毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身

毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身

『毎(つね)に自らこの念を作(な)さく
何を以(も)ってか衆生をして 無上道に入り 
速(すみや)かに 仏身を成就することを得せしめんと

通解
私(釈尊)はつねにこのことを念じている。
すなわち、どのようにすれば、衆生を、無上の道に入らせ、
速かに仏身を成就させることができるだろうか、と。

講義
仏の「永遠の一念」「久遠の大願」が明かされています。
仏の願いは、ただ一つ━どうしたら、人々が無上の幸福を得られるか、
思うことはつねにそのことだけである、と。

生命に響いてくる、この慈愛の経文で、自我偈が結ばれています。
仏は、この大願のゆえに、この世に出現するのです。
それを方便品では「一大事因縁」と説いた。
また仏は、この大願のゆえに、方便として入滅します。
いうまでもなく寿量品の「方便現涅槃」です。

毎自作是念の念は”衆生も仏も本来、具えている一念”という意味です。
「すべての人とともに幸せになりたい」━これが久遠の清らかな願いであり、
生命の根底に働く「本来の心」なのです。
この心に生き抜く人が仏なのです。
仏の大いなる願いであるがゆえに「大願」なのです。

戸田先生は、学会員の功徳の体験を聞くことを何よりも喜ばれた。
「しっかりと信心して(中略)
皆さんがしあわせになってくだされば、ほかになんの願いもない」

「毎自作是念」 「以何令衆生」 「得入無上道」 「速成就仏身」
の実践は仏の誓願であり、同時に、仏弟子の決意です。
「速やかに」というのは、凡夫が凡夫のままで、ということです。』

(池田名誉会長の法華経方便品・寿量品講義 完 P208~抜粋)

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「毎自作是念」の心を読んでね!

よく折伏をすると 私には信念があるから 信仰は必要ないという人がいる。
では 何を信じて何を念じているのかと聞くと きちんと答えられる人に
私は今まで会ったためしがない。
私たち創価学会員は 毎自作是念といって いつもみんなの幸せを祈っているのです と
話しても なかなか信じてはくれない(笑)
でも 諦めなければ その友人もいつか 毎自作是念の実践を決意する時が来るのです

まだまだ 凡夫の私
好き嫌いもあるし 苦手意識もある
すべての人の幸せを心から祈れるようになる事が 私の人間革命なのであろう
人間嫌いだった私が 人間を好きになれたこと
好きな人が たくさんできた事に感謝しつつ もっともっと 人を好きになっていこうと思う

今日から7月
折伏がんばろう!

〈座談会 栄光の峰をめざして〉69 11・5「男子部の日」 11・12「女子部の日」 心新たに青年部が拡大に先駆 2017年11月2日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉69 11・5「男子部の日」 11・12「女子部の日」 心新たに青年部が拡大に先駆 2017年11月2日

師の期待に応える弟子の陣列
〈出席者〉
原田会長
竹岡青年部長
志賀男子部長
鈴木男子部書記長
伊藤女子部長
山本女子部書記長
折伏と人材育成の集大成の舞台となる「創価青年大会」。皆が、この日を目指し、自身の最高峰に挑み、この日から、さらなる挑戦を開始する(9月、青森の大会)

 原田 創立の月・11月となりました。池田先生は、10月23日付の小説『新・人間革命』「暁鐘」44で、「広宣流布は、常に新しき出発である。希望みなぎる挑戦の旅路である」と呼び掛けられました。師の心を胸に、私たちは心新たに広布の道を進んでいきたい。

 竹岡 青年部が、その先頭を走ってまいります。
 「暁鐘」の章では、先生が、フランスの青年に詩を贈る場面が描かれていました。「今 君達は/万年への広宣流布という/崇高にして偉大な運動の/先駆として立った/正義の旗 自由の旗/生命の旗を高く掲げて立った/二十一世紀は 君達の世界である/二十一世紀は 君達の舞台である」から始まる詩です。

