〈池田先生と共に 新時代を進む〉20 2017年10月30日

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苦楽を共に不屈の信心で

 相次ぐ台風の被害に心よりお見舞い申し上げます。各地の皆さまの無事安穏を、また早期の復旧を、さらに被災された方々の変毒為薬を強盛に祈ります。
 そして尊き配達員の宝友が日々、健康で、絶対無事故であるよう、妻と真剣に題目を送っています。
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 「月月・日日につより給へ」(御書1190ページ)
 我らは、この御聖訓通り、どんな時も、たゆむ心なく、「人間革命」という幸福の自転を繰り返し、「広宣流布」という平和への公転を、皆で力強く進めていくのだ。
 言うに言われぬ苦労も、思いも寄らぬ試練もある。
 あの剛毅な四条金吾でさえ、打ち続く苦境に、思わず「大難雨の如く来り候」と弱音をこぼしたことがあったようだ。
 日蓮大聖人は、大きく包容してくださりつつ、譬えを引かれ、難を乗り越える信心を愛弟子に打ち込まれた。〈同1136ページ〉
 松の木は長年の風雪を耐えながら、見事な枝振りの風格を備えるではないか。法華経の行者は、難に遭うほど生命の勢いを倍増し、「久遠長寿の如来」として永遠に崩れざる大境涯を必ず開いていけるのだ――。
 厳愛の叱咤に、金吾夫妻は再び立ち上がり、「雨の如く」襲いかかる讒言にも屈しなかった。信心即生活、仏法即社会の模範を示し、「よかりけり・よかりけり」と謳われゆく勝利を飾っていったのである。
 「雨」といえば――
 雨の関西文化祭(1966年)、雨の沖縄平和文化祭(83年)、そして雨の神奈川青年平和音楽祭(84年)等々、思い出は尽きない。
 天が試すような逆境を、一緒にはね返した負けじ魂の若人たちが、堂々たる大樹と育ち、名指揮を執ってくれている。
 わが創価家族の大闘争は御本仏が全て御照覧であられる。一人一人の健気な同志が、「陰徳陽報」の大果報を勝ち得ないわけがない。
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 間もなく、70カ国・地域からSGIの代表が、秋季研修会で来日する。栄光の創立記念日は目前である。
 世界のリーダーと肩を組んで、心新たに、全員が若々しい生命で出発するのだ。
 苦も楽も分かち合って、万年先の地涌の友まで照らし、励ましゆける不屈の民衆凱歌の叙事詩を、いよいよ朗らかに綴り広げようではないか!