〈座談会 栄光の峰をめざして〉71 広宣流布は「地域部」が原点 わが街の安穏と繁栄祈り行動 2017年11月9日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉71 広宣流布は「地域部」が原点 わが街の安穏と繁栄祈り行動 2017年11月9日

皆で祝う「七五三勤行会」
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
林地域部長
山﨑地域部女性部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
創価学会の活動を「身近な地域を足場にしながらも、世界へと思いをめぐらす。ローカルな軸足を持ちながらも、世界市民として発想し、行動」と評価する識者も(昨年、岐阜での地域部の大会)

 林 11月15日は、「地域部の日」です。地域部は、今から43年前の1974年(昭和49年)に結成されました。その13年後の87年(同62年)11月15日、池田先生が出席される中、第1回の「地域部総会」が開催されたのが、「部の日」の淵源です。

 永石 先生は、かつて言われました。「広宣流布は地域部が原点。その皆さま方には偉大なる使命と福運がある」と。

 原田 その指針を胸に、「①地域の安穏と繁栄を祈ろう! ②礼儀正しく 良識豊かに! ③励まし合い 助け合う連帯を!」との「3つの心がけ」のまま、地域貢献に奔走しているのが、地域部の皆さんです。

 林 千葉に住む、ある壮年部員は、居住する地域の「コミュニティ委員会」の会長を務めて13年になります。このコミュニティ委員会は昨年、“あしたの町・暮らし作り活動”で内閣総理大臣賞を受賞しました。

 山﨑 私も体験を伺いましたが、18ある同地域の自治会と連携を取りながら、住みやすい町の環境整備に尽力する活動は、本当に素晴らしいですね。

 林 実は、この壮年部の方が携わる地域活動で、内閣総理大臣賞を受賞したのは3度目とのことです。地域の誰もが参加できる、独創性あふれる取り組みを生み出し続け、全国から大きな注目を集めています。

 山﨑 「もちろん、一緒に活動をしてくれる仲間のおかげです」と語る壮年の、「私の原動力は題目です。祈れば祈るほど、智慧が湧いてくるのです」との話は感動的でした。

 林 けれども、こうして評価されるようになるまでは幾多の壁がありました。地域活動を始めた当初は、学会員というだけで、冷たい目で見られたこともあったそうです。しかし、池田先生、学会の素晴らしさを伝えたいと、懸命に活動に取り組み続けたのです。

 原田 こうした模範の地域活動をしておられる方が、数多くいるのが、学会の地域部の特徴です。その壮年部の方も、今では、人柄と行動力に深い信用が集まっているそうですね。

地道な活動の結果

 山﨑 東京のある商店街で理事長を任されている、婦人部の方の活動も、先日伺い、深く感動しました。

 林 この方も、20年以上の長きにわたり、地域活動に取り組まれていますね。一つ一つの地道な活動を通し、信頼が寄せられるようになり、今では、「あなたの人間性にひかれます」とまで言われるようになったそうです。

 永石 地域部のどの方々にも、共通するのは、「池田先生と学会から学んだ、人間主義の思想を、地域にも広げていきたい!」との思いですね。

 山﨑 実は私も3年前から、町会の役員を務めているのですが、本当の意味での理解と信頼関係を築くのは、一朝一夕ではいかないことを実感しています。
 だからこそ、何十年もの間、地域活動を実践され、大きな信頼が寄せられている、地域部の先輩の皆さんにお会いするたびに、尊敬と感謝で胸がいっぱいになります。

 伊藤 日蓮大聖人は厳然と仰せになられています。「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」(御書1467ページ)と。

 永石 「その地域の広宣流布は、あなたに任せます」との仰せを、現代において、幅広く実践している代表が、地域部の皆さまであると強く感じます。

 原田 戸田先生は、「激動の時代である。勝負の世紀である。自分の足元を固めた人が勝者となる。自らの地域を盤石に築いた者が勝利者となる。これが鉄則である。生き抜く人生の鉄則である」と言われたことがあります。

 志賀 キューバの英雄ホセ・マルティも、「戦う者は地域をにぎっていなければならない」と喝破しています。

 林 地域部はこれからも、自身の住む地域こそ、「広宣流布」と「立正安国」の舞台であると定め、どこまでも、池田先生と共に前進してまいります。

子どもは未来の宝

 原田 さて、15日を中心に、「七五三」を祝う勤行会が、各地の会館で開催されます。

 永石 少子化が進む社会の中で、「七五三」をはじめとする、子どもの行事への関心は年々、高くなっています。

 原田 こうした行事には、両親はもちろん、祖父母や親戚なども出席し、皆でお祝いするという、ご家族が増えています。
 学会にあっても、「新年勤行会」とならび、未入会の家族の方が、会館に足を運んでくださる貴重な機会となっています。

 志賀 そこで、本年の「七五三勤行会」は、未入会のお子さんや、その両親、祖父母の方々も、気軽に楽しく参加できるように配慮しながら、今まで以上に心のこもった運営をしていきたいと思っています。

 伊藤 具体的には、会館内で、記念撮影ができるスペースを設けたり、池田先生の創作童話アニメを上映するなどして、学会の温かさに触れていただけると、うれしいですね。

 原田 大聖人は、「女子一人・男子一人・たとへば天には日月のごとく」(同1566ページ)と仰せられ、子の存在は、天に太陽と月が同時に昇っているようなぐらい喜ばしいことであると述べられています。
 ご家族や親戚の方々をはじめ、参加者の皆さんが、“未来の宝”の成長を喜んでいただける、祝福の勤行会にしていきましょう。