 伊藤 大感動で読ませていただきました。まるで、今の私たち青年部へのエールとも思える詩でした。

 竹岡 先生は書かれました。「青年こそ希望であり、社会の宝である」。先生の万感の期待に応えるべく、青年部から、希望みなぎる挑戦を開始していきます。

「幹部率先」で弘教

 志賀 男子部は本年、「全国3万」の折伏を目標に掲げ、スタート。前半の各地での創価青年大会等を通し、9月までに2万7000の拡大を達成しました。

 鈴木 たとえば、京都では、10・18「京都の日」を目指し、「部6」に迫る弘教を成し遂げました。

 志賀 その原動力は、リーダー率先です。総京都男子部長をはじめ、同創価班委員長、同牙城会委員長自らが折伏を達成。区・圏の男子部長の半数以上も弘教を実らせています。

 鈴木 広大な地域を駆け巡る、京都北総県の男子部書記長は本年、3世帯の折伏を達成しています。宿命転換を懸け、広布の使命に生き、弘教に挑戦する勇気は多くの友に波動し、同総県では、大学校生に関わるリーダーのほぼ全員が、折伏を結実させています。

 原田 青年部の広布拡大の息吹にあふれる姿に心を打たれた壮年・婦人部も、その折伏を心から応援してくれていますね。

 竹岡 支部1人のニュー・リーダーの輩出を掲げる北海道では、4月の青年大会を契機に、各部一体で、“新たな力”の育成に挑戦。目標の達成まで、あと少しのところまできています。

 鈴木 その力となっているのが、「一緒に勤行・唱題」「一緒に御書を研さん」「一緒に訪問・激励」など、新しいメンバーと時間を共有することです。

 原田 「若いメンバーの育成に携われることに、心から感謝しています」「自分の心も若くなります」などの声が壮年・婦人部から寄せられています。北海道では、各部一体の模範の人材育成が進んでいますね。

 志賀 躍進している地域に共通しているのは、リーダーの「面倒見の良さ」です。日常的に、親身になって、メンバーの話を聞く機会をつくることにより、皆が安心して、心軽く活動に励んでいます。

 原田 御聖訓には、「一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祇の母は唯・一なるべし」(御書1237ページ)と仰せです。一人への温かな励まし、一人の勇気の対話――その一滴一滴こそが、広布の大河となるのです。

 志賀 間もなく迎える11・5「男子部の日」は、昭和36年、10万人の“創価の革命児”が東京・国立競技場に集い、第10回男子部総会が開催された日です。この日、戸田先生が示された「国士10万」を、池田先生を中心とした青年が実現したのです。私たち男子部は、「11・5」から「師の期待に応える弟子の陣列」をさらに拡大していく決意です。

幸せを築く「教学」

 伊藤 女子部は今、11・12「女子部の日」を目指した、「池田華陽会御書30編」読了運動に全力を挙げています。

 山本 不動産管理会社に勤務する、神奈川・旭総区の教学部長は、職場での最優秀賞など、社会でも実証を示す中、読了運動にも積極的に取り組んでいます。

 伊藤 同総区では毎月、御書拝読会を開催し、新たな人材が数多く誕生。先週も、「旭総区女子部から、広布の先駆を切っていこう!」と声を掛け合いながら、実施しました。

 原田 先生は、「女子部の年代は、生涯にわたる幸せの軌道を建設する時代といえます。その軌道をつくる力が信心であり、教学なんです」と言われています。その指針通り、御書根本に立ち上がる女子部の姿は、皆の大きな希望です。

 伊藤 弘教においては、総大阪が、5月の青年大会に向けて、「支部2」に迫る折伏・入決を達成しました。その勢いは、とどまることなく、阿倍野総区のある部長は、9月に職場の後輩と対話。後輩から「私も学会に入って、福運あふれる人生を歩みたい!」と言われ、11・12「女子部の日」に向けて、さらなる対話に励んでいます。

 山本 「セレブレイト(祝賀)期間」(11月18日まで)を前進する、女子部の中核・白蓮グループのメンバーも活躍しています。
 東京・渋谷総区のあるメンバーは、昨年入会に導いた友人と一緒に、青年部教学試験3級に挑戦し、見事に合格。病と闘う母のためにも、一歩も引かずに任務、活動に挑む中で、モデルの仕事でも大きな結果を残すことができました。

 原田 青年部の見事な活躍、頼もしく思います。「青年の魂とは何か。偉大な目標に挑む気概だ。自ら求めて、新たな戦いを起こす覇気と行動力だ」――これが、師匠の思いです。
 青年部の全員が、「11・18」、そして先生の卒寿の誕生日となる明年の「1・2」へ。さらに、広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」へ、目標を明確にし、勢いよく新たな出発を切っていきましょう。

〈座談会 栄光の峰をめざして〉68 「新・人間革命」第29巻が発刊へ―― 師と共に使命の道をさらに 2017年10月30日

済み/〈座談会 栄光の峰をめざして〉68 「新・人間革命」第29巻が発刊へ―― 師と共に使命の道をさらに 2017年10月30日

会場提供をはじめ陰の功労の友に感謝
〈出席者〉
原田会長
原田光治 本社代表理事
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
座談会をはじめ、各種会合で、会場を提供してくださる友に心から感謝。こうした陰で広布を支えてくださっている方々の存在があってこそ、創価の前進がある(9月、大阪市内で)

 原田 池田先生は、先日の各部代表者会議へのメッセージの冒頭、全同志、なかんずく、激動のこの時も、たゆまず光を放ち続けてくれている、太陽の婦人部の皆さんへの心からの感謝を示され、「皆で大拍手を送ろう!」と呼び掛けられました。あらためまして、婦人部の皆さん、いつも本当にありがとうございます!(一同、大拍手)

 永石 先生の真心の励ましが、心に深く染み入ってきます。婦人部は、どこまでも、師弟直結で前進してまいります。

 伊藤 大変うれしいことに、11月16日には、小説『新・人間革命』第29巻が発売となります。

 原田 小説『新・人間革命』は、創価学会の“精神の正史”です。ここに、師弟の魂、信心の姿勢、学会の歴史など、学ぶべきことが収められています。いわば、私たちの“信心の教科書”といえます。

 原田(光) 先生は、今も聖教新聞に小説の連載を続けてくださっています。第30巻の第4章「暁鐘」の章です。日々、感謝の思いでいっぱいです。

 竹岡 この時に、聖教新聞を通して、先生のお心に触れ、広布に生き抜くことができる私たちの使命と福運は、計り知れません。

 永石 毎日の連載を切り抜き、「掲載の日付」とともに、ノートに貼り付け、“師弟の日記帳”を綴られている方もおられます。

 竹岡 先生は、先の代表者会議のメッセージの結びで、「札幌大会」「夕張大会」「東京大会」「大阪大会」などの60年前の大闘争の中、戸田先生から、眼前の勝敗を超え、「また戦うんだ。どこまでも戦うんだ」と、厳愛の叱咤を受けた事実を紹介されました。
 そして、“今も私の生命に轟くこの師子吼をわが弟子に贈りたい”と言われたのです。私たち青年部は、この言葉を深く受け止め、新たな戦いの先頭を走っていく決意です。

近隣配慮の心掛け

 原田(光) 広布の闘争には、第一線で奮闘する数多くの同志がいます。そして、光が当たらなくとも、黙々と使命の道を貫いてくださっている友もいます。

 永石 まずは、嵐のように多忙な日々の中も、聖教新聞を配達してくださっている「無冠の友」の皆さま! 本当にありがとうございます。皆さんあってこそ、私たちは、希望と勇気の根源である聖教新聞を読むことができ、先生と“対話”することができます。

 原田(光) 私からも重ねて、御礼申し上げます。特に、この10月は、雨も多く、急激な冷え込みもありました。また、台風の影響で、配達ができなかったり、大幅に遅れたりすることもあり、ご苦労を、お掛けします。配達に際しては、くれぐれも無理をすることなく、「無事故」最優先で、お願いいたします。

 原田 また、会場提供の方々にも、心から感謝を申し上げます。自宅を会場に提供する苦労が、いかばかりか。先生は、ご自身が会場を提供されてきた苦労を振り返りながら、「最高に尊い仏法の会座を支える功徳は、三世に輝き、無量無辺である。『冥の照覧』を深く強く確信していただきたい」と語られています。

 伊藤 小説『新・人間革命』第30巻「雌伏」の章には、長野県佐久市の個人会館の提供者宅へ、池田先生が訪問された様子が綴られています。

 原田 先生は、その功労に深く感謝され、一家を温かく包むように励まされながら、心すべき大切な点を話されます。「大変でしょうが、周囲のお宅には足しげくあいさつに伺い、『何かあったら、すぐにおっしゃってください』と、意思の疎通を図っていくことが大切です。近隣の方々が、快く協力し、応援してくださるようになれば、それ自体が広宣流布の姿なんです。個人会場は、広布の民衆城です。そこに、堅固な信頼の石垣を築くことが、学会を盤石にしていくことにつながります」と。

 原田(光) もちろん、この指針は、会場提供者だけでなく、会合の中心者をはじめ、使わせていただく私たち一人一人が、常に心すべきことですね。

 永石 具体的には、「使用時間の厳守」「清掃と整理整頓」「節電・節水」など、ルールを順守していくことが大切ですね。

 竹岡 さらに、近隣への配慮として、外では禁煙、また私語を慎み、駐車・駐輪などでも、絶対に迷惑をかけてはいけません。

 原田 会場提供の皆さんからは、「わが家に集う同志の方々の笑顔を見るのが、何よりの喜び」との言葉をいただきます。ゆえに、使わせていただく私たち一人一人が、その言葉に甘えることなく、気を引き締め、誠実な行動で感謝を表し、地域の“民衆城”を守り抜いていきたい。

「10帰運動」の励行

 原田(光) 一日一日、日没の時間が早くなっています。無事故のために、車を運転される方は、早めのライトの点灯を、お願いします。自転車も同様です。

 原田 特に女子部の皆さんは、午後10時までに帰宅する「10帰運動」を励行していただきたい。いまだに物騒な事件が相次いでいます。女子部の皆さんが、事故に巻き込まれることのないよう、皆で声を掛け合ってまいりたい。

 伊藤 ありがとうございます。女子部の大切な使命を果たすためにも、「10帰」の励行へ、皆で知恵を出し合い、価値的な活動を実践していきます。

 原田 ともかくも、リーダーは、これまで以上に、会場提供者や、無冠の友をはじめ、全ての学会員の皆さんの幸福と勝利、そして無事故を祈り、真心と大誠実で、感謝の言葉を伝えていきましょう。

〈池田先生と共に 新時代を進む〉20 2017年10月30日

済み/〈池田先生と共に 新時代を進む〉20 2017年10月30日

苦楽を共に不屈の信心で

 相次ぐ台風の被害に心よりお見舞い申し上げます。各地の皆さまの無事安穏を、また早期の復旧を、さらに被災された方々の変毒為薬を強盛に祈ります。
 そして尊き配達員の宝友が日々、健康で、絶対無事故であるよう、妻と真剣に題目を送っています。
 ― ◇ ― 
 「月月・日日につより給へ」(御書1190ページ)
 我らは、この御聖訓通り、どんな時も、たゆむ心なく、「人間革命」という幸福の自転を繰り返し、「広宣流布」という平和への公転を、皆で力強く進めていくのだ。
 言うに言われぬ苦労も、思いも寄らぬ試練もある。
 あの剛毅な四条金吾でさえ、打ち続く苦境に、思わず「大難雨の如く来り候」と弱音をこぼしたことがあったようだ。
 日蓮大聖人は、大きく包容してくださりつつ、譬えを引かれ、難を乗り越える信心を愛弟子に打ち込まれた。〈同1136ページ〉
 松の木は長年の風雪を耐えながら、見事な枝振りの風格を備えるではないか。法華経の行者は、難に遭うほど生命の勢いを倍増し、「久遠長寿の如来」として永遠に崩れざる大境涯を必ず開いていけるのだ――。
 厳愛の叱咤に、金吾夫妻は再び立ち上がり、「雨の如く」襲いかかる讒言にも屈しなかった。信心即生活、仏法即社会の模範を示し、「よかりけり・よかりけり」と謳われゆく勝利を飾っていったのである。
 「雨」といえば――
 雨の関西文化祭(1966年)、雨の沖縄平和文化祭(83年)、そして雨の神奈川青年平和音楽祭(84年)等々、思い出は尽きない。
 天が試すような逆境を、一緒にはね返した負けじ魂の若人たちが、堂々たる大樹と育ち、名指揮を執ってくれている。
 わが創価家族の大闘争は御本仏が全て御照覧であられる。一人一人の健気な同志が、「陰徳陽報」の大果報を勝ち得ないわけがない。
 ― ◇ ― 
 間もなく、70カ国・地域からSGIの代表が、秋季研修会で来日する。栄光の創立記念日は目前である。
 世界のリーダーと肩を組んで、心新たに、全員が若々しい生命で出発するのだ。
 苦も楽も分かち合って、万年先の地涌の友まで照らし、励ましゆける不屈の民衆凱歌の叙事詩を、いよいよ朗らかに綴り広げようではないか!

〈座談会 栄光の峰をめざして〉67 宝の同志の奮闘に心から感謝―― 「11・18」へ新たな決意で前進! 2017年10月26日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉67 宝の同志の奮闘に心から感謝―― 「11・18」へ新たな決意で前進! 2017年10月26日

公明は国民の期待に応えよ
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
誉れの「11・18」学会創立記念日へ世界の友も清新な決意にあふれて

 長谷川 このたびの台風により、被害に遭われた地域の方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 原田 悪天候が続く中、全国の同志の皆さまが、各地で対話拡大に多大な尽力をしてくださいました。大激戦を走り抜いてくださった全ての方々に感謝を申し上げます。筆舌に尽くせぬ大奮闘、誠にありがとうございました。

 長谷川 真剣に祈り、戦い切った結果は、全て御仏意であり、深い意味があります。信心の眼から見れば、皆さんが「陰徳陽報の大果報」に包まれることは間違いありません。ともどもに大健闘をたたえ合っていきたいと思います。

 永石 御聖訓に「悦しきかなや・楽かなや不肖の身として今度心田に仏種をうえたる」(御書286ページ)と仰せです。池田先生は、この御文を通して、「大事なことは、わが宝の同志が自身の心の大地に無量の福運を積み、そして民衆の心の大地に無限の幸の仏縁を広げゆくことだ。これが一番の大勝利だ」と語られました。

 長谷川 広宣流布は永遠の長征です。私たちの世界平和への誓願の大行進はこれからも続きます。新たな決意で、新たな目標へ向かって、仲良く団結して出発してまいりたい。

 原田 まずは、来月迎える栄光の「11・18」を目指し、そして、池田先生の卒寿の誕生日である明年の「1・2」に向けて、師匠と共に、世界の同志と共に、「いまだこりず候」(同1056ページ)、「一度もしりぞく心なし」(同1224ページ)の精神で朗らかに大前進をしていきましょう。

日本の政治の柱に

 長谷川 あらためまして、このたびの第48回衆議院選挙において、史上まれに見る短期決戦の中、最後の最後まで、公明党を支えてくださった全ての皆さまに、感謝・御礼を申し上げます。

 原田 支持者の方々の血のにじむような労苦と奮闘のお陰で、公明党があります。公明党は、一人一人の真心を断じて忘れることなく、大恩に報いていってもらいたい。

 竹岡 513票という僅差で、大接戦を競り勝った北海道10区をはじめ、公明党は8小選挙区で激戦を突破。比例区では全てのブロックで議席を獲得し、21人が当選。合わせて29議席を獲得しました。惜しくも当選に及ばなかった地域も、前回票を上回るなど、大健闘を果たしました。

 志賀 自公両党では衆院全体の3分の2を上回る議席を獲得し、政権基盤が強化されました。各紙でも、「政治の安定を維持し、経済再生や日本の安全確保できちんと結果を出してほしい。それが、今回示された民意だろう」(23日付読売新聞)など、結果について分析しています。

 竹岡 今回の衆院選は、経済や外交をはじめ、政治を前に進めてきた自公連立政権に日本の未来を託すのか。それとも、野党に委ねるかを問う政権選択の選挙でした。結果として日本の未来の舵取りは、自公連立政権に託されました。

 永石 連立政権の要として公明党はこれまで以上に「庶民の視点」「生活者の視点」を大切にして安心を届けてほしいですね。「教育負担の軽減」もぜひ実現してもらいたいと思います。

 志賀 日本は今、さらなる経済再生、本格的な少子高齢化、緊迫する北朝鮮問題など、重要課題が山積しています。日本の未来を開くためにも、いよいよこれからが、公明党の本領発揮の時です。改革を進めるとともに、全国3000人の議員が結束し、比類なきネットワークの力で、国民のために掲げた公約を有言実行で果たしてもらいたい。

 伊藤 各界からの期待も大きいですね。政治評論家・森田実氏は「結党以来、50年間にわたり積み上げてきた、その信念の行動の数々は、日本の政治にとってとても貴重なものであり、ここにこそ本来の政治の原点がある」「(公明党は)今や日本の政治の柱となりました」と語っています。

 竹岡 「一部の人ではなく、すべての人のための政治。日本一国のみならず、世界のための政治。そのような『人間主義』、世界市民的な視野を持った政治を、公明党は半世紀余にわたって貫いてきた」(作家・佐藤優氏)との声もあります。

 原田 公明党はこうした期待を胸に、「大衆とともに」との不変の立党精神をどこまでも貫き、国民のため、日本のため、世界のために、全身全霊を賭して戦い抜いていただきたい。

万全の体調管理を

 伊藤 秋の深まりに合わせて、気温が低下し、日没の時間も早くなってきました。先日は、都心でも60年ぶりとなる寒さを記録しました。

 永石 天候が変化する時は体調を崩しやすくなります。特に朝晩は冷え込みますので、服装など防寒対策を心掛けたいですね。

 原田 風邪などをひかないよう、今から小まめな手洗い・うがいを習慣化することも大切です。疲れがたまっている時は早めに休むなど、生活リズムを整えてください。日々の真剣な祈りを根本に、体調管理に万全を期して、一日一日を価値的に、聡明に過ごしていきましょう。

〈座談会 栄光の峰をめざして〉66 誉れの「11・18」へ師弟勝利の暁鐘を! 限界を破るのは気迫と執念 2017年10月19日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉66 誉れの「11・18」へ師弟勝利の暁鐘を! 限界を破るのは気迫と執念 2017年10月19日

「大衆とともに」を貫く公明党
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
わが地域から「立正安国」を決する歴史的な大攻勢を!(左上から時計回りに、東北・福島、関東・茨城、九州・福岡、関西・大阪の集い)

 原田 栄光の「11・18」を断じて勝ち飾ろうと、全国の同志が猛然と対話拡大に走ってくださっています。先日、伺った北海道では、何としても勝利をと、各部が心一つに団結し、逆境をはね返す戦いを繰り広げています。
 
 永石 神奈川でも、共戦の連帯固く、苦境を勝ち越えるため、全魂込めて正義の拡大に奔走しています。
 
 長谷川 各人の眼前の戦いの勝利こそが、広宣流布と立正安国の万年の大道を開くことにつながります。
 
 原田 かつて池田先生は「ひとたび戦いを起こしたならば、断じて勝たねばならない。勝って、広宣流布の偉大な歴史を残すことだ」と呼び掛けられました。そして、「信心しきった者は、最後は必ず勝利する」と指導されました。
 
 長谷川 「鎌倉より京へは十二日の道なり、それを十一日余り歩をはこびて今一日に成りて歩をさしをきては何として都の月をば詠め候べき」(御書1440ページ)――幾度も拝してきた御金言です。「これからが、一番大切な時」と心を定めて進んでまいりたい。
 
 永石 後から、「もっと真剣にやっていればよかった」と思うような悔いだけは絶対に残してはなりません。「これほど祈り、語ったことはない」と最後まで強盛な祈りで限界突破の拡大に挑んでいきましょう。
 
 竹岡 御聖訓には「権門をかっぱと破りかしこへ・おしかけ・ここへ・おしよせ」(同502ページ)と仰せです。日蓮大聖人は末法万年の民衆救済へ、徹底した「折伏精神」「破折精神」で歩きに歩き、語りに語り、正義の対話闘争に生涯をささげられたのです。
 
 志賀 民衆の幸福を目指す創価の対話運動もまた、臆さず威風堂々と真実を語り切ることが重要です。
 
 長谷川 勝敗を分かつのは「執念の差」であり「勢いの差」です。どちらが真剣か。気取りや見栄などかなぐり捨て、「最後の一日」「最後の5分」まで、戦い続けた方が勝ちます。
 
 原田 私たちには絶対勝利の信心があります。「断じて勝つ」と決め、「もう一歩!」「あと一押し!」との気迫で攻め抜いてまいりたい。一人一人が決勝点まで全速力で走り切り、師弟勝利の暁鐘を打ち鳴らしていこうではありませんか!

「安心と安定」こそ

 伊藤 いよいよ衆院選の投票日(10月22日)まで、あと3日。日本の未来を決める重要な選挙です。まだ支持を決めていない人が約4割で、情勢の変化もあり得ると報じられています。
 
 竹岡 自公政権による政治の「安定」か。野党による政治の「混乱」か。そして、少子高齢化北朝鮮の脅威など、課題山積の中、国民に「安心」をもたらすのは、どの政党か。この点が問われる「安心選択選挙」といえます。
 
 伊藤 中でも、公明党は「三つの安心」を掲げていますね。
 
 永石 ①将来の子育てや社会保障の安心②緊迫化する北朝鮮問題に対し、各国と手を携えて解決できる安心③連立政権公明党がいることで庶民目線の政治が進む安心、です。日本にとって不可欠な「安心と安定」の要こそ、公明党です。
 
 竹岡 一方で、野党の多くは、旧・民主党出身者。2009年から3年間、民主党政権は失政を続け、日本の経済・外交を悲惨な結果に導きました。「不安と混乱」を生み、多くの国民に政治への不信をもたらしました。
 
 志賀 特に立憲民主党はあの“悪夢”と呼ばれた時代に政権の中枢を担った閣僚たちが顔を並べています。
 
 竹岡 東日本大震災当時の首相と官房長官が、最高顧問と代表に就いているのが、今の立憲民主党です。当時の政権の震災対応は「遅い、鈍い、心がない」と被災地で大ひんしゅくを買いました。特に原発事故は「人災」とも言われました。
 
 志賀 東北の方が心底怒っていました。「立憲民主党は“東日本大震災が原点”“まっとうな暮らしを取り戻す”と言っているが被災地から“まっとうな暮らし”を奪ったのが、当時の民主党政権ではないか」と。
 
 伊藤 翻って、公明党は当時、野党でしたが、被災者の方々や被災自治体の首長、多くの識者から、「公明党は、地方議員から国会議員まで一体となって、現場の声を受け止め、政府を動かした。これはすごいこと」「もし公明党がいなかったら復興はもっと遅れた」等の声が相次ぎました。
 
 竹岡 立憲民主党は今、“筋を通す。理念や政策は曲げられない”等と言っていますが、民主党時代に政権を取っても、約束した政策をほとんど実現できず、国民を失望させました。
 
 志賀 民主党から民進党へ変わり、さらに希望の党へ移ろうとして拒否され、選挙のために寄り集まったに過ぎません。短期間に度々、“筋を曲げてきた”選挙互助会です。
 
 竹岡 立憲民主党は“違憲自衛隊は解散”“日米同盟の破棄”と訴える共産党選挙協力も進めている。北朝鮮の脅威から日本の安全をどうやって守るのか。極めて無責任といえます。
 
 伊藤 見た目や、聞こえのいい言葉にだまされず、どの政党が、現実に国民のために働いているかを見極めることが大切ですね。
 
 永石 公明党には、他党にない、地域に深く根ざした全国3000人の議員の「草の根のネットワーク力」があります。震災の時も、立党精神を胸に、一人一人の「声なき声」を聞き、政策として実現してきました。
 
 長谷川 政治評論家の森田実氏も語っていました。「見えざるところに手を伸ばし、現場主義で隅々まで光を当てる。『大衆とともに』という立党精神に根ざし、苦しんでいる大衆と一緒に歩んでいく。『共生』『共苦』『共栄』の思想を根本に置く議員集団・公明党は日本の宝なのです」
 
 原田 「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」――不変の立党精神は、半世紀を超えた今も、光彩を放っています。公明党衆院選を断じて勝ち越え、日本の未来を開いてもらいたい。

〈座談会 栄光の峰をめざして〉65 御聖訓「ちかいし願やぶるべからず」 不屈の負けじ魂で徹して前へ 2017年10月16日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉65 御聖訓「ちかいし願やぶるべからず」 不屈の負けじ魂で徹して前へ 2017年10月16日

公明は政策実現力ナンバー1
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
今こそ創価の底力を振り絞り、歴史的な逆転勝利を!(左上から時計回りに、北海道・留萌創価県、大空知南県、神奈川・保土ケ谷総区、旭総区の集い)

 原田 全国の同志の皆さまの、日々の尊き献身に、心から感謝申し上げます。先日伺った東北では、復興のシンボル・東北文化会館の開館1周年を荘厳しようと、歴史を開く執念の大攻勢に打って出ています。

 永石 熊本地震から1年半となる九州でも、各部が総立ちとなり、猛然と対話拡大に走り抜いています。

 志賀 「敢闘精神」みなぎる関東各県の同志も、勝利の峰に向かい、怒濤の大前進を続けています。

 長谷川 池田先生はかつて、「いかなる戦いも、『勝つ』と決めて、最後の最後まで進み抜いた方が勝つ。いざという時に戦い切れば、永遠に崩れない常楽我浄の軌道を開くことができる」と指導されました。これこそ、不可能を可能にする勝利の鉄則です。

 原田 本当の壁は自身の心の中にあります。「自分一人くらい、いいだろう」という油断、「ここまでやれば十分」という慢心、「もう時間がない」というあきらめを一切、排することです。「断じて勝ち抜く!」と強く一念を定め、最後の最後まで行動を起こしていくことです。それは“自身の弱い命との戦い”でもあるのです。

 長谷川 決勝点が近づくほど、魔の働きも強くなります。大切なことは周囲の状況や環境に振り回されないこと。そして「ちかいし願やぶるべからず」(御書232ページ)との精神のまま、自ら誓った目標に向かって前進し続けることです。

 原田 日蓮大聖人は、度重なる大難にも、「いまだこりず候」(同1056ページ)との気迫で、民衆救済の闘争を続けられました。今こそ私たちも、日蓮仏法の真髄である、この不屈の「負けじ魂」を命に刻む時です。最後の一瞬まで「攻めの対話」に徹してまいりましょう。

3つの選択基準

 伊藤 衆院選の投票日(10月22日)まで6日。連日報道され、有権者の関心も高まってきています。

 竹岡 今回の選択基準は確かな「政策と実績」があるか、国民に「安心」をもたらす政党はどこか。「安心選択選挙」ともいえます。

 志賀 本格的な少子高齢化や、緊迫する北朝鮮の脅威など、「不安」を感じている国民に「安心」をもたらすのは、与党か野党か。この点が問われています。

 伊藤 公明党は「三つの安心」を掲げていますね。

①将来の子育てや社会保障の安心

 永石 公明党は「子育て支援の元祖」です。教科書無償配布や児童手当の創設等、半世紀以上にわたり実績を重ねてきました。教育費を心配せずに子育てができるよう、今回、「教育費の負担軽減」を掲げています。幼児教育の無償化、私立高校授業料の実質無償化、給付型奨学金・授業料減免の拡充を目指しています。

 長谷川 また、高齢者の暮らしを守るため、「低年金者への加算(月最大5000円)」や「介護保険料の軽減拡大」の前倒し実施なども掲げています。

北朝鮮問題を各国と解決する安心

 志賀 弾道ミサイル等の北朝鮮の脅威に対し、自公政権憲法の枠内で成立させた「平和安全法制」などにより、日本は米国をはじめ、国際社会と連携して対応することができています。

 竹岡 諸外国からも「問題解決のためには、日本の政権を安定させてもらいたい」との声が上がっています。公明党が政権にいることで政治が安定し、外交も進んでいます。世論調査でも現政権の外交などを評価するデータが出ています。

③「庶民目線の政治」を進める安心

 永石 公明党が政権にいることで「庶民目線の政治」が進み、「安心感がある」という声もありますね。

 伊藤 今回の重点政策も「庶民の視点」が貫かれ、具体的な、公明党らしさが光っています。他党にはない「草の根のネットワーク」で一人一人の「小さな声」を政策に反映してきました。

 長谷川 九州大学・藪野祐三名誉教授も語っています。「結党以来、公明党は一貫して『庶民の政党』『大衆の政党』として歩んでいます。連立与党の一員となった今も、公明党には全国3000人もの地方議員と国会議員との強いネットワークが生きています」

 志賀 その一方で、政策そっちのけで、自分たちの“議席の生き残り”に右往左往する野党の姿が目立ちます。たとえば、立憲民主党共産党は、自衛隊について「合憲」と「違憲」で、方針が正反対にもかかわらず、手を組んでいる。まさに選挙目当ての野合です。

 竹岡 野党の政策は、聞こえは良くとも、財源などの裏付けのないものが多すぎます。2009年、今の立憲民主党の議員が中枢を担った旧民主党政権が、いい加減な公約を並べ、全く実現できなかったことをよく覚えています。

 志賀 政策は、有権者との約束。票欲しさに“バラ色の政策”を出せばいいというものではありません。

 永石 公明党と他党との一番の違いは、多彩な実績を持つ「政策実現力ナンバーワン」であることですね。約束した政策を必ず実現する力があります。軽減税率の導入、年金受給資格期間の短縮(25年→10年)も公明党の推進で実現しました。

 竹岡 識者からも「公明党は現実に、統治機構の中で自民党とも官僚とも連携しながら、着実に政策を推進していく政党」「円熟した与党・公明党にしかできない大事な仕事」(東京大学御厨貴名誉教授)など多くの期待の声があります。

 原田 公明党には、「小さな声」を実現する力、そして「庶民の視点」で政権運営を行うバランス感覚があります。これからも徹して「大衆とともに」の立党精神を貫き、「安心の未来」を開いてもらいたい。