世界広布新時代第42回本部幹部会から(会長指導) 2019年9月6日

世界広布新時代第42回本部幹部会から(会長指導) 2019年9月6日
原田稔 会長
11・18「世界聖教会館」完成へ
機関紙の拡大で新たな開拓を

 一、「世界広布新時代第42回本部幹部会」ならびに「全国壮年部幹部会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
 また本日は、「SGI青年研修」で来日した65カ国・地域270人の青年リーダーたちも参加されております。遠いところ、ようこそお越しくださいました。心より歓迎申し上げます。
 一、はじめに、九州北部を中心に深刻な被害をもたらした豪雨に際し、被災地の皆さまに衷心よりお見舞い申し上げます。学会としても、九州方面と佐賀総県に対策本部を設置し、学会本部と緊密に連携しながら、被災者の激励等に全力を挙げております。
 全国の同志の皆さまと共に、ご無事と一日も早い復旧を、心からお祈りしております。
 一、さて、7月に行われた参院選で、学会が支援する公明党は完勝を果たすことができました。大変におめでとうございます(拍手)。
 7選挙区で全勝し、比例区も目標の6を上回る7議席を獲得。その結果、非改選議席と合わせて合計28議席となり、これは現行制度では最多議席。さらに、議席占有率で見れば、結党以来の過去最高記録となりました。
 新聞各紙も「公明好調」「公明安定」「公明存在感」等と報じ、関西版には「公明、『常勝関西』健在」との見出しが躍りました。
 「創立90周年へ 創価勝利の年」と掲げる本年、まさに“天下をあっと言わせる”、今再びの“まさかが実現”で、学会創立90周年の“勝因”を厳然と刻むことができた――ともどもに、こう宣言しようではありませんか(拍手)。
 一、思えば、今日のように、学会が年間テーマを掲げて前進するようになったのは、ちょうど60年前の1959年(昭和34年)。
 そのテーマは「黎明の年」でありました。
 それから5年後、小説『人間革命』の第1章、「黎明」の章を書き起こされた池田先生は、翌年8月に行われた夏季講習会の席上、一人の高等部員から質問されました。
 それは、「小説『人間革命』の結末は、どうなるのですか?」との問いでした。
 池田先生は答えられました。
 「最後は、また黎明に戻るんだよ。黎明に始まって黎明に終わるんだ。戸田先生は、あの戦時中から学会の黎明を築いてこられた。戸田先生の後は、私を中心としての黎明であり、その後は君たち高等部が、また新しい黎明をつくっていくんだ」と。
 小説『新・人間革命』が完結した今、私たち後継の池田門下は、その初陣に一丸となって挑み、新時代の黎明を堂々と開くことができたと確信します。
 一、また、60年前の「黎明の年」は、池田先生が、戸田先生に代わって広布の全責任を担われ、学会に希望の太陽を昇らせゆかんと、師子奮迅された年であります。
 池田先生の入信記念日である「8・24」が、「壮年部の日」と定められた76年(同51年)6月、時を同じくして先生は、「人間革命の歌」の制作を決められました。
 そして同年、第1回「壮年部の日」を祝する記念の集いに、池田先生は鹿児島の霧島から、メッセージを贈ってくださいました。
 「親愛なる壮年部の皆さん、どうか私と共に『人間革命の歌』を高らかに歌いながら、我が一生成仏の人生の総仕上げを美事に成し遂げてください」
 このご指導の通り、学会創立90周年の大勝利へ助走を開始するこの下半期、壮年部は、どこまでも先生と共に、また、先生の分身となって、わが地区、わがブロックに、人間革命の「希望の太陽」を昇らせていきたい(拍手)。

幸の仏縁を深く強く
 一、いよいよ「11・18」には、新しき正義の言論城たる「世界聖教会館」が完成します。
 これを記念して、このたび、代配・集金を含む全ての配達員の皆さまに、池田先生による墨痕鮮やかな「無冠」のご揮毫の袱紗が、また地区以上の壮年・婦人全ての新聞長の皆さまには、先生のお歌がしたためられたクリアファイルが贈られることになりました。大変におめでとうございます(拍手)。
 明2020年は、池田先生の第3代会長就任60周年、そして学会創立90周年。この佳節を、池田門下の拡大の実証で荘厳すべく、折伏・弘教の大波を起こしていきます。
 その第一歩は、待望の世界聖教会館が完成する、本年の「11・18」に向けての聖教拡大であります。
 戸田先生は、「聖教新聞折伏の鉄砲である。営業では決してない」と明快にご指導されています。そして、そのご指導で戸田先生は、二つの事例を紹介されます。
 一つは、ある人が入会した後、2年間、誰も行かなかったにもかかわらず、その人は聖教新聞などを必ず読んでいたため、信心が曲がることもなく、真っすぐに成長していたという例です。もう一つは、“あの人に、この人に”と自分の友人たちに、まず聖教新聞を読んでもらい、仏法への理解を進めた上で、2カ月、3カ月したら訪ねて折伏したという例です。
 こうした事例を通して戸田先生は、「これが本当の利用法だ」「(聖教は)どこまでも折伏の道具である」とご指導されています。
 聖教拡大と折伏は車の両輪であり、聖教拡大によって、広布の新天地は必ずや開拓されていきます。
 「真心で結んだ幸の仏縁を、さらに深く、さらに強く育て広げていこう!」とのご指導を、聖教拡大を通して具体的に実践し、自分史上最高の聖教拡大で、世界聖教会館の完成を勝ち飾っていきたい。
 目標の「11・18」まで、残すところ2カ月あまり。本日より、猛然とスタートダッシュしていこうではありませんか(拍手)。