなってしまいます。国民に負担と手間を掛け、税務署や役所は対応に追われることになり、混乱は必至といえます。
 長谷川 淑徳大学総合福祉学部教授の結城康博氏は、申請手続きが必要なこの制度について「高齢化が進んで認知症の人が増えれば、それだけ手続きできない人が増えることになる」と言及。それに対し、手続きの必要のない軽減税率は「社会的弱者の立場に立った施策であり、福祉の視点を持つ公明党だからこそ実現できた」と語っています。

「教育立国」を築く

 永石 そうした中、参院選の激戦に挑む、福岡選挙区の公明党の予定候補は、「『国』は『人』がつくる。『人』は『教育』がつくる」との信念で、教育施策の充実を目指しています。
 原田 児童虐待や、いじめ、親の経済格差による子どもの教育格差など、教育現場は多くの課題を抱えています。また、教員の長時間労働、教員不足も深刻化しています。
 長谷川 教員歴約30年の彼は、こうした課題を解決したいとの、やむにやまれぬ思いで政治の世界への挑戦を決意しました。
 竹岡 受けもった学年の全生徒がクロールで1000メートル完泳するなど、教え子に「やればできる」との達成感と自尊心を芽生えさせ、人格を育む独自の教育実践を確立しました。
 原田 文部科学大臣優秀教員表彰など数々の教育賞を受け、世界の若手教育者養成に携わるなど、国内外に、その実力が認められています。NHKや民放の番組で大きく取り上げられたこともあります。
 大串 豊富な経験を生かし「子どもが輝く『教育立国』を」と誓っています。
 竹岡 今、政府は教育支援を最優先課題の一つとしています。教育現場を知る、この候補には激戦を勝ち抜き、日本のために仕事をしてもらいたい。