〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉5 充実した年末年始の友好期間に 幸の仏縁を社会に広げる対話 2018年12月17日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉5 充実した年末年始の友好期間に 幸の仏縁を社会に広げる対話 2018年12月17日

「はがき」による詐欺に注意
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
「訪問・激励」「小グループ」「座談会」など、「対話」を重視した学会の運動。心通う語らいの中でこそ、幸福も平和も開かれていく。これが、永遠に変わることのない広布の道

 永石 今年も残すところ2週間となりました。年末年始の友好期間の予定を決めた方も多いと思います。

 原田 古里で、親族や同窓生らと交流をする方や、普段会えない友人と友好を深める方も大勢いることでしょう。遠出をされる場合は、くれぐれも事故等に気を付け、安全第一で、ゆとりをもった計画を立ててください。

 志賀 池田先生は先日の「新時代を進む」の中で、言われました。「人と会う。友と語る。それが広布の地盤となる。師走から新年にかけて、普段はできない語らいや、旧交をあたため、親族とあいさつする機会もあろう。新しい時代は、心通う対話で開かれる。生命の交流から智慧が湧き、力が倍加する。生き生きと、心広々と仏縁を結んでまいりたい」と。

 長谷川 「屢談話を致さん」(御書17ページ)などとあるように、広宣流布は一対一の対話から始まります。真心で友と語り、理解と共感と賛同を広げていくのが仏法者の対話です。

 原田 訪問・激励、小グループ、座談会など、対話を中心とした草の根の運動が、学会の柱である理由もここにあります。来る日も来る日も粘り強く対話を重ねてきたからこそ、広布の道は開かれてきたのです。

 大串 旧友を大切にしながら、新しい友人との交流を心掛けている方も多くいます。年賀状など季節のあいさつを大事にされつつ、なかなか会えない場合は、「お変わりありませんか」とメールを送るなど、誠実に心配りをされています。

 永石 時間が許せば、ランチ会などを企画し、友好を深めている方も多くいます。会えば心が通い、対話に花が咲くものです。

 大串 先生は、「人を励ませば、自分も励まされる。人を照らせば、互いの未来が明るく晴れる。労をいとわず、足を運び、声を掛ける創価の励ましは真の友情の発露なのだ」とも、つづられています。

 志賀 そうした「励ましの対話」を、日常的に展開しているのが、学会の運動です。

 原田 私たちの対話は、自他共の幸福を願ってのものです。自らの行動、生き方、人間革命の姿で、仏法を伝え、共感の輪を広げていく。そのように着実な歩みを進めていくのが、広宣流布です。

 長谷川 先日、先生は、「我らの挑む『立正安国』の対話は、大聖人が示された不軽菩薩の実践に他ならない」と述べられ、「鏡に向って礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり」(同769ページ)と仰せのごとく、「反発する衆生の仏性さえも呼び覚まし、自らの仏性をいやまして強めることができる」と、教えてくださいました。

 原田 「幸の仏縁を社会に広げつつ、皆が心の財を積み、仏になりゆく仏道修行である。ゆえに、自信満々と楽しく朗らかに前進しよう!」とも強調されています。これ以上の崇高な人生はありません。いよいよ強盛な信心で、広宣流布の対話を生き生きと進めていきましょう。

不安をあおる手口

 長谷川 さて、いつも、伝えていることですが、学会の組織における、忘年会や新年会は厳禁です。

 原田 有志といっても、嫌な思いをされる方がいて、不信につながることもあります。事故などを起こし、清浄な学会の組織を破壊する因ともなりかねません。油断を排し、皆で、すがすがしい年末年始を送っていきたい。

 志賀 最後に、「はがき」による「詐欺」についての注意です。これまで、電話を使った、いわゆる「劇場型」といわれる詐欺などへの注意喚起を、何度も行ってきました。

 永石 そこにきて最近、もっともらしいことが書かれた「はがき」による詐欺が、横行しています。

 志賀 手口としては、「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」などと題し、「法務省管轄支局 訴訟最終告知通達センター」などの差出人から「はがき」が送られてきます。

 永石 全く身に覚えのない内容でも、“財産の差し押さえを強制的に執行する”などと不安をあおり、本人からの連絡を求める内容になっています。

 原田 法務省警察庁も明確に述べていますが、これらの「内容」や「差出人」は全くのデタラメです。対処法としては、はがきに書かれている電話番号等には、「絶対に連絡をしない」ことであり、「相手にしない」ことです。

 長谷川 こういったものが届いても、慌てる必要はありません。ぜひ、身近な組織のリーダーに相談ください。また、お住まいの自治体の消費生活センターや警察などに連絡するのもいいでしょう。消費生活センターの番号が分からない場合、消費者ホットライン(電話番号188)に連絡すると教えてくれます。

学会は信心の組織

 原田 言うまでもなく、学会の組織は信心のための組織です。一人一人が信心によって、幸福をつかむために組織があります。

 長谷川 ゆえに、組織の中で、商売をすることや、物を売ることなどは、あってはなりません。“マルチ商法”と呼ばれるものも同様です。「外国の通貨」や「事業への投資話」など、詐欺的な投資勧誘も社会問題になっています。もし、こうした“怪しいもうけ話”を耳にしたら、きっぱりと断り、すぐに組織のリーダーに相談してください。

 原田 「焦らず冷静に」「信頼できる人に相談する」――これが詐欺を撃退する一番の方法です。あらためて、この点を確認し合い、無事故第一の日々を送っていきましょう。