〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年7月13日
〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年7月13日
創価の師弟は、法華経の“行者”である。“信者”ではないと、牧口先生は宣言された。三障四魔が競い起こるのも、正しく菩薩行をしているからなのだ、と。
御本仏は仰せである。
「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1352ページ)
広宣流布、立正安国を誓願し、あえて試練に挑戦しゆく尊き学会員の祈りこそ、まさしく「法華経の行者の祈り」なのだ。ゆえに、断じて叶わないわけがない。
使命の行動の日々は多忙である。辛労も多い。しかし煩悩即菩提である。大きく悩み、大きく戦った分、大きく境涯が開かれる。大闘争の中で無量の心の財が積まれ、幸の眷属が広がり、個々人の祈りも成就する。
ここに、妙法に合致した人間革命と立正安国の勝ち戦のリズムがあるのだ。
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御書には示されている。
「石はやけばはいとなる金は・やけば真金となる」(1083ページ)
人生にも、社会にも、ここぞという時がある。
昭和33年6月30日、私が総務として、事実上、学会の全責任を担ってからの一日一日が、そうであった。
恩師の心を胸に、同志の中へ飛び込んだ。本陣たる東京・東海道・関東はもとより、法廷闘争も続く関西へ。北海道、東北へ、中部、北陸、信越へ、中国、四国、九州へ。全国を幾度も奔走し、沖縄の同志とも深く心を通わせていった。
病気や経済苦などを抱えつつ戦う健気な宝友のため、師の分身となって題目を唱えに唱え、励ましに励ました。戸田先生より「指導とは激励なり」と教わり、託されてきたからである。
一人一人が宿命に立ち向かいながら、慈折広布に勇み進んでくれた。日本中が異体同心で一丸となって、悪口罵詈を吹き飛ばし、真金の輝きを放ったのだ。
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総務就任直後の7月13日、意気高く関西の男女青年部の総会が行われた。不二の心で駆けつけてくれた若き友に、私は呼び掛けた。
――日本の勇気の源泉は創価学会であり、創価学会の源泉は青年である。勇気に燃えて仏道修行に励み、仕事も、境遇も、社会も、当たって砕けろの決心で勝ち開いていく青年たれ!と。
今や、わが創価の青年こそ、世界の勇気の源泉なりと、私は叫びたい。師弟の誓いに生き抜く時、若き地涌の連帯は宇宙大の力を発揮していくのだ。
烈風に負けぬ勇気を持て! 師弟の月・7月、威風堂々と正義の凱歌を轟かせようではないか!
全同志の「健康長寿」と「絶対勝利」を祈ります